1. 「マイナンバーは違憲」、5地裁で一斉提訴
女性弁護士の法律コラム

「マイナンバーは違憲」、5地裁で一斉提訴

 
(女性弁護士の法律コラム NO.215)
 
2016年1月から本格的に運用が始まるマイナンバー制度。
個人情報が漏洩される危険性が高く、憲法が保障するプライバシー権を侵害するとして、2015年12月1日、弁護士や住民ら計156人が、国を相手にマイナンバーの利用停止や削除を求める「マイナンバー違憲訴訟」を一斉に提起しました(2015年12月1日付け京都新聞朝刊)。
 
提訴したのは、仙台、新潟、東京、金沢、大阪の5地裁です。
今後、横浜や名古屋、福岡でも提訴が予定されているようです。
 
訴状では、マイナンバー制度は、個人情報を本人の同意なく集めており、自分の情報がどう使われるかをコントロールする権利を侵害していると主張。
さらに、セキュリティ対策が不十分で、民間から個人情報が漏れ、成りすましの被害に遭う恐れもあるとしています。
 
先日もこのブログで書きましたとおり、私もマイナンバーについては、大きな不安や危険性を感じていますので、まだ通知カードを受け取りに行っていませんし、個人カードを申請しようとも思っていません。
でも、もう私に番号はつけられてしまっていますし、行政側からどこかへ番号が漏れてしまうことは当然あり得ることです。
 
訴訟の推移に注目していきたいと思っています。
 
 
 
 
 
 
 

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