Q.息子が、数年前に友人から100万円を借り、少しずつ返済しています。そろそろ全額返済になっていると思うのに、その友人はまだ残元本と利息が残っているので支払うように請求をしてきています。
細かいことは忘れてしまっているのですが、請求どおりに支払わなければならないのでしょうか。
A.借金の返済額が不明の場合、当初の借用証書のコピーや返済の際の領収書がそろっていれば、それが解決の糸口となります。返済の際に銀行の口座へ振り込んだのであれば、その振り込みの控えがあるでしょう。
したがって、借用証書と領収証書を整理すれば、これからいくら支払わなければならないかがわかるはずです。
それがない場合や友人が残元本と利息を早く支払うよう催促してきている場合であれば、まず、借用証書と今までの返済状況一覧表(返済した年月日と金額のわかるもの)を見せてほしいと友人に申し出るようにしてください。
今までの返済状況は、本来は借主が知っていなければならないのですが、もし忘れているなら貸主に尋ねればよいのです。
借用証書や領収書がない場合、もしくは貸主が借用証書及び返済状況一覧表のようなものを見せてくれない場合は、一度弁護士に相談されるとよいでしょう。