先日、とある事件が解決した後の打ち合わせで、依頼者の方から、おもしろい本をいただきました。犬を母親と間違えて育つ捨て猫の様子を、写真と一緒に細やかに記載した代物で、犬も可愛いけれど、猫も可愛いなあと思える本です。
さて、今回も、前回に続いて、飼い主のためのペットフードガイドラインの概要についてお話しします。
■ ガイドラインの概要~最初に知っておきたいこと・その2
犬は、1日分の量を1回で食べることができるほどの大きな胃をもっ
ていて、目の前にフードがあると、お腹一杯になるまで食べてしまうそ
うです。ですから、1日に2回ないし4回に分けて与えるのがいいよう
です。
猫は、昼夜を問わず、頻繁に、少量ずつ食べる習性があるそうです。ですから、1日分を2~3回に分けて与えるか、腐る危険の少ないドライフードを置き餌として使ってもいいようです。もちろん、清潔にしておくことは当然です。
人間と同じように、犬や猫にも、好きな食材、嫌いな食材があります。それが絵図にして紹介されています。
最後に、人間の食べ物でも、犬や猫には害を及ぼす食材があります。与えることは避けたい食材(タマネギとかブドウなど)や注意が必要な食材、与えすぎないほうがよい食材などをていねいに紹介されています。
たとえば、犬にチョコレートを与えると、テオブロミンが原因で、嘔吐、下痢、発熱、けいれんの発作などを起こすそうです。
■ ガイドラインの概要~市販のペットフード
市販のペットフードには、製品の形状や与える目的によって、様々な種類があります。目的別の分類(総合栄養食、間食など)、タイプ別の分類(ドライタイプ、ウェットタイプなど)、ライフステージ別の区分(哺乳期、離乳期、成長期など)について紹介されています。
また、市販のペットフードのパッケージやラベルには、そのフードを与えるペットの種類や目的、原材料、与え方、賞味期限などが表示されています。その見方についても紹介されています