Ｑ：「ＰＬ法」という話を耳にしますが、どんな法律ですか。
Ａ：「ＰＬ法」は、１９９５年７月１日に施行された法律です。
「ＰＬ法」ともいわれていますが、「製造物責任法」が正式名称です。
この法律は、製造されたり加工されたりした商品が、通常持っているべき安全性が欠けているために、損害を生じた時には、直接契約関係にはないその商品を作ったり加工した者が、賠償しなくてはならないことを規定しています。
これまで、こうした商品が、安全性を欠いていて損害が生じた場合でも、被害を受けた人が、具体的にどういう手落ちがあって被害を受けたかを、明らかにしなくてはならなかったのですが、この法律ができたことにより、その商品が安全性を欠いていたことを明らかにするだけで責任を問うことができるようになりました。
メーカーに無過失責任を負わせているのです。
その意味で、消費者保護の法律ということができます。
何か、商品によりトラブルになった時は、その状況をカメラにとるなど、証拠をしっかり保全しておくことが必要です。