1. 講演会「『積極的平和主義』を問い直す」(主催 京都弁護士会)
女性弁護士の法律コラム

 
(女性弁護士の法律コラム NO.202)
 
4月25日(土)の午後は、京都弁護士会館で、同会と日本弁護士連合会の共催で、講演会「『積極的平和主義』を問い直す」が開催された。
 
開場時間の午後1時少し過ぎに会場に行くと、もう補助椅子を出さなければならないほどのたくさんの聴衆が来場されていた。
 
第1部は、元自衛官の泥憲和(どろ のりかず)さんの講演。
泥さんは、中卒の1969年に陸上自衛隊入隊し、三等陸曹で退官したという経歴の持ち主。
 
自公が積極的平和主義の根拠として言う「危機」や集団的自衛権行使の「歯止め」がマヤカシであることをわかりやすく説明。
フィリピンのミンダナオ島では、日本人(JICA=ジャイカ)が武装なき停戦監視で学校再建などいかに重要な役割を果たしたか、そして集団的自衛権を導入することは日本への信頼を失わせることだと強調された。
また、自衛隊の機関誌「朝雲」では、安倍内閣に「もっと冷静沈着になれ」という記事が掲載されているとのこと。
更に、元自衛隊の幹部らが、あちこちの集団的自衛権に反対する集会で発言されていること。
 
などなど、普段ではなかなか聞けない話が語られ、実に面白かったし、勉強になった。
 
 
 
 

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