1. ブログ マチベンの日々

ブログ マチベンの日々

被災地からの手紙

 
思いがけず、見ず知らずの被災地の方から手紙をいただいた。
 
私は、2011年6月7日のブログで紹介した「ふんばろう東日本支援プロジェクト」の活動に賛同し、この間、何回か、被災地の避難宅に物資を送付してきた。
物資を送る際、本来なら何か一言でも励ましの言葉を書いて同封するところであるが、「頑張って」というようなありきたりの言葉しか思いつかなかったため、結局、何も書かなかった。
また、送付先の方から何か返事をいただくことなど、全く思ってもみなかった。
 
そんな折り、昨日、宮城県気仙沼から1枚の自筆の葉書が届いた。
 
物資のお礼とともに、「この震災で、私たちは、たくさんの物や命を失いましたが、みなさんに助けていただきながら、生かされた命を大切に前向きに楽しい毎日を過ごせるように頑張ります」と書かれてあった。
テレビや新聞などではない、生の字に接し、とても感動し嬉しかった。
被災地で頑張っておられる姿が、私たちの日々の生活の糧の1つにもなっている。
 
ありがとうございました。
 

今中哲二助教(京大原子炉実験所)の講演

 
昨夜は、弁護士会内の四一会というグループの例会があり、福島原発以降、時の人となっている今中哲二助教の講演だったので参加した。
 
今中氏は、話題の本「原発のウソ」の著者小出裕章氏と並び、以前から原発の危険性を訴えてこられた京都大学内の数少ない研究者の1人である。
 
以下は、印象に残った話。
●当初、原発事故が起こった時の莫大な損害試算額を前にして躊躇する民間企業に対し、国が、1961年に原子力損害賠償法を作り、「50億円(今は1200億円)」以上は、企業に負担させず、国が責任を負うという法律を作り、原発を推進した。東電が口にする「免責」というのは、このこと。
●国が莫大な税金を投じて危険性の高い原発を推進したのは、憲法9条によって核を作れない日本国が将来もしそれが可能となった時に、いつでも核開発ができるようにするため。
●現在、放射能が100ミリシーベルト以下なら健康に影響がないと言われているが、1999年に茨城県東海村で臨海事故が起こった時は、50ミリシーベルトだった。いつから変わったのか。将来の健康被害については、何ミリシーベルトだから安全などという基準はない。
●そして「安全な原発などない」と言い切られた。
●もし国民が原発が必要と判断するならば、田舎ではなく、それを一番利用する東京湾や大阪湾などの大都会近くに作ったらよい(←これは皮肉ですね)
 
今を生きる私たちは、これからのエネルギー政策を選択すべきだし、それができる立場にいる。しっかり行動しなければ。
 
 

扇風機がない!

 
我が家には扇風機が1台ある。
数年前にうちの事務員さんのSちゃんが「大阪に500円で売ってた!」と言って買って来てくれた扇風機である。
大きさも機能も普通の扇風機と同じなので、お買い得!と思っていたところ、しばらくして首振りができなくなってしまった。
まあ、首が振らなくても、それほど困らないのだが、この夏、もう1台買おうと思い、週末に電気店に行ってみた。
 
なんと、どこにも扇風機がない!1台もない!
 
店員さんに尋ねると、今シーズンの入荷の見込みはないとのこと。
最近出始めた羽のない扇風機(値段が高い!)だけは飾ってあったが、その入荷も9月末と書かれてあった。
 
みんな、節電に協力してるんだ。
私も首の振らない扇風機で我慢しよっと。
 

切り絵作家 蒼山日菜さん

 
毎週日曜夜、テレビ東京系列で放映されている「ソロモン流」。
アーティスト、料理研究家、フラワーデザイナー、俳優など、様々なジャンルで、今、最も輝いて活躍する人たちの仕事や生活を紹介するドキュメンタリー番組である。
 
6月26日は、フランス在住の切り絵作家「蒼山日菜」さん。40歳。
2008年、スイスのシャルメ美術館で3年に1度行われるペーパーアートの国際コンクールでアジア人として初めてグランプリに輝く。
 
「切り絵」とは言っても、これまで私が持っていたイメージとは全く異なっていた。
 
0.3ミリという線の細さで表現されるその美しさは、まさに魔法のよう。これが紙でできてるの?実物を見てみたい!
言葉では言い表せないので、彼女のホームページやYouTubuをぜひ見てほしい。
 
蒼山さんは、23歳でフランス人と結婚。1児をもうける。しかし、言葉もわからない異国、異文化の地で、友人もなく、うつに。そんな折、2000年に切り絵を知り、夢中に。
 
日々新たな作品作りにも挑戦されており、今後、京都の高山寺の「鳥獣戯画」や高台寺にある台座の模様に取り組むとのことで、京都で蒼山さんの作品をじかに見ることができる日もそんなに遠くない気がする。
 
楽しみ。
 

北海道のアスパラガス

 
元うちの事務所で事務員さんとして働いていたMちゃん。
結婚して、今は、北海道に住んでいる。そのMちゃんから、先週、大量にアスパラガスが届いた。
 
近所のスーパーには、やせ細ったアスパラしか売っていないので、北海道のぶっといアスパラは嬉しい。
早速、千切りしたじゃがいも、アスパラガス、豚肉を一緒に塩こしょうで炒めて食べる。
う~ん、美味!
冷凍保存用には、ゆでたが、少々、ゆですぎたかも。
ゆで加減が難しい。
自分はゆで方を失敗しておきながら、翌日、事務所では「ゆですぎたらあかんよ」などとえらそうに忠告してしまった。
やっぱ、焼いた方がコリコリした感触が残って、私は好き。
 
Mちゃん、どうも、ありがとう!
 
 

簡単料理(その5)~タイ風カレー

 
タイ料理が好き。
 
京都地裁のすぐ近くに「バンコク・ガーデン」というタイ料理の店があるので、無性にタイ料理が食べたくなると、一人でお昼に行ったりする。
裁判官や修習生も来てたりする。
また、河原町丸太町の東北角にも「パクチー」という店があり、そこには、時々、夜、元フラメンコ仲間と行ったりする。
 
でも自宅でタイ料理なるものを作ったことはこれまでなかったが、昨日初めて作ってみて意外に簡単だったので、ご紹介。
 
具材は、鶏もも肉のほか、好きな野菜。昨日は、ピーマン、なす、トマト、かぼちゃを入れた。
それらを簡単に炒めた後、クミンというスパイス(スーパーに売ってます)を大さじ2杯ととうがらし4-5本入れ、あとはココナッツミルク1缶と水を1/2Cとナンプラー(家になかったので、醤油で代用)大さじ1杯入れて煮込むだけ。
ちょっと味が物足りなかったので、市販のカレールーをほんのひとかけ入れてみた。
それだけで、これって、まさにタイ風カレーやん。
 
 

だまされた国民の責任

 
最近の毎日新聞には、なかなかすぐれた記事が掲載されている。
今朝の朝刊の和歌山支局の記者が書いた「だまされた国民の責任も問う 原発を拒否した町が教えること」もその1つ。
 
和歌山県日高町と旧日置川町(現白浜町)での、町を二分した原発誘致拒否。兄弟、親戚で賛否が分かれ、結婚式や葬式に出ないなど人間関係がずたずたになった。
しかし、京大の研究者小出裕章助教や今中哲二助教らの支えもあり、今ここに原発はない。
 
記者は、小出さんの「だまされた国民の責任もある」という言葉から、かつて敗戦直後の1946年に、だまされた国民にも戦争責任があると断じた映画監督伊丹万作のエッセイを紹介する。
「『だまされていた』といって平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう。いや、現在でもすでに別のうそによってだまされ始めているにちがいない」(ちくま学芸文庫「伊丹万作エッセイ集」所収)
 
「安全神話」を吹聴した国や電力会社のが厳しく批判されるのは当然だが、だまされた国民の責任からも目を背けてはならない。
原発差し止め判決を下した井戸謙一元裁判官は、福島原発事故後、各所でその思いを語っておられるが、他方、日本全国の原発差止め訴訟で、差し止めを求める住民側に敗訴判決を下した裁判官たちは、今いったいどういう思いでいるのだろうか。
退官して現役の裁判官でない人も少なくないに違いないが、誰からも、その声が聞こえない。「だまされていた国民」の一人、それも原発を止めることができたかもしれない国民として、是非、その胸の内を語ってほしいものだ。
 
 

映画「チャイナ・シンドローム」

 
原発を描いた映画だと聞いたので、DVDを借りて観た。
 
ジェーン・フォンダ演じるキンバリーは、テレビ局のレポーター。
原子力発電所のドキュメンタリーの取材中、原発トラブルに遭遇。しかし、その後、発電所側からトラブルの報告は何もなし。
だが、発電所の技師ゴデルはトラブルの原因につながる重大な欠陥を発見。キンバリーと連絡を取り、マスコミに公表しようとするが、証拠資料は奪われてしまい、ゴデルは原子力制御室にたてこもる。
そしてテレビ報道が始まった直後、発電所側が要請した警官にゴデルは「精神異常者」として撃ち殺されてしまう。
キンバリーは「彼はまぎれもなくヒーローでした」と泣きながら叫ぶが・・・・
 
「チャイナ・シンドローム」とは、燃料がメルトダウンして地面に潜り込み、地球の反対側にある中国まで到達する、というジョーク。
作品中でジョークとして語られる。
 
この映画は1979年3月16日に公開されたが、その12日後の3月28日にペンシルベニア州のスリーマイル島の原子力発電所でメルトダウン事故が実際に起こり、大きな反響を呼んだ。
 
2011年3月に発生した東日本の地震によって起こった福島第1原子力発電所事故では、当初はメルトダウンは起こっていないとしていたが、専門家が懸念していたとおり、地震の数日後以内にはメルトダウンを起こしていたことがわかった。
この映画の発電所側の対応は、まさしく今、現実に日本で起こっていることと重なってしまう。
 
原発という社会問題とマスコミのありかたを問うた、素晴らしい作品。現在に置き変えても、全く遜色ない。
 
 

吉本漫才師おしどりの「脱ってみる?」

 
脱原発で頑張っている夫婦漫才師がいる。
「おしどり」のマコさんとケンさん。(2011年6月15日付け毎日新聞朝刊)
 
コンビを結成した2003年に若手漫才師の登竜門「M1ーグランプリ」で準決勝に進出したらしいが、私自身は彼らの漫才を観たことがない。
 
二人は、東京電力福島第1原発事故に関する政府や東電の会見に出席し、出席するだけでなく、入念に下調べをして質問もする。
そして、その詳細をマコさんが「おしどり」のHPのブログで紹介する。
すごい!
 
「絶対にテレビに出られへんようになる」と忠告されたが、「芸人は国のために漫才したらあかん。お客さんの幸せのためにせなあかん」という大先輩の故喜味こいしさんの言葉を胸に刻んでいる。
 
脱原発の輪は着実に広がっている。
そして彼らの漫才も観てみたいな。
 
 

殺される夫の条件

 
妻が夫を殺害するという事件が相次いでいる。
 
報道によると、その背景にはDVがあるという。保護命令を申し立てたり、弁護士に相談したりするなどの方法はとらなかったのだろうか。
でも、所詮、保護命令にも期限があり、DVで夫が警察につかまってもじきに出所してくる、離婚しても追いかけてくるのではないか。
そういう恐怖や絶望感が妻を殺人にまで追い込んでいくのだろうか。悲しい事件である。
DVなどの性暴力について相談や診察を一度にできる「ワンストップセンター」が全国各地に設置されることが求められる。
 
ところで、AERAの2010年8月30日の記事は、「殺される夫の条件」。
 
残念ながら、直接原文にはあたっていないが、その条件とは、
1、妻にDVしたことがある。
2、浮気したことがある。
3、生活に余裕がある「小金持ち」だ。
4、妻から離婚を申し込まれても応じる気がない。
5、妻はちょっとした美人だ。
 
世の中のDV夫よ、高いびきをかいて安眠していると、そのまま地獄に堕ちることにもなりかねませんぞ!
 

今年も恋の花 咲かせます

 
「花の寺」として有名な宇治市にある三室戸寺。
広い庭園に四季折々に花が咲く。私も5月のしゃくなげの頃に訪れたことがある。
 
今の三室戸寺は、アジサイ。
境内には植栽された約1万本のアジサイが見頃を迎えている。
 
その三室戸寺で、ハート形のアジサイが咲き、「見つけたら幸せになれる」と話題を集めている(本日付け京都新聞朝刊)。
 
アジサイの花は、通常は球形にまとまって咲く。
しかし、房の分かれ具合によってハート型になるものも時々見られるという。
三室戸寺では、昨年初めて発見され、今年もいくつか見つかっている。
でも、花の形は気候などで毎日変わるらしい。
そのため「見つかったら恋が成就するかも」。
 
でも、アジサイの花ことばの1つは「移り気」。
その恋は移り気?
いやいや、ロマンチックですね❤
 
 
 

イタリア映画「道(La Strada)」 

 
どうしても、もう1度、観たいとずっと思っていた。
フェデリコ・フェリーニ監督のイタリア映画「道」(1954年の作品)。
 
おそらく初めて観たのは小学生の頃にテレビで。
父が観ていたので、私もその横で観ていたが、涙が止まらなかったことだけが強く記憶に残っており、いったいどんなストーリーだったんだろうという思いがずっとあった。
「少女」と「おじさん」とサーカスの物語という記憶だったが、今回DVDであらためて観て、それは正確ではなかった。
 
1万リラで大道芸人ザンパーノに売られたジェルソミーナは、ザンパーノの大道芸を手伝わされる。
「女房」として。
自由奔放で粗暴で女好きのザンパーノを嫌って1度は逃げ出すが、連れ戻されてしまう。
そしてザンパーノが喧嘩によって警察に逮捕されたため、逃げる機会はあったが、彼の帰りを待つ。
その後、ザンパーノが綱渡り芸人を殺害した場に居合わせたジェルソミーナは頭が変になり、そんな彼女をザンパーノは置き去りにする。
数年後、ジェルソミーナが死んだことを知ったザンパーノは海辺で号泣する。
 
ジェルソミーナは、「白痴」と解説されているようだが、私にはそうは思えず、純真だが、頭の良い女性だと感じた。
表情でその感情を表現する演技は素晴らしい。
 
そして、綱渡り芸人が語った「世の中に役に立たないものはない」「道端の小石でも」という言葉が、この映画のテーマかもしれない。
その言葉によって、ザンパーノには自分しかいないと考え、彼が警察から帰ってくるのを待つジェルソミーナ。
そんな彼女をザンパーノは見捨てるが、それを後悔して号泣するラストシーン。
 
何か深いものが流れていて、あのセリフは?あの表情は?何を意味しているのだろうと何度も思い返してしまう作品だった。
テーマ曲の音楽も素晴らしい。
1957年、戦後日本で初めて上映されたイタリア映画である。
アカデミー外国語映画賞受賞。
お薦め映画の1つである。
 

 
昨日、隣の席のF川弁護士から「こんな判例、知ってました?」と教えられた。
東京高裁で平成21年10月15日に判決が出ているにもかかわらず、なぜか公刊物の判例時報に掲載されたのが、1年半以上経過した2011年6月1日号(NO2108)。
 
この判決は、男女が交際中、合意で性交渉をし、合意で妊娠中絶手術を行った場合でも、男性が女性の身体的、精神的苦痛や経済的負担の不利益を軽減し、解消するための行為をしないことが不法行為にあたるとしたもの。
 
合意で性交渉をして妊娠そして中絶に至った時に、相手の男性に損害賠償できるか?という相談をたまに受けることがある。
今までは、「中絶費用は半分請求できるけど、慰謝料は難しいと思いますよ」というのが大方の弁護士の答えだったと思う。
 
この事件では、男性は中絶費用として30万円を渡しているようだが、裁判所は、女性の慰謝料を200万円、治療費を68万4604円とした上で、その半分の134万2302円から支払い済みの30万円を引いた114万2302円の支払いを男性に命じた。
裁判所は、女性が中絶を選択せざるを得ない場合においては、直接的に身体的及び精神的苦痛にさらされるとともに、経済的負担をせざるを得ないが、これらは共同の性行為に由来するものであるから、男女が等しくその不利益を分担すべき、と判示している。
 
合意とは言え、中絶で大きな負担を負う女性にとっては、歓迎すべき判決である。
でも、この理屈からすると、不倫の場合や夫婦の場合でも、認められるんだろうか?
議論を呼びそう。
 
 

ふんばろう東日本支援プロジェクト

 
東日本大震災で、全国から日本赤十字社などに寄せられた義援金2513億円のうち、これまでに被災自治体に配布された金額は、およそ3割にあたる822億円で、残りの1691億円は(おそらく銀行口座に)眠ったままになっているという。
死者・行方不明者、全壊・半壊家屋の正確な数字が自治体から上がってこないため、あとになって義援金が不足する事態を避けるため、というのが理由らしいが、なんとも割り切れない。今、徐々に復興に向けて頑張っている被災者にとっては1日も早い義援金の支給が必要だと思う。
 
ところで、「ふんばろう東日本支援プロジェクト」というホームページがある。
 
被災地の各避難所や個人宅などから寄せられた、現在、必要な物資のリストが掲載されている。
これを見ていると、各避難所や個人宅ごと、あるいは季節によっても必要な物が異なることがわかる。
私も、このホームページを見て、今日初めて、宮城県の多賀城市役所に物資を送った。
まだライフラインが完全でない地域も少なくない。私たちにできることを息長く続けることが大切。
 
 
 
 

携帯電話の「がん」危険性を指摘(WHO)

 
世界保健機構(WHO)の国際がん研究機関は、5月31日、携帯電話の電磁波とがん発症の関連性について、「聴神経腫瘍や(脳腫瘍の一種である)神経膠腫(こうしゅ)の危険性が限定的ながら認められる」との調査結果を発表した(2011年6月1日京都新聞夕刊)。
 
携帯電話が発する高周波電磁波の健康への影響については、国内外で研究が進められ、発がんリスクが高まると指摘する研究者もいるが、明確な結論は出ていない。
日本では、携帯電話の基地局周辺の住民が健康被害を訴えて裁判を行っているが、まだ因果関係を認めた裁判例はない。
 
今回、国際がん研究機関ががんの危険性を指摘したのは、携帯の契約者が世界で50億人に上り、確定的な研究結果が判明してから警告するのでは被害が大きくなる恐れがあると判断したため。
特に子どもは使用を控えた方がいいとのこと。
同機関は、結論が出るまでの予防的措置として、イヤホンとマイクが一体となったヘッドセットを利用することを勧めている。
 
要するに、あとは自己責任ということね。
私はと言えば、携帯電話を「携帯」しているだけで、メール以外はほとんど利用していないが・・・
 
携帯電話と発ガン性の関係も、原発と同じく、長期間の「人体実験」によらなければ判明しないのだろうか?
なんか、わりきれない。
 
 

 
元裁判官で、この春からは滋賀県で弁護士をされている井戸謙一さん。
原発(石川県志賀原発2号機)差止め判決を書いた唯一の裁判官。京都地裁にもしばらく在籍されていたので、身近に感じる。
 
原発には「素人」の裁判官が、国の政策を否定する判決をなぜ書いたのか?その思いを聞いてみたいと思っていた。
 
本日付け朝日新聞朝刊にインタビュー記事が掲載された。
「貞観地震(869年)、長い歴史から見れば、わずか千年前に起こったことは、また起こりうる『具体的危険』だと思います。原発という危険なものを扱う以上、当然、備えるべきです。」
「甘い想定で、『安全だ、安全だ』と声高に言っても、その主張に乗るわけにはいきません。」
「一般論で言えば自分で決断ができないときに、肩書のある人たちの見解に沿ったほうが無難かな、という心理が働く可能性があります。」
「いくら世論と乖離していても、少数者の言い分にすぎなくても、主張に合理性があると思ったら認めなければいけません。」
「結論として原告の主張が認められるとすれば、国策に反していても原告勝訴とする。それが裁判官の仕事です」
 
立派な肩書きの人の意見に賛同していたほうが、あとで間違いがわかっても、あまり非難を受けない・・・・・そんな心理状態の中で、「安全性」の立証はあくまで被告側が尽くすべしとして、原発差止めを認めたことは、やはり相当の信念と勇気が必要だっただろう。
 
「原発訴訟もそうですが、訴えをどこにも聞き届けてもらえず、司法に一縷の望みをかける例が多い。それを正面から受け止めて、救済すべきものはきちんと救済する。そこに本来、裁判官のやりがいはあります。司法は、市民の最後の砦であるべきです。」
 
あ~、涙が出てくる。現役の裁判官は、この井戸さんの言葉を重く受け止めてほしい。
 
 

被災地での悪臭問題

 
「どんなに生々しい戦場映画でも、絶対に再現できないものがある。それは臭いだ」反戦を訴え続けたベトナム帰還兵アレン・ネルソンさんが来日講演で語った言葉・・・・
 
今、深刻な臭いが被災地を悩ませている。
 
水産加工が盛んな三陸地方では、津波によって大型の冷凍庫などから大量の魚が散乱。腐った魚介類はうずたかく積み上げられ、鼻をつくような臭いを発しているとのこと。テレビの映像や新聞の活字からだけでは、わからない。
 
昨日、友人からのメールで、岩手県大船渡に住む被災者から「お香が欲しい」との希望があることを知った。消臭剤では役にたたず、お香が1番だとのこと。
被災地に「お香」を送ること・・・・それも今私たちができることの1つ
 
 

糖質制限食って何?

 
5月20日のブログに「糖質制限食」のことを書いたら、友人から「糖質制限食って何?」と質問された(詳しくは、江部康二医師のブログを読んでください)。
 
甘い物を制限するってことではなくて、簡単に言うと、主食(米・めん類・パン・芋類などの炭水化物)を制限すること。
 
江部医師の分類によると、
1、スーパー糖質制限食:三食とも主食なし。
2、スタンダード糖質制限食:朝と夕は主食抜き。
3、プチ糖質制限食:夕だけ主食抜き。
糖尿病や肥満・メタボではない人には、主食を未精製の穀物(玄米や全粒粉のパンなど)に変えるだけでも良い。
 
私は、朝は必ずパンを食べるので、最近は、昼はできるだけ、夕は必ず、主食抜きという食生活を送っている。
そのかわり、おかずは一杯食べる。
 
あまり無理せず、というのが長続きのコツ。
 
 

関西人は、「お厚いのがお好き」!?

 
タイトルの「厚い」は、「熱い」の書き間違いじゃない。マリリン・モンローの話ではなく、食パンの話。
 
「関西人は食パンの厚切りが好きだ。6、8枚切りが主流の関東に対し、関西は5、6枚切りが売れ、8枚切りはほとんど見られない。」(2011年5月25日朝日新聞夕刊)。
パン会社の調査にその結果があらわれている。
 
お好み焼やたこ焼き文化のある関西人は、もちもち・ふわっとした食感が好き?理由は諸説あるらしい。
 
実は、私も朝食の食パンは数年前から4枚切りの厚切り派。
食は関東圏に属する岐阜出身の私は、それまでは、ずっと5か6枚切りだった。
それが、なぜ、4枚切りになったのか?
 
たま~に食べる喫茶店の、外はカリッ、中はもちもち、というトーストの味は、自宅ではやはり4枚切りでしか出せないから。
オーブントースターをあらかじめ熱しておいて、その後食パンを入れ短時間で焼きあげる。
 
う~ん、たまりません。
 
 
 
 

 
YAHOO!ニュースのタイトルに「山本太郎『事務所、辞めた』」とあったので、ミーハー的な興味でクリックして読んだところ驚いた。
 
俳優の山本太郎は、福島原発事故のあと、「反対って言うと、芸能界で仕事干されるんです。御存知でした?でも言ってやります、反対!」と自身のツイッターで訴え、デモにも参加して原発反対運動を続けてきた。「何も行動しなければ、僕は自分を許せない」と。事務所を辞めたのは、これ以上迷惑かける訳にもいかないから。(YAHOO!ニュースより)。
 
知らなかった。こんな俳優もいたんだ、あの山本太郎が・・・
 
俳優という職業は、おそらく大企業などのスポンサーの資金によって成り立ってるところがあるんだろう。そして原発反対を声高に訴えるような俳優には仕事をまわさない。
思想・信条の自由による差別であることは明らか。
山本太郎にエール!(ツイッターをしている方は、直接エールを送ってあげてください)
そして、みんな、もっともっと原発反対!って言っていこう。
 
 

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