人の目は、前向きについている。 見えないと恐怖心が生じる。 なので、後ろをとられると、警戒心が大きくなる。 ゴルゴ13ではないが、後ろからの視線は気になる。
それほどまでではないが、真正面も、本能的に警戒警報発令状態を招く。 人と話をするときは目を見て話せ、といわれるが、じーーっと見られるとしんどい。 自分の領海内に土足で踏み込まれる、というような意識が働くからなのだろう。
で、カウンターを挟んで向かい合わせとなる座席設定となっているところで昼ご飯を食べていた。 少し時間をずらせたので、席には余裕があり、ぽつぽつ程度に座っているだけ。 もちろん正面には人がいない席に座った。 メニューが運ばれてきたので、食べ出した頃、新しい客が入ってきた。 前方の席は、7~8席分は空いていた。 が、何かいやな予感がした。 案の定、真正面の席で止まった。 わずか2メートル程度前にこっちを向いて座っている全く見知らぬ人がいる、という場面設定は、極力避けたい。 それをわざわざ・・・
普通に顔を上げたら、目が合ってしまう位置関係になる。 話をする相手でもないのに、その位置に来られるのは嫌なものだ。 その無神経な態度に虞を抱いて慌てて食べてすぐ店を出た。
警戒心を持たれない(持ちにくい)位置は、斜め前である。
口説くときは横からやや見上げるような視線で、というのが女性向け雑誌に載っていたなぁ。