静岡地裁は、今日(27日)、袴田事件で、再審開始を決定した。
重要な証拠については、捜査機関がねつ造した疑いもあるとしており、また、刑と拘置の執行停止も決定し、「拘置を続けることは耐え難いほど正義に反する」と言及した。
これに対し、検察側は、この決定を不服として東京高裁に即時抗告をするという方針である、ということらしい。
48年もの間、死の恐怖(死刑判決ですので)に曝し続け、検察官はこの上まだ恥の上塗りを続けるのであろうか。
もともと、警察での自白調書は信用できないとして証拠とすることが否定されながら、たった1通の検察の調書だけで死刑判決を下した、とんでもない「欠陥」判決である。地裁でこの判決を起案したといわれる裁判官自らが無罪だと思いながら有罪判決を書かされたという曰わく付きの判決である。
1日も早く無罪が確定し、健康状態を取り戻され、平穏な生活を取り戻されることを祈っています。