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小脳・脳幹ってなに?
1.小脳
脳は、大脳、小脳、脳幹からできていますが、小脳には、身体に分布
する半分以上の神経細胞が集まっています。
小脳は、大脳からの運動指令を細かく調整してから、身体に送り出す
働きをしています。たとえば、指先などを使う細かな動きや身体の平衡
感覚を保つ働きなどをつかさどっています。
2.脳幹
脳幹とは、脳と全身をつなぐ神経線維を通す管のことを言います。
脳幹は、間脳、延髄、中脳、橋の4つに分かれます。
(1)間脳は、視床と視床下部に分かれ、視床は嗅覚以外の感覚を大脳
に伝える神経の中継地点です。視床下部は内分泌や自律神経の中枢
です。
(2)延髄は、咀嚼や唾液分泌、発声などをつかさどります。
(3)中央は、眼球や瞳孔の調節をし、身体のバランスを保つ働きをし
ます。
(4)橋は、呼吸のリズムを調整し、顔や目の動きをつかさどります。
脳幹には、生命維持のための神経が集まっている非常に重要な器官で
す。
3.脳死とは
臓器移植などで、脳死は人の死かが問題とされていますが、時々耳に
する植物状態と脳死は、意味が異なります。
脳は、大脳、小脳、脳幹から成り立っていますが、脳死というのは、
これら全ての器官が死んでしまった状態のことを言います。これは、人
工心肺装置をつけなければ生命が維持できない状態にあることを意味し
ます。
これに対して、植物状態というのは、大脳や小脳が死んでいても脳幹
だけが生きている状態のことを言います。脳幹は、呼吸など生命維持の
重要な機能をつかさどっているため、意識は戻らなくても自力で心肺機
能を維持することができるのです。
弁護士 黒 澤 誠 司

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