1. 2021年2月

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アスベスト問題解決へ向けて

建設アスベスト京都(1陣)訴訟に関し、2021年2月2日、厚生労働大臣が次のように述べて謝罪するとともに、適切に対応する意向を表明しました。

 

 「建設業に従事された元労働者等とその遺族の方が、石綿による健康被害を被ったのは、国が規制を適切に行使しなかったからであるとして、損害賠償を請求している裁判につきまして、令和3年1月28日に、最高裁は京都1陣建設アスベスト訴訟に係る国の上告受理申立てを一部受理しないとの決定をしました。

 これにより、本訴訟については、一部原告を除き、国に一部責任があると認めた大阪高裁判決が確定したということであります。

 昨年12月の東京1陣訴訟に続いて、国に責任があると認められたことについて、重く受け止めておるわけでございまして、原告の方々に対して責任を感じ深くお詫びを申し上げます。同高裁判決等を踏まえ、適切に対応したいと考えております。」(厚生労働省ホームページから引用)。

 

 2011年6月3日に京都1陣訴訟が京都地裁に提訴されてから9年以上が経過しました。本件訴訟の当事者及び全ての被害者のために、早期の抜本的な解決が求められています。

 この裁判の弁護団には、福山弁護士が事務局長として、佐藤弁護士と津島も参加しております。