1. 乙武洋匡氏の不倫について妻が謝罪!? なんで?
女性弁護士の法律コラム

 
(女性弁護士の法律コラム NO.223)
 
最近、あっちこっちで不倫が取り沙汰されている。
週刊文春に続き、本日3月24日発売の週刊新潮が、「『乙武クン』5人との不倫」と題して作家乙武洋匡氏の不倫の記事を掲載している。
 
不倫した芸能人らが、マスコミに対し、記者会見を開いて謝罪するのは、とても違和感を覚える。
貞操義務はあくまで夫婦の間の問題であり、マスコミが面白おかしく取り上げて騒いでいるだけで、世間に対し、謝罪する必要なんてない。
だから、乙武氏がホームページで早々に謝罪したことは、いくら有名人であっても変。
(ただ、記憶に新しい、宮崎元自民党国会議員の場合は、国民の代表である国会議員であり、育休宣言の裏に不倫があったり国会中にラブラブメールをしたりとか、これはダメね。謝罪は当然。彼が辞任したことによる補欠選挙に、2億円とか3億円とかかかるというから、明らかに税金の無駄遣い。)
 
ところが、それ以上に、今回の乙武氏の場合、本人の謝罪だけでなく、妻も謝罪のコメントを出している。
これは、きわめて異例。
 
「多くのみなさまにご迷惑をおかけしたことをお詫び致します」
「このような事態を招いたことについては、妻である私にも責任の一端があると感じております」
 
なんで、妻が謝るの?
妻の責任って? 夫に対する監督不行き届き?
妻は被害者じゃないの。
法律の上では、妻に責任はありませんよ。
 
乙武氏は、今夏の参議院東京選挙区に自民党の「目玉候補」として出馬予定と言われていた。
なんか、夫婦そろっての謝罪は、「自民党さん、ゴメンナサイ」と言ってるように聞こえてならない。
それとも国民向けの選挙対策?
こんなことがあっても彼は出馬するんでしょうか。
「国民の代表」としての政治家ではなく、別な道で頑張ってください。
 
 
 
 

月別アーカイブ

弁護士紹介TOP