夫婦別姓を望む男女5人が、夫婦同姓を強制する現行民法の規定は憲法24条に違反するとして、国家賠償を求め、近く東京地裁に提訴することを決めたとの報道があった(2011年1月17日付け毎日新聞朝刊)。
選択的夫婦別姓については、1996年に法制審議会が制度導入を盛り込んだ民法改正要綱をまとめたが、「家族の一体感が失われる」などの反対論が当時与党だった自民党内に強く、改正は実現しなかった。
以来15年。
一昨年、民主党政権発足当初は、内閣の中に、弁護士出身の千葉景子さんや福島みずほさんがいて、長いこと放置されていた選択的夫婦別姓制度を含む民法改正法案が国会に提出される動きもあった。でも、それもいつのまにか立ち消え。
今回、原告になる人たちは、おそらく「もう待てない」という気持ちが強いのだろうと思う。
夫婦同姓を強制しているのは、日本くらい。同姓だって別姓だって、どちらでもいいじゃない。姓だけで「家族の一体感」が保たれるなら、なんでこんなに離婚が増えているの?
私たち弁護士も、早期に民法改正が実現するよう、弁護士会などで運動を進めていきたい。
ブログ マチベンの日々
明けましておめでとうございます。
本日から仕事開始です。
新年にあたって目標を決めるタイプではありませんが、昨年からの課題「断捨離」と健康には心がけたいと思っています。
今年もよろしくお願い申し上げます。
事務所は27日で終わったが、28日も29日も事務所へ行き、机まわりやロッカーなどの片付けをした。
でも、完璧にはほど遠い。
やはり日々の小そうじの積み重ねが大切と痛感。来年こそ!
仕事の上では、今年、「労災における顔の傷補償の男女差は憲法違反」という判決を勝ち取ったことが一番嬉しかった(詳細は「事件ファイル」を読んで下さい)。
長いこと弁護士やっていても、法律や制度が憲法違反という判決をとることはなかなか難しい。
趣味の登山では、登山を始めてから今年までの20数年間で、日本100名山を95座まで踏破し、残りはあと5座。
来年達成できるかなあ。
あと、西穂高岳から奥穂高岳への縦走は、私の登山史上、記念すべきもの。
でも、これ以上に危険なコースへは、もう行かない。
来年4月から弁護士30年目となる。
世の中の変化が速すぎて、なかなかついて行けないことも多くあるが、初心にかえって謙虚になんでも勉強して、少しでも社会に貢献したいと思う。
皆さま、今年も本当にお世話になりました。来年、良い年でありますように・・・
全日本選手権で浅田真央が復活してホッとした。
でも、1位の安藤美姫より真央ちゃんの方がメディアの扱いが大きいので、ちょっと安藤に同情してしまう。
「愛知が『フィギュア王国』である理由」というエッセイを見つけた(雑誌「HARMONY」トヨタファイナンスより)。
真央も美姫も村上佳菜子も上位の選手はみな愛知出身だ。
特別に冬季競技が盛んでもない愛知からどうしてこれだけの選手が次々と現れるのだろう。
このエッセイの中では、仙台で荒川静香を指導していた長久保コーチの言葉が紹介されている。
長久保氏によると、フィギュアスケートをさせる名古屋の家庭の親は、芸事ならお金をかけて成果を求めるのが当然という考え方が徹底しているだという。
もうひとつは、中京地区にはもどづくりの伝統があり、コーチと選手、振付師などのスタッフが一緒になってひとつのものを作り上げるプロセスが実質的に勝負を決めるという。
こう言われても、ちょっとピンの来ない。
でも、名古屋には、古くからスケートリンクがあって、私は岐阜に住んでいた小学生の頃、父に名古屋まで連れられて初めてスケートをした記憶がある。
愛知にはフィギュアスケートに親しむ環境が昔からあったのだろうと思う。
愛知が「フィギュア王国」である理由もよくわからないが、最近の日本が「フィギュア王国」である理由もよくわからない。
いずれにしても、3月の世界選手権などフィギュアスケートが楽しみな時期である。
古川弁護士、「ラクエの地下に出来たお花屋さん、もう行きました?」
ラクエは、四条烏丸北西角に12月にオープンしたばかりの商業ビル。
なんとなく若い人向きの店舗が多いような気がして足を踏み入れたことはなかった。
もちろん、地下に花屋があることも知らなかった。
古川弁護士、「素敵なバラがある店だけど、花の値段はものすごく高かった」
そこで昨日行ってみて、その値段の高さの理由がわかった。
その花屋(いやフラワーブティックと呼ぶそうだが)は、世界的に有名なパリのフラワーアーティスト、クリスチャン・トルチュの店だったのだ。
数年前に、トルチュさんが京都ホテルオークラで花のデモンストレーションをした時、参加したことがあるが、確かケーキ付きで1万円くらいだったと思う(客は見てるだけ)。
最近、トルチュさんは京都の町屋で花の展示会をしたりしているので、京都が気に入って、出店ということになったのかな。
目の保養や、花のデザインの研究にはいいかも。
最近、健康診断を受けるたびにコレステロール値が高く、「再検査」を指示されるようになった。
現在の診断基準は、日本動脈硬化学会が2007年に定め、悪玉コレステロールが140以上を脂質異常(高脂血症)とする。多くの医療現場では、この基準に沿って治療や生活改善の指導が行われている。
それに異議を唱えたのが、日本脂質栄養学会。総コレステロール値あるいは悪玉コレステロール値が高いと、日本では総死亡率が低いとした。現在の診断基準はコレステロール降下薬の使い過ぎを促している警告している。
いろいろと論争となっているようで、興味深い。
ただ自分自身は、脳・心臓疾患はないので、薬など飲む気は、今のところさらさらない。
私のブログを読んだ方から、「断捨離って何?」との質問があった。
「断捨離」は、やましたひでこさんの著書のタイトルで、今年割と流行った言葉。
「断」は、はいってくるいらない物を断つ。
「捨」は、不要な物を捨てる。
「離」は、物への執着心から離れて、自在の空間を保つ。
私自身は、物への執着心はなく、身につける物や着る物など、ほとんどこだわりがない。
しかし、なぜか物が減らない。片づけられない。
来年は、是非、「断捨離」も目標の1つとしたい。
身のまわりから物を減らそうとずっと思い続けている。
でも、思いは強いものの、たまのバザー出品だけではなかなか減らないのが現実。
特に、衣服はバザーでも扱わないところが多く、たんすのこやしとなったまま。
そんな中、京都市は、来年1月、不用になった衣服などの持ち込みを募り、品物を来場者に無料で持ち帰ってもらう「フリー(無料)フリーマーケット 捨てる神と拾う神」を初開催する。
1月15ー16日に中京区三条通御幸町南東角の「アートコンプレックス1928」で。
品物は、衣服や靴、バッグなどの小物も可。事前持ち込みも可能で、問い合わせは、京都市地球温暖化対策室(075-222-4555)へ。
これだ!断捨離するぞ!
今日は、依頼者Uさんと、打合わせ前に、事務所のビル1階のフレンチレストラン「DOLCH」(ドルチ)でランチをご一緒した。
「DOLCH」のシェフは、ルーマニア大使館の公邸料理人をされていたとのこと。
おいしくてリッチなランチとなった。
Uさんは、海外へ何回も行かれており、旅の話で盛り上がった。
また、忙しい私のために、手作りのお惣菜を持って来てくれる優しいマダム。
ご馳走さまでした!
「平和な沖縄を求める県民を励ましたい」と京都府板金工業組合が12月6日、県平和祈念資料館に銅製の千羽鶴を寄託した(2010年12月7日付け沖縄タイムス)。
記事によると、この組合が銅製千羽鶴を製作するようになったのは、2002年広島市平和祈念公園の千羽鶴が放火された事件がきっかけ。心を痛めた組合の青年有志が「自分たちの技術を生かし燃えない千羽鶴を」と広島市に寄付し、翌年長崎市にも贈った。
この千羽鶴を見たことがあるという人に出会った。
銅製で、しかも小さなものなのに、実に精巧で、かつ紙のような曲線を描いているという。
さすが職人の技。
こんな形でも平和への願いを共有することができるんだな。
残念ながら、沖縄県の平和祈念資料館では、1ヶ月程度の展示しかされないとのこと。
見てみたい。京都のどこかで展示されないかしら。
11月12日の草津校に続いて、今日は、レイカディア大学米原校で「相続と遺言の基礎知識」の講演。今日も100人を超える生徒さんらが熱心に聴いて下さった。
質問コーナーでも、活発に質問が出された。
そして、生徒さん代表による最後の挨拶が光ってた。
生徒さんらは60~70代なので、私は、生徒さんらは相続を受ける側でなく、自分の子どもたちにどのように財産を分けるかに関心があると思っていた。
でも、これが違っていた。60~70代は、まだまだ親の遺産をめぐって悩む年代であり、他方、自分の財産は、「これからの20~30年で使い切ります!」とのこと。
頼もしい!それでOK!
帰りは、米原の冷たい雨に降られたが、楽しい講演会だった。
山好き仲間の忘年会。
JR二条駅近くの中国料理の店「粋廉」にて。
町屋風の赴きのある店で、昼間など、うっかりすると通りすぎてしまう。
ここでは、気仙沼産のフカヒレの姿煮が食べられる。
絶品である。
静かな店の雰囲気なのに、山仲間5人で大声で盛り上がってしまった。
ごめんなさい。
今年で日本百名山は95座まで登頂した。
来年は、100座を達成できるかな。
ようやく本格的な冬が到来。
それとともに、周囲には、ゴホッ、ゴホッと風邪を引いている人も。
私も、たいてい1年に1回くらい風邪を引いてダウンするが、薬嫌い、医者嫌いのため、いつも数日間ひたすら寝ることによって治している。
昨年からは、インフルエンザの予防注射も受けていない。
受けても受けなくても、結局、かかる人はかかるし、かからない人はかからないからだ。
風邪予防には加湿が良いと聞き、昨年は、寝る時「濡れマスク」をしてみた。
効果は多少あったと思うが、どうしても寝ている間に無意識にマスクを取ってしまっている。
そこで、今年は加湿器を買った。
あまり良い加湿器ではないので、スイッチを入れると、ポコポコと水蒸気が噴き出す音がして結構うるさい。
だから寝る前に数時間、寝室を加湿し、寝る時には止めている。
でも、それだけでも、今のところ、朝起きた時、乾燥による喉の痛みは感じない。
結構いけるかも!
これで、今年は風邪を引かないぞ!
来年度から、子ども手当について、3歳未満に限って現在の月額1万3000円から7000円アップになるという方針が打ち出された。
所得制限は設けないという。
これに対し、海江田万里経済財政相は、年収2000万円位もらっている国会議員が子ども手当をもらうのはおかしいと発言した。
要するに、高額所得者が子ども手当をもらうのはおかしいという趣旨。
同感。
確かに、子どもに対し均等に手当を支給するのは理想である。
でも、2009年3月まで親が国民健康保険料を滞納したため、全国で3万3000人の中学生以下の子どもが必要な医療を受けられないでいる。
そして、この10年間、授業料未払いで、平均して1年に10万人の高校生が中退している。
親世代の貧困による子どもの貧困の広がりは深刻で、許し難い不平等が生じている。
限られた財源であるなら、まず、所得の低い世帯の子どもらに、より多くの手当が支給されるべきだと思う。
市川海老蔵の傷害事件が連日マスコミで報道されている。
有名人だからだろうが、どう見ても過剰。
その上、ビルに付いた血痕が彼のものかどうか、DNA鑑定するって!?
有名人じゃなくて、一般人の被害者だったら、そこまでしてくれるのだろうか・・・?
ところで、DNA鑑定とは、生物が親から子へと受け継がれていく遺伝子の情報を持った遺伝物質のことで、犯罪捜査では、犯人の特定や今回の場合のように被害者の特定など個人を特定するために利用されることが多い。
民事事件では、父と子どもの関係が争われるケースの親子鑑定などに利用される。
最近は、裁判上ではなくても、私的にDNA鑑定をしてくれる会社もあるよう。
男女平等がどこまで進んでいるかを示す指標として国際的に活用されているものの一つに、世界経済フォーラムが発表する「ジェンダー・ギャップ(格差)指数」(GGGI)がある。
日本は、2006年の1回目は80位、その後は90位台、昨年は101位で、今年は134カ国中94位とあいかわらず世界の中でも下位で低迷している。
この調査は、経済、教育、健康、政治の4つの分野を対象とし、国会議員・企業管理職の女性比率や男女の賃金比率など政策・経営への参加度や経済力などを指標に男女間の格差をはじき出している。
日本では、とりわけ男女の賃金格差が大きいことが94位となった大きな原因と思われる。日本の女性の賃金は、正社員でも男性の6割。先進国では最大の格差だ。
国連の女性差別撤廃委員会も昨年日本に対し、男女平等の改善度が遅いと指摘している。
女性が置かれている現状をしっかり把握して問題点を明らかにし、真の男女平等実現を政府に迫っていく必要がある。
休みの日は、昼も夜も、ほとんど自宅で手作りの料理ですませるのだが、昨日は、外出したので、ランチは、ちょっとリッチにフレンチレストラン「エール」で(御池室町下がる)。
1500円のランチコース。
サラダ、スープ、パン、メイン料理(数種類からチョイス)、デザート(数種類からチョイス)、コーヒー。
パンは、バケットとくるみのパンで、どちらもホカホカ。
メインは、サーモンを選んだ。ソースも本格的で、レアな焼き加減がとても美味。
う~ん、満足した!
1度、ディナーにも行ってみたい。
夜、京都弁護士会主催「第1回貧困問題市民連続講座」に出席。
メイン講師は、反貧困ネットワーク事務局長の湯浅誠さん。東京から。テレビで観たり、新聞や本などで読んだりはしていたが、生の話を聴くの初めて。
参加者は100名弱くらい、少ないなあ。弁護士の出席も少ない!宣伝不足!!
講演の時間も不足で、導入部分かと思われる話で時間切れ。残念!
国ー企業ー正社員という傘がしぼみ始めており、傘の中にいる人は、外の人のことを理解できない。親の年金ほしさに、死体を隠し死亡届を出さない事件・・・などなど
以前は、破産さえすれば人は立ち直れたが、今は、破産して借金がなくなっても、その後どうやって生活していくんだろうと心配になる人が多い現実・・・・私たちは、仕事柄、そんな「外の人」の存在を日々実感しているが、「傘の中にいる」普通の人にとっては、想像さえできないんだろう。
湯浅さんの話、もっと聴きたかった。
仕事を終えて帰宅し、たまたまテレビをつけたら、NHKで「鶴瓶の家族に乾杯」が始まるところだった。今日は、私の故郷「岐阜県岐阜市」が訪問地だったので、観ることにした。
岐阜市のどこが登場するのかなあと思って観ていると、場所は長良川。
私が小学校6年まで住んでいた町。
そして鵜匠の山下哲司さんが登場。「あっ、てっちゃんや!」。
実は、山下哲司さんは、長良小学校時代の同級生。当時、「てっちゃん」の愛称で呼ばれていた。
小学生時代、先生に連れられて「てっちゃん」の自宅に行き、「てっちゃん」のおとうさん山下善平さんから鵜飼の話を聞かせていただいたことをなぜか今でも記憶に残っている。
「てっちゃん」の家族も登場し、跡継ぎ(予定?)の長男クンもいて、ほほえましく、また懐かしかった。
てっちゃん、これからも岐阜長良川の鵜飼の伝統を守って、頑張ってくださいね。
快晴の暖かな1日。
久しぶりに京都御所の内周4キロのランニング。
そろそろ京都市内の紅葉も見頃になってきたようなので、途中あちこと寄り道した。
今日は、京都御所一般公開の最終日。
ランニングの途中で入ってみた。一般公開に来たのは、学生時代以来かなあ・・・?
たくさんの人だったが、私は写真を撮るため立ち止まることなく、人の間をすり抜けすり抜け進んだ。
さすがに庭は美しく手入れされていて、紅葉も紅く色づき青空と松の緑に映えて美しかった。
あと、御所の東側にある梨木(なしのき)神社と廬山寺(ろざんじ)にも行ってみた。こちらは、人はまばら。紅葉も少しだけ。
ほっこり・・・