1. 2021年6月

2021年6月アーカイブ

鴨川沿い

刑事弁護をしていると京都拘置所に接見に行くことも必要となります。公共交通機関だと最寄り駅は近鉄ですので、事務所の多くが位置する裁判所近辺からだと乗り換える必要があります。そのため、地下鉄だと乗り換え無しで行けるので、くいな橋の駅を利用する人が多い。待ち時間などを入れると片道だいたい事務所から35分~40分くらいは余裕でかかります。

一番早い交通手段は、たぶんバイクですが、次の手段は自転車になります。ですが、最短ルートでも(裁判所から)拘置所まで7キロを超えますし、帰りは若干登りになることから自転車で行く人は希です。特にママチャリで拘置所まで行く弁護人はほとんどいません。

しかし、これが、鴨川沿いの遊歩道(自転車通行可)を通ると信号はないし、待ち時間もなく30分かからずに行くことができます。雨の日とか猛暑下だと別の心配があるので、止めた方がいいかもしれませんが、結構快適です。ちょっと前にくいな橋の近くに遊歩道から車道に出られる道が整備されたので更に行きやすくなってます。途中、鴨川の東岸から西岸に移らないといけなくて、その取付道の坂がちょっと苦痛というところですが、信号無しというのがいい。帰りはのんびり川面をみながら、たまにはカワセミにも会えたり、鯉の産卵(結構豪快です)もみられるかも知れません。オオサンショウウオの目撃情報もあったりします(見たことはないですが)。ただ、向かい風になることが多いのが玉に瑕というところです。

メダカ

町内会の「夏の集い」でもらったメダカが、年々(大体3年くらいか?)代替わりしつつ、数が増えてきた。メダカは、親メダカのいる睡蓮鉢で孵化すると、親メダカに食べられてしまう。そこで、増やそうと思えば、子メダカ用の鉢を用意し、そこに卵を分ける作業が必要になる。

これまで、さほど何も考えずに、卵を産み付ける布袋草を、毎日のように、親メダカのところと子メダカのところを入れ替えていた。それでも、結構孵っていたので、「うちのメダカは産卵後1日くらいで孵化するのだろうか?」と勝手に思っていた。しかし、本来そんなはずもなく、水温にもよりけりだけど、産卵後およそ10日で孵化する。なので、毎日、行ったり来たりさせていた時には、たぶん、毎日のようにどのメダカかは産卵をしており、ちょうど子メダカ用の鉢に来たときに10日目の孵化期を迎えた卵だけが孵っていたということなのだろう。

ただ、今回、布袋草を買ってきて、1日だけ親メダカの睡蓮鉢に入れたのを、子メダカの睡蓮鉢に入れ替えたら、1匹だけ孵化していた。本当は、1日で孵化するのではないか、と改めて考えてしまった。

おそらく、正解は、布袋草についていた卵ではなく、別の水草についていて残っていた卵が孵っただけなのだろう。その後、布袋草を入れ替えても、卵は孵らず(卵が産み付けられているのかも小さすぎて分からない)、しかし、布袋草購入から9日目くらいで、1匹だった子メダカが2匹に増えていた。ただ、子メダカはすごく小さくて、色も水の色に近いので老眼のため見えていないのかも知れない。しかし、2匹は同時に確認できた。

今日(6月17日)で、12日目になる。さて、子メダカは増えているのか。この間、蚊も卵を産むので、ボウフラの動きが目立っていた。子メダカの姿が確認できたら、そことは反対の方にいるボウフラを掬って、親メダカの睡蓮鉢に入れる。そうすると、瞬時に親メダカの口が動く。このとき、誤って、子メダカも掬ってしまっていたら、ボウフラと同じ運命をたどらせることになる。老眼にはなかなか手強い作業である。

ちなみに、1匹目と2匹目では、3倍くらい大きさが違う(10日でそのくらい成長する)。なので、しばらくみていても、なかなか2匹目が見つからない(大きい方を見つけるのも結構一苦労)。毎朝のちょっとした楽しみだ。

ブランド

コーヒー豆のポイントがかなり貯まったので、普段は絶対に買わない「ブルーマウンテン」を買った(ポイント利用で普段よりも格段に低価)。 一般の豆よりも、値段は3~5倍ほど高いんだから、きっと味も違うんだろう、と期待してコーヒーを入れてみた。 香りは、悪くはないけど、3倍の価値があるのか??? 飲んでみた、3倍の価値があるのか??? という印象を持った。 味音痴だから仕方ないのか? と思っていた。

ところが、ブルーマウンテンの豆は、ほとんど日本にしか輸出されていないとのこと、日本以外には、他の豆の3倍もの値段では売れないから生産された豆の9割以上が日本向けとなっているのだとか。コーヒー豆を扱うプロに言わせると、ブルーマウンテンの豆で入れたコーヒーが特別に美味しいというわけではないということで、ちょっとほっとした。ブランドイメージだけで、味覚に関係なく割高で取引されているというのが実態だそうだ。「英国王室御用達」ということでブランドイメージが揺るがない程にできあがってしまったようだ。コーヒー豆屋さんの戦略大成功というところか。そのイメージが、昭和を越え、平成を越え、令和になっても生きているということのようだ。

まぁ、そうであれば、贈答品とかに使う場合には、利用すればいいけど、普段自分で飲む分には、他の豆を選択すればいいだけのこと。

ところで、ネットで、「おいしいコーヒーの入れ方」をいくつか検索して、いろいろ試してみたが、なかなか思うようには入れられない。いろんな方法があるようで、人によって入れ方が異なることから、それぞれ試したが、道具も違うし、同じようにはいかないみたい。ただ、以前みたいに、やたら酸っぱいとか、やたら苦い、薄い?というのはなくなってきた。おいしい、と思える回数も増えてきた。すごく美味しい、にはなかなかたどり着けないけど。

運転免許写真の活用法

運転免許の更新の際、免許証に表示するために写真を撮ります。 その写真が、運転免許証以外に使われている、ということをご存じでしょうか。

 刑事弁護をしている弁護士間の交流の場で、面割り台帳の写真に運転免許更新の際の写真が使われているということが明らかになってきました。 もちろん、本人の同意などありません。勝手に使われているのです。 そのような使い方はおかしいのではないか、端的に違法ではないか、と争ったようなのですが、検察官は、何の問題があるんですか、という態度で、判決も、特に大きな問題はない、と判断をしたとのことでした。
 面割り台帳、というと、「この中に、犯人と思われる人の写真は含まれていますか?」と言って見せられる数名の写真が並んでいる写真集と思ってください。 確かに、その台帳にその写真の氏名等は記載されていませんし、過去に犯罪を犯した(ないし疑われた)時に撮った写真と言われているわけでもないので(公開もされていませんし)、実害はない、と言おうと思えば言えるのかも知れません。
 でも、ちょっと考えてみてください。免許更新に行って写真を撮られるとき、この写真が犯罪捜査の中で「犯人かも知れないリスト写真」として勝手に使いますよ、と説明されたら、そんな写真撮影を気持ちよく行えますか? 撮影拒否をしたら免許を渡しません、と言われたら、やむなく撮影には応じる方が大半だとは思いますが、そんな負担を庶民に与えていいんですかね。
 それを、たいした問題ではない、と思っている、裁判官や検察官には、正直ゾッとします。 この人たちの人権感覚ってこんなもんなんだ。 まずないことだとは思いますが、面割り台帳の写真(普通警察の捜査段階で使用)に取り調べた検察官(あるいは裁判官)の写真があったことが後で分かったら、それでも、その検察官(裁判官)は、たいした問題ではない、と心底思えるのでしょうか。

愛宕山表参道

先日、右京区にある最高峰(と思われる)愛宕山に初めて足を踏み入れた。 7月31日に登ると1000回登ったことになる?ので、多くの人が登っている。中には、3000回記念の石碑があったりもする。

 ゲンジボタルも見られる清滝から入るコースが一般的で表参道コースと呼ばれている。 コースには、おおよそ100メートルごとに 〇〇/40 との表示があり、どの辺りまで来ているのかがわかりやすくなっている。 このコースは、山登り という概念からは外れるような、ちょっと険しい神社の参道 という感じの道が延々と続いている。 地図上で距離を測るとちょうど4kmあった。
 それに比べると、月輪寺(つきのわでら)コースは、まだ山登りの雰囲気がある。とはいえ、整備はされていて、ほとんど階段みたいにはなっているけど、5~6人横に並んでも歩けます、というような表参道のようなことはない。 ちなみに、こっちのコースは、 /36 との表示になっていた。 まあ、清滝口から、月輪寺コースの入山口まで1km位はあるので、清滝口からだと、表参道の方が歩く距離は少なくてすむ。
 山頂は、神社になっていて、社務所的なところの横に車が2台あった。 さすがに表参道でも、普通の車は上がれないだろうと思うので、たぶん北側に車道があるのだろうけど、航空写真では道は見えない。
 参道に、尋ね人の張り紙が何人分か張り出されていた。 「2019年7月 日、愛宕山に行く、といってでたきり、行方不明に」のような記載がなされていた。
 表参道は、整備はされているとはいえ、ちょっと外れれば、未整備の山の中である。 低山とはいえ標高900m位はある(夜間、結構寒いはず)。 低山で、整備された山は、かえって登山道とは異なる作業道があちこちにある。ぱっと見ても、登山道かどうかの区別はつきにくい。 なので、なめていると痛い目にあう。 暖かい季節、昼間、雨が降ってなければ、大けがでもしない限り、安全だろうけど、夕方以降は表参道でさえも危険と思われる。 私が、ほぼ下山というときに、ザックも持たずに登り出していた人(単独行だったように見えた)は、登りがまだ半分以上あるところで息を切らせていたけど、無事に帰れたんだろうか。 ちょっと心配になった。

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