1. ブログ マチベンの日々

ブログ マチベンの日々

大学入試問題投稿に思う

 
今朝起きたら、雪が舞い、屋根などにもうっすら雪が積もっていた。
毎年、3月初めの受験の時期には、京都でも雪が降ることが多く、3月の雪を見ると大学受験のことを必ず思い出す。
 
ここ数日、テレビや新聞のトップニュースで報道されている大学入試投稿問題。
昨日、宮城県で19歳の予備校生が逮捕され、今日はすでに京都川端警察に留置されているとテレビは伝えていた。
手口が解明される前は、外に第3者がいたのではないかとか、ペン型などの隠しカメラで撮影されたのではないかなどマスコミで様々な憶測が飛び交っていたが、わかってみれば、ドコモの携帯電話が使用されただけらしい。
アナログ人間の私には想像もつかないが、今の若者世代は、生まれた時から携帯電話など電子機器のある環境で育ち、長文の大学入試問題なんかでも数分で、しかもブラインドタッチで入力してしまうというから驚きである。
今回の件はインターネットを利用しており、その意味ですぐに発覚してしまうということを考えなかったのは、やはりまだ子どもだったということだろうか。
 
京都弁護士会から、予備校生の接見に2人の弁護士が派遣されると報道されていた。
彼が真実このようなことを行ったのであれば、その不正の重大性や責任を十分認識し反省してほしい。
そして、もし本当に反省しているならば、19歳の将来ある少年の更生を暖かく見守ってあげたい。
 
 

日本フラワーデザイン大賞2011

 
2月25~27日みやこめっせで「日本フラワーデザイン大賞2011」が開催されていたので、行って来た。
これは、日本フラワーデザイナー協会が毎年全国で開催しているもので、京都は初。
 
1階のメイン会場には、アレンジメント部門、ブライダルブーケ部門、空間ディスプレイ部門など、部門別に多数の作品が展示され、全国から寄せられた素晴らしい作品の数々に時間が経つのも忘れて見入ってしまった。
 
特に、今回初めて見て感動したのは、プティデザイン部門の作品であった。
花のアレンジメントのミニチュア版で、よくもまあ、このような細かい作業が出来たものと感嘆しきり。
どの作品も緻密で精巧で、人間ってすごい!と思った。
 
今回は、フラワーアレンジメントを教えていただいていたM先生をお誘いして一緒に出掛けたので、作品毎の目に見えない苦労や工夫をコメントしていただくことができ、とても勉強になった。
 
最近、日常生活に追われ、花をアレンジして楽しむ余裕もないが、そんな時間を作りたいと思ったひとときだった。
 
 
 
 

今日は、富士山の日

 
2月23日、きょうは富士山の日。
富士山には、昨年8月の最後の土日に初めて登った。
 
私にとって、ずっと富士山は、登る山ではなく、見る山・眺める山だった。
富士山には樹木もなく、登っていっても景観はほとんど変わらず、しかも登山道はザレていて歩きにくく、登山としての魅力は感じなかった。
でも、日本100名山を達成するためには、登らねばならなかった。
 
年間30万人を超える人が登る富士山。
夏休み最後の土日ならすいているかもと思って出掛けたが、甘かった。
 
まず登山口のある5合目まで車で到達するのに、道の片側の違法駐車のため渋滞で、動かない。
そのため7-8合目付近に到着する頃には日も暮れ、宿を探すが、どこも満員。
でも、なんとか8.5合目付近の宿を確保できた(予約しておいた方がいい)。
 
翌朝は、御来光を見るため、早いグループは午前2時頃にはバタバタと出発。
私たちは午前4時出発。
よく写真で見られるように、ヘッドランプの光の長い列が頂上まで続き、初詣のような混雑と渋滞。道端に倒れ込んで酸素を吸っている人も。
 
ようやく山頂に着いても、人、人、人・・・・の銀座状態。
天気に恵まれ展望は素晴らしかったが、あまり感動はなかった。
 
下山は、「砂走り」を一気に走り下りた。
砂煙を上げながら走り下りるのは快感だったが、おかげで、身体中砂だらけになった(砂走りを下山する場合には、マスク、ゴーグルは必須)。
 
やはり富士山は、見る山。
きょうは、きっと美しい姿を見せていることと思う。
 
 

蔵の会

 
昨夜は、伏見区の鳥せい本店で開かれた「蔵の会」に参加。
昨年若くして急逝した友人を偲んで、彼も毎年参加していたこの会で彼の好きだった酒を飲みながら、彼のことを語り合おうと集まった。
 
私は、実は初参加。
生前、彼から何回かお誘いを受けたことはあったが、酒が飲めない私は、ずっとお断りしていた。
こんなことなら、もっと前から参加しとくんだった。
 
参加メンバーがそれぞれ彼への思いと近況を語った。
ANAのスッチーさんからは、日航を整理解雇され裁判に立ち上がった労働者の現状が熱っぽく語られた。
彼が生きていたら、大阪で支援の会を作るんちゃうかなどと盛り上がった。
 
私自身は酒は一滴も飲まなかったが、大酔いしたかのように盛り上がった。
元気をもらった。
 
 
 

京都市 DV被害支援強化

 
京都市では、2011年度「ドメスティックバイオレンス(DV)」相談支援センターが開設されることが決まった。(京都新聞2011年2月9日付け朝刊)。
 
センターでは、月~土曜の午前9時から午後5時45分まで相談や支援業務を実施。緊急ホットラインを設置して時間外も電話で対応し、必要があれば京都府警への通報や職員による被害者の安全確保なども行うとしている。
更に、被害者の緊急避難のための民間シェルターへの家賃補助も引き上げ、部屋数も増やしてもらうとのこと。
 
少しずつではあるが、行政の力で、DVに泣き寝入りしないしくみが広がることを期待している。
 
 
 

日野原重明さんと憲法9条

 
日野原重明さん、99歳。
ご自分の仕事である医療の分野だけでなく、音楽やミュージカル、教育、平和など多方面で活躍されていることに頭が下がる。
 
その日野原さんが土曜の朝日新聞別刷り「be」に書かれている連載を、私は毎週楽しみに愛読している。
 
2月5日付けには「憲法9条を守る運動」というタイトルで書かれていた。
この連載に日野原さんが憲法9条について書かれたのは2008年5月以来2度目。
 
管内閣が米軍と約束した内容には失望させられたとし、「全国民が沖縄の住民と共に、基地をできるだけ早く国外に移す具体案を政府に確約させない限り、解決の道は考えられません」「憲法9条を守る運動こそが、沖縄の問題を解決する唯一の方法であると、私は思います」と。
 
日野原さんから見れば、私のような年齢でも、まだまだひよっこ。憲法9条を守るため、少しでも自分ができることをやっていかねばとあらためて思った。
 

子どもシェルターの準備始まる(京都)

 
親からの虐待など様々な事情で家庭にいることができない10代後半の子どもの緊急避難所「子どもシェルター」の設立に向け、京都の弁護士らが準備を始めている(京都新聞2011年1月24日)。
 
家庭で保護者の養育を受けられない子どもは、一般には児童養護施設に入所するが、入所できるのは18歳までで、行き場のない10代後半の少年少女がホームレス化したり、犯罪に巻き込まれたりするケースもあるという。
 
シェルターは1戸建ての民家を確保する予定とのことで、2週間程度の滞在期間の中で、子どもに担当弁護士がつき、家庭への復帰支援や公的福祉への橋渡しなど自立に向けた支援が行われるとのこと。
 
現在、東京、神奈川、愛知、岡山にあるが、近畿では初めての試み。画期的なとりくみである。
 
 
 

 
朝食は、トーストである。飲み物は、豆乳とトマトジュースそして最後にコーヒー。これが私の毎朝の定番メニュー。
 
トマトジュースが大好きで、以前は、スーパーなどよく見かける某社のジュースを飲んでいた。
数年前、北海道の「オーセントホテル小樽」に宿泊した時、朝食バイキングで提供されていたミニトマトジュースのおいしさに心奪われた。
昨年、そのミニトマトジュースがインターネットで取り寄せできることを知り、以来、ちょっと贅沢かなと思いつつ取り寄せている。12本セットで注文すれば送料なしというのも魅力。
 
健康に、美容に、トマトジュースはお勧め。
 
 

今日は節分

 
今日は節分。
 
京都に住むまでは、「節分=豆まき」というイメージしかなかったが、京都の節分には、豆まき以外にも独特の風習がある。
 
①恵方巻き(えほうまき)
これは、京都と言うより大阪が発祥と言われているが、巻き寿司のまるかぶりのこと。今では、全国のコンビニでも恵方巻きが売られ、日本中に知れ渡っている。食べ方に決まりがあって、恵方(今年は南南東)を向いて願い事を思いながら無言で一気に食べる。
 
②節分イワシ
節分の日に豆まきをして鬼を追い払った後に食べる。鬼がにおいを嫌って戻って来られないようにするためだとか。食べ終わったイワシの頭は、ヒイラギの枝にさし、玄関に飾る。
 
③節分おばけ
江戸時代から昭和初期にかけて京都を中心に行われていたようで、節分の日に仮装して鬼を追い出す風習である。今でも、祇園の舞妓さんたちは仮装イベントをしている。
 
節分1つ取っても色々あって面白い。
 
 

村木厚子さんのドラマ、観ました。

 
昨夜午後9時から放映されたTBS月曜ゴールデンドラマ企画「私は屈しない~特捜検察と戦った女性官僚と家族の465日」を観た。
江川しょう子さんが厚生労働省の村木厚子さんにインタビューしたものをドラマ化したものらしい。
折しも、小沢一郎が強制起訴されたり、村木事件に関与した二人の元検事が保釈されたりしたタイムリーな時期の放映だった。
 
無実の者が逮捕勾留され、家族も巻き込まれ、どれほどつらく悲しい日々を送られたことか。ご本人も家族も少しもぶれることなく気丈に過ごされたことにあらためて感動し泣けてきた。
検察官の取り調べもかなりネチネチいやらしく描かれていたが、おそらく現実はもっと様々な「脅し」があったものと思われる。可視化は絶対に必要と強く思った。
 
 
 

新燃岳の噴火

 
鹿児島県と宮崎県の境に連なる霧島連山の1つ、新燃岳(しんもえだけ。1421m)の噴火が続いている。
52年ぶりの噴火だそうで、新燃岳が活火山とは全く知らなかった。
 
私が霧島連山を歩いたのは、2002年11月。えびの高原をスタートし、韓国岳(からくにだけ。1700m)、獅子戸岳、新燃岳、中岳そして高千穂河原に下りるコース。
このルートは、比較的なだらかな山歩きで、天気も良く、紅葉を楽しみながら歩くことが出来た。
特に、新燃岳には火口湖があって、その火口湖はエメラルド色の水をたたえており、その美しさにしばし見惚れてしまったことを今でも覚えている。
噴火がおさまっても、もうあの火口湖を見ることはできないのだろうか。
 
とにかく今は、地元に大きな被害を与えている噴火が1日も早くおさまることを願っている。
 
 

犯罪被害による生活困窮者に30万円給付

 
京都市の生活安全施策懇話会は、犯罪被害を受けた生活困窮者への生活資金給付などを盛り込んだ条例案を市長に答申した。
京都市は2月定例市議会に条例案を提出し、成立すれば生活困窮者への生活資金給付は政令市で初となる(2011年1月26日付け京都新聞朝刊)。
 
条例の骨子案には、殺人や傷害などの市内在住の被害者や遺族が犯罪被害によって生活が苦しくなった場合、一律30万円の給付を盛り込んだほか、DV被害者が民間シェルターに入れるようにしたり、市営住宅への優先的入居も明記されているとのこと。
 
「犯罪」と言っても、起訴されければダメなんだろうか。
どの程度が「生活困窮」と言うのだろうか。
 
どのような条件であれば、給付が受けられるか知りたいところである。
いずれにしても、条例が成立すれば、またブログで紹介しますね。
 
 

引っ越しの手伝い

 
22日(土)と23日(日)は、友達の引っ越しの手伝い。
 
昨年12月に彼女から電話があり、「あなたの予定に合わせるから」と言われ決まってしまった。
でも、もう1つの候補日であった先週の土日であれば、京都も雪だったので、22-23日で良かったと言えよう。
 
22日は、午後から荷造りに旧宅へ。
本当に明日引っ越しできるの?って状態。
猫の手も借りたいほどの状態なのに、彼女んちの猫3匹ほどウロウロ歩き回るばかり。
 
彼女は私以上に物を捨てられない人。
新築の家に絶対に合わないと思う物を見つけては、「これ、本当に持っていくの?」と尋ねても、「まだ、使えるから」と宣う。
 
23日は、午後から荷解きと整理に新居へ。
今日は、他にも友達4人が来てくれて心強い。
一応、新居に持ってきた捨てられない物も、「皆で決めて捨ててくれたらいい」とのお許しが出たので、色々捨てた。他人の物だったら捨てられるんだよね。
 
今度、新居にお邪魔した時は全部片づいているかしら・・・・それが一番心配
 
 
 
 

ツイッターって何?

 
世の中、「ツイッター」というものが、えらく流行しているらしい。
 
こう書いているのだから、もちろん私はツイッターはしていない。
でも、「ツイッターで呼びかけたら、こんなに多くの人が賛同してくれて○○してくれた」などという報道を目にすると、一体、ツイッターってどんなものなんだろうと興味津々だった。
実は、自分がツイッターをしていなくても、パソコンのインターネットで他人のツイッターを読むことはできる。「(名前)ツイッター」と検索すれば、実名でしている人はヒットする。
 
ブログとどう違うのか。
まず、140字以内という字数制限がある(これが「つぶやく」ということ)。
次に、ブログは読みたい人がアクセスしないと読めないが、ツイッターは、読みたい人が相手をチェックすると、自動的に自分の携帯電話等に送信されてくる。
 
パソコンから有名人や弁護士などのツイッターを読んでいると、いろんな情報がすばやく入ってくる点は面白い。
でも、私自身は超アナログ人間だから、ツイッターまではとっても無理。始終、携帯電話とはとうてい向き合えそうにない。ブログが精一杯です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

堂島ロールをついにゲット!

 
大阪梅田に行ったついで、阪急百貨店にて「堂島ロール」を遂にゲットした。
1年程前に阪急百貨店に寄った時は、堂島ロール購入用の整理券を求めた人たちの長蛇の列を目の当たりにして、即、あきらめ。
でも、最近、モンシュシュのホームページを読むと、阪急百貨店では平日なら整理券配布なしと書かれてあったので、もしかしたらゲットできるかも!と思い寄ってみた。実際、すんなりゲット。
 
あこがれの「堂島ロール」。
スポンジは柔らかく、甘さはひかえめ。納得の味だった。
事務所に戻ったら、依頼者Hさんが、書類とともに、ボン・ボランテ(河原町荒神口下がる)の食パンを届けてくださったので、堂島ロールを少しお裾分け。
 
ほっこりしたひとときだった。
 
 
 
 

子ども手当、同居中の親に支給(来年度から)

 
政府は、来年度の子ども手当に関し、別居中の夫婦については子どもと同居している親に支給することに決めた(毎日新聞2011年1月13日付け)。
 
当然である。
 
現在は、支給基準が不明確なため、妻が子どもを連れて別居していても、夫が受給を続けているケースが多い。
 
先日も離婚調停の席上(私は妻側)、昨年、別居後に夫が支給を受けた子ども手当くらいは渡してほしいと申し入れたが、夫は、その子ども手当は夫婦がまだ同居していた月の分だからと言ってこれを拒否。
 
夫は否定するが、本件の主たる離婚理由の1つには、家計を握っている夫が生活費を大幅に減額してきたことがある。子ども手当に関する、このような夫の屁理屈を見ても、離婚理由の存在は伺われると言えよう。
 
これに限らず、別居中の夫婦の間での子ども手当をめぐるトラブルは少なくない。来年度からの扱いが少しでも同居の親の助けになればと思う。
 
 

銅製千羽鶴、永久展示へ

 
2010年12月12日付け「ブログ マチベンの日々」の続き。
 
同ブログで、京都府板金工業組合が銅製の千羽鶴を沖縄県平和祈念資料館に贈ったが、残念ながら、資料館の規定で1ヶ月しか展示されないと書いた。
それが、地元沖縄の人たちの尽力もあって、宜野湾市役所のロビーに永久展示されることが決まった。
「基地のない平和な沖縄を」と京都の職人さんたちが1羽1羽作成した銅製の千羽鶴が米軍基地撤去の焦点の地に招かれたもので、沖縄と京都の思いが1つとなって、本当に良かったと思う。
 
いつか沖縄に行く機会があれば、是非、この銅製千羽鶴を見てみたい。
 

南沙織、沖縄を語る

 
懐かしい名前(写真入りで)が、今朝の京都新聞朝刊に載っていた。
 
南沙織
 
「誰もいない海、二人の愛を確かめたくって~」と沖縄本土復帰前年の1971年に「17才」という曲で沖縄からデビュー。
すぐにトップアイドルとなり、当時、一世を風靡したが、写真家篠山紀信氏と結婚して引退。17才の少女が56才の大人の女性となっていた。
 
その彼女が、沖縄の宜野湾市の普天間飛行場のゲート近くで育ったということは全く知らなかった。
彼女は語る。
「あの危ない飛行場がなぜ、いまだにあるのか。移設先が辺野古の海というのもだめです。」海を汚してほしくない。故郷の未来には「それが絶対条件」と話す。
 
沢田研二のことも以前ブログに書いたが、いろんな人が自分なりの表現で「平和」に向けて声をあげ始めている。
 
私たちも、もっともっと声をあげていきましょう。
 
 
 

もったいない、地デジ移行でテレビ廃棄

 
地デジ移行に関連してもう1つ思うのは、これによってアナログテレビが膨大なゴミとして廃棄されてしまうということ。
 
2007年に「電子技術情報産業協会」という業界団体が予測した廃棄されるテレビ数は、なんと2011年に3543万台。
使えるテレビが大量のゴミと化してしまうのだ。
 
アナログテレビの寿命が約10年であるなら、もう少し地デジ移行を延期してもいいんじゃないの?
 
日本語の「もったいない」という言葉が泣いている。
 
 
 

総務省の地デジ調査のゴマカシ

 
テレビは、2011年7月24日から地上デジタル放送への完全移行が予定されている。まだまだ先のことと思っていたが、いつのまにか、もう、その年となってしまった。
 
アナログテレビでは、上下に黒色部分が現れて画面が小さくなり、その黒色部分に地デジ移行へのアナウンスが終始流され、「早くデジタルテレビに変えろ!」と追い立てられているよう。
 
ところで、総務省は、2010年9月の地デジ世帯普及率が90.3%と発表したが、この数字には大きなゴマカシがあることを知った。
調査対象のサンプル数は、たかだか13170人。そのうち年収200万円未満の世帯は9.4%で、日本全体では年収200万円以下の世帯が20%を占めるから、実態を全く反映していない。
また、この調査は、なぜか80歳以上を対象から外している。日本には、80歳以上の単身世帯が約150万、夫婦世帯が約100万あるのに。
これら低所得者や高齢者を調査に加えると、7月24日以降、テレビを失ってしまう世帯が大量に出るのではないか心配になる。
 
ジャーナリストの坂本衛氏は、「放送局も延期したほうが得」と言う。
「(デジタルテレビがアナログの)3分の2以下に減ることによる減収幅(NHKの受信料と民放の広告収入減)より、アナログ放送を流すコストのほうが、はるかに小さいから」。
 
テレビは、娯楽であるとともに、緊急ニュースなどを流す大切なライフラインでもある。
このまま7月24日完全移行してもよいのか、完全移行しなければならない理由がどこにあるのか、考えなければならない時期に来ている。
 
 
 
 

月別アーカイブ

弁護士紹介TOP