(女性弁護士の法律コラム NO.184)
昨日午後は、日弁連交通事故センターの「交通事故無料電話相談」の担当だった。
午後1時から4時まで、京都弁護士会の中の1室で一人で電話相談を受けた。
このシステムは、詳細はよくわからないが、相談者が電話をかけると、東京につながり、そこから全国各地の弁護士会の相談電話に転送されるしくみのようだ。
だから、相談の電話も全国各地から入る。
昨日は、3時間の間に12-3件位の電話を受けた。
相談者の住まいは、関西のみならず、岩手や栃木、東京もあった。
相談が終わり、受話器を置いたら、すぐに次の相談が入る忙しさ。
相談時間は、10~15分くらいでと指示されているので、次々と回答しなけれならず、経験の浅い弁護士が担当の時は大変だろうなと思った。
短時間での電話相談なので、書面を読んだり突っ込んだ相談は無理だが、一人で悩むより、ほんのちょっとアドバイスを受ければわかることや安心できることもたくさんあるので、気軽に利用してほしいと思う。
例えば、昨日の相談内容は、
・弁護士特約保険に加入しているのに、軽微な事故には特約を「使わない方がよい」と保険会社から言われた(被害者側)。
・1ヶ月前の死亡事故(被害者側)。加害者側保険会社が早く示談をしてほしいと言うが、刑事事件の推移を見たいがどうか。
・仕事中の事故(被害者側)。労災と加害者側保険とどのように請求したらよいか。
などなど。
余談だが、全国から電話がかかるので、最初の相談者の声のイントネーションで、この人は「東北地方の人?」「中部地方の人?」などと、無意識に考えている自分がおかしかった。
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