Q:ゴルフ場でプレー中、隣のホールから飛んできた球が身体に当たりケガをしました。誰に責任を問えばよいのでしょう。
A:近年ゴルフ人口の減少と既存ゴルファーの活動率の低下が見受けられますが、競技人口1000万人強、ゴルフ場年間延べ利用者約9000万人といわれ、わが国最大のスポーツ産業となっています。
したがって、ゴルフ事故も依然として数多く発生しています。
ゴルフの場合、他のスポーツと比べて技術的に非常に難しく、プレーヤー各自の技術に大きな差がある上、プレーヤーが打球の距離、方向をコントロールすることや予測することが難しいものです。
ゴルフの打球を受けケガをした場合、当然そのプレーヤーに対して責任を問うことができます。
また、隣のホールから球が飛んできたというのですから、ゴルフ場のコース設計などに問題があるとことも考えられ、このような場合にゴルフ場の会社自体の責任を認めた判例もあります。
ただ、責任を問う場合、あなた自身がボールの前に出ていなかったか、打球の行方を見ていたかなど被害者側の態様も問題となりますので、注意してください。
ゴルフは危険が伴うスポーツです。そのことをよく認識して、人に迷惑をかけないで楽しんでほしいものです。