1. ブログ マチベンの日々

ブログ マチベンの日々

「山女日記」(湊かなえ 作)を読んで

 
「山の日」に合わせたわけではないが、作者とタイトルに惹かれ、久しぶりに小説を読んだ。
湊かなえの「山女日記」(やまおんなにっき)、幻冬舎文庫。
 
湊かなえのデビュー作「告白」はベストセラーになり、映画も観たし、原作本も読んだ。
湊作品は、人間の弱さ、不安、悩み、憎しみなどを織り込んで、ミステリー調に展開するものが多く、読み終わった後は暗くなったりすることもあるが、やはり面白い。
 
「山女日記」は、「妙高山」「槍ヶ岳」「白馬岳」・・・「トンガリロ」など、タイトルに山の名前を冠した短編集で、各作品の登場人物は、どこかでそれぞれつながっている。
決して山紀行の小説ではなく、悩みを抱えて山に向かう「女」たちの心理描写が湊作品らしく展開されているので、山に登らない読者でも十分楽しめる作品だ。
私自身は、山を登っている時、何を考えているだろうか。
ただ、何も考えず黙々と登っているのではなく、仕事のこと、日常生活のこと、そして人間関係のことなど様々な思いをめぐらせながら、足を前に進めている。
山に登ったからと言って、何かが変わるわけではないが、どんなにしんどい山でも、下山すれば、すっきりした気分になり、また登りたくなるから不思議だ。
 
また、今回の作品は、ミステリーではないので、ほのぼのとした気持ちで読み終えることもできた。
とりわけ、ニュージーランドのトンガリロ国立公園には、機会があれば、是非1度行ってみたいと思った。
 
 

薬局がジェネリック医薬品を強引に勧めるワケ

 
以前、このブログでも書いたが、今年2月末、アクシデントにより左膝を捻挫した。
幸い、骨折しなかったので、これまで医者には1度も行かなかった。
日常的には痛みもなくなり、ランニングや登山もしている。
ただ、正坐の姿勢を取ると、まだ左膝に痛みがあるので、知人の医師から「MRIを撮ってみたら?」と勧められたので、診察を受けることにした。
 
MRIは、初体験だった。
横になった状態で、トンネル状の筒型の機械の中に下半身だけが入る。
機械が大きな音をたてて作動している間、そのまま、ジッとした姿勢でいること15~20分。
それで終わり。
 
結果は、軽傷の「半月板損傷」。
ついでに、骨密度も測定してもらった。
年齢的には、平均以上の骨密度だったが、今後、徐々に減少していくことは止められない。
登山で転倒することも多いと言うと、医師からは薬の服用を勧められた。
医者嫌い、薬嫌いだが、とりあえずしばらく服用してみることにした。
 
処方箋をもらい、病院近くの調剤薬局に行った。
すると、その薬局の受付の若い女性から「ジェネリック薬品って知ってますか?」「同じ成分の医薬品より安いのですが、使ってみませんか?」と尋ねられた。
ジェネリック医薬品については、色々問題点が指摘されていたなあと思ったので、「いえ、やめときます」と断った。
しかし、彼女は、なおも「なんでですか!」と詰問調で問いかけるので、私も「いえ、どうしても」と更に抵抗すると、彼女は「わかりました」と無愛想に答えた。
とても不愉快になった。
こんな言い方をされたら、大半の人は、ジェネリック薬品の方を購入するだろうなと思った。
 
あまりに不愉快だったので、帰宅後、インターネットで調べてみた。
 
まず、「ジェネリック」医薬品とは、特許期間が終了した新薬と同じ有効成分で作られた後発品のことを指す。
すでに公表された成分で商品を作るので、研究開発に金がかからず、安全性や有効性を確認するための臨床試験も省略できるので、先発品よりも割安な価格で販売されている。
 
日本では、2005年9月時点での使用割合は医薬品全体の16.8%にとどまっていた。
そこで、厚生労働省は、2007年10月「後発医薬品の安心使用促進アクションプログラム」を策定し、5年後には30%のシェアを目標に、診療報酬を変更したり広報活動を行ったりしてきた。
しかし、2011年9月時点でのシェアは22.8%。
そこで、国は、2012年の医療費(診療報酬)改定で、医療機関や調剤薬局がジェネリック医薬品を使うとこれまで以上に利益が出るようにした。
詳細は、割愛するが、調剤薬局に対しては、ジェネリックを積極的に取り入れている薬局には手厚い報酬を出すというしくみになっている。
 
そっか、強引に勧めるのは、こういう背景があったんだ・・・
 
ジェネリックの問題点は、インターネットサイトでの解説によると、「特許が切れた」というのは、「物質特許」だけで、「製剤特許」は切れておらず、そのため、同じ添加物や同じ剤形を取ることはできず、先発品と全く同じとは言い切れない。
また有効性は同じでも、安全性については、確認されない。
 
ジェネリック医薬品を使用するか否かは、自分で決めることだが、気軽に相談できる信頼できる薬剤師を見つけることが大切かもしれない。
 
 
 
 
 
 
 

京都・稲荷山を甘く見ては危険です。

 
山仲間から「京都市内の山で、一番、救助要請が多い山はどこかわかる?」と問われた。
 
私の最初の回答は「愛宕山?」。
標高は924Mもあるし、信仰の山として、たくさんの人が登る。表参道以外は結構山らしい登山道になっているし・・・「ブー」
 
では、次は、「比叡山?」・・・「ブー」。
「北山のどこか?」・・・「ブー」
「大文字山?」・・・「ブー」
 
もう、ないやん!・・・
まさか「稲荷山?」・・・・「ピンポン」
 
2016年8月17日付け京都新聞の記事によると、伏見稲荷大社の東側に広がる稲荷山(標高233M)で山岳事故が増加しているとのこと。
伏見稲荷大社に来た観光客がハイヒールやサンダルなどの軽装で登り、体調不良や転んで負傷するケースが続出しているためらしい。
京都市消防局によると、稲荷山の山岳救助は、2015年に28件で、前年比で2倍以上に増加。
同年の愛宕山は19件。北山は11件。
今年は7月末までで既に19件救助が発生しており、うち5件は外国人とのこと。
 
稲荷山は、たくさんの赤い鳥居が並ぶ道を登っていく。
階段は多いが、舗装されている。
山頂付近は、周遊できるようになっており、結構面白い。
また、稲荷山から東福寺などに下山することもできる。
でも、ハイヒールはダメだよね。
 
安易な登山は、控えてほしい。
 
 
 
 

Uさん手作り料理の「三種の神器」

 
元依頼者のUさん、79歳。
夫と別居し、現在は、一人暮らし。
数年前に依頼事件が終わってからは、1年に1度程、お目にかかる。
 
Uさんが事務所に来られる時は、必ず、手作りの食べ物を持って来てくださる。
以前いただいた梅肉がとても美味しかったので、「レシピを教えて」とお願いすると、「分量は味見しながら適当だから」とさすがベテラン主婦のお返事が返ってきた。
 
そして、Uさん自慢の手作り料理「三種の神器」とは・・・梅肉・生姜の甘酢漬け・ゆず味噌。
 
先日、それらを事務所に届けていただいたので、味わいながら食している。
 
●梅 肉
京都の夏の食材の1つにハモがある。ハモの湯引き、ハモしゃぶ、ハモ寿司・・・。
私も京都に来て初めてハモを食べた。
湯引きしたハモは、梅肉か酢みそをつけて食べるが、私は専ら梅肉派。
Uさんの梅肉で食べると、ハモも一層美味しく食べられる。
 

 
●生姜の甘酢漬け
生姜の甘酢漬けは、私が最近はまっている料理で、私自身も時々作ったりする。
ただ、調味料の微妙な加減で味が変わり、案外、難しい。
Uさんの甘酢漬けは、私の舌に合う。
食事時はもとより、小腹がすいた時も、おやつ代わりに食べている。
 

 
●ゆず味噌
Uさんからゆず味噌をいただいて、初めて賀茂ナス田楽の料理に挑戦してみた。
ナス田楽は、多くは、ナスを素揚げする方法が紹介されており、ナスが油をたくさん吸うので、ちょっとなあ、と作ることを躊躇していた。
でも、クックパッドのレシピで、賀茂ナスを横に半分に切り、上下の断面に包丁で切り込みを入れた上で、そこにオリーブオイルを塗って、電子レンジでチンする方法が紹介されており、この方法で作ると、短時間で、しかもあまり油っぽくないナスに仕上がった。
そのナスに、Uさんのゆず味噌を乗せて食べると、これまた美味。
 

 
京都は連日の酷暑であるが、私の食欲は、あいかわらず旺盛だ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
今年から8月11日が「山の日」として祝日になった。
 
28歳から始めた登山だが、もう、すっかり「中高年の登山」まっただ中になった。
晴れた日に頂上から見る360度の展望、木々の緑、夏山の花々、秋の紅葉、そして下山後の温泉・・・
登山を趣味の1つとすることができて、本当に良かったと思う。
 
友人たちからは「中高年の遭難が報道されるたびに、いづみさんじゃないかと心配するのよ」と有り難い(!?)お言葉を頂戴する。
警察庁によると、2015年の遭難者3043人のうち60歳以上が1565人と半数を超えている。
死亡・行方不明は、234人で、ほぼ70%を占める。
中高年の登山者の数は増え続けているのであるから、割合が大きくなるのは仕方がないが、それでも安易な登山から起こる事故が多いことも否めない。
 
中高年がたくさん登るからと言って、「山が危険」であることは、昔と何ら変わりない。だからこそ、準備・体力・細心の注意が必要となる。
 
遭難の状況は、道迷いが39.5%と最も多く、次いで滑落16.5%、転落15.3%。
疲れてくると、何でもない道ほど転倒しやすい。
 
80歳の三浦雄一郎さんがエベレストに登頂できたからと言って、誰もができるわけではないことは明らか。
日々のトレーニングと勉強と・・・登山には、絶対に欠かせない。
 
 
 

平瀬道から白山登山

 
白山は、石川県と岐阜県にまたがる標高2702Mの山である。
日本百名山の1つで、また、花の百名山の1つでもある。
とりわけ、夏のこの時期は、たくさんの花々が咲き乱れ、本当に花の宝庫だ。
 
白山への登山ルートは、いくつもあるが、ポピュラーなルートとしては、石川県側の観光新道がある。
白山登山は3回目なので、今回は、岐阜県側の平瀬道登山口から登ることにした。
実は、この平瀬道ルートの登山は、過去にも登山口までは行ったものの、雨で撤退を余儀なくされていた。
前日、登山口の近くにある白水湖畔ロッジに泊まり、7月31日午前5時に出発。
3度目にして、やっと天候に恵まれた。
 
登山口の標高が1235Mだから、標高差1467M。
 
高い山でも、有名な山ほど登山道は整備されており、このルートも急坂には、丸太で階段が作られているなど、歩きやすかった。
また、ポピュラーな観光新道と違って、ツアー登山者がほとんどなく、比較的すいていた。
 
ただ、暑い!汗がタラタラと流れ落ちる。
 

 
2000M位まで登ると、遠くに、白山山頂である御前峰が見えてきた。(写真の左の山)。
また、避難小屋を過ぎた辺りからは、登山道脇に、たくさんの花を観ることができた。
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
最後の急坂の登りきると、平行歩きとなり、やっと室堂に到着した。
室堂では、あちこちから登ってきた登山者がたくさん休憩していた。
 
しばらく休憩し、山頂へ向かう。山頂までは、あと約250M登る。
 

 
カンカン照りの中のひたすら登る。
そして山頂の御前峰に到達。
 

 
山頂から見た室堂。
 

 
室堂の食堂で昼食を食べ、下山開始。
快調に下山していく。
午後2時45分、登山口着。
登山口に着く頃には、足がパンパンで痛い。
 
下山後は、平瀬温泉で汗を流し、ゆったり疲れを癒す。
 
久しぶりのハードな登山だった。
 
 
 
 
 
 

安保法廃止を求めて。京都弁護士会パレード

 
 
梅雨も明け、夕方とは言っても、うだるような暑さの7月29日。
京都弁護士会は、安保法制を廃止し、立憲主義の回復を求めるミニシンポジュウムを開催した後、弁護士会館前から堀川御池通りまでパレードをしました。
 

 
写真、向かって右から2番目が浜垣京都弁護士会会長。
 
パレードには、弁護士や法律事務所の事務員さんのほか、市民の皆さんも参加し、「違憲の法律、反対!」などと唱和しながら、暑さに負けず、歩きました。
 
弁護士は、パレード終了後、引き続きビアパーティーへ。
私はビアパーティーには参加しませんでしたが、皆さん、さぞかし、ビールが美味しかったことでしょう。
 
 

堺市が「子ども食堂」始める

 
日本の格差社会において、子ども6人に1人が「貧困」・・・友だちとコンビニでお菓子を買うことももできない、毎日の夕食は、ソーメンだけ。
そんな中、全国で、地域の子ども達に無料あるいは格安で食事を提供する「子ども食堂」の取り組みが広がっている。
 
大阪府堺市では、7月20日、市が主体となった子ども食堂のモデル事業が始まった。
いずみ市民生活協同組合や、食品ロスを減らす活動に取り組みフードバンクが食材を提供。
中高生までの子どもには無料で、おとなには実費300円で食事を提供する。
堺市は、子ども食堂を設置するため、500万円の予算を計上し、NPO法人に事業を委託。
今後は、市内3カ所以上の施設で月1回以上開催する予定。
自治体が主体となった子ども食堂は、全国では少数で、注目される。
 
子ども食堂の取り組みについては、必ずしも貧困家庭の子どもが食べに来ていないのではないか?などの声も聞かれるが、外からは、子どもの貧困は見えにくく、どの子どもに対しても開かれた食堂であることが、とても大切だと思う。
堺市のこのとりくみは、食を1つのキーワードに、誰でも参加できる場を市が主導して提供するもので、注目していきたい。
 
京都市内でも、嵐山や下鴨などいくつかの子ども食堂が出来ているという新聞報道は目にするが、京都市自体がかような取り組みを行うことを期待している。
 
 

草津メロン

 
テレビで「草津メロン」というメロンがあることを知った。
「草津」は、もちろん、お隣の滋賀県草津市のこと。
琵琶湖の水と肥沃な土で育ったメロンは、とても甘いとのこと。
そこで、先週の日曜、早速、草津まで出かけた。
 
ところが、ネットで調べた販売所は、既に閉じられ、メロンの影も形もない。
どうやら「草津メロン」はそろそろ収穫が終わりらしい。
このままでは帰れないと、再度、ネット検索し、すぐ近くに「草津あおばな館」という産直野菜の販売所があることがわかり、草津メロンを求め、向かった。
 
 

 
草津あおばな館は、かなり広いスペースの場所に、新鮮な野菜が一杯。
店は、結構、混雑していた。
お目当ての、草津メロンもゲット。
 
帰りには、こんな建物も見つけた。
 

 
ゲットしたメロンは、説明書によると、食べ頃は1週間後。
ひたすら我慢の1週間。
そして、今週の日曜、やっと入刀!
 

 
熟して、甘~いメロンを味わいました。
 
 
 

新しい登山靴で、ためし歩き

 
前にブログで書いた、東北へ調査旅行に出かける当日の朝、登山靴のソール(靴底のゴム部分)がはがれていることに気が付いた。
まだ、買って3年位しか履いていなかったのに・・・
登山靴は何回も買い換えているが、ソールがはがれたのは、初めて。
やむなく東北へは、急遽、もう1足持っていた軽登山靴を持って行った。
 
ソールがはがれても、修理は可能だが、約1ヶ月もかかると言われた。
これまで履いていた登山靴は、やや幅広で、イマイチ自分の足にフィットしていなかったので、これを機に思いきって、マインドル社の新しい登山靴を購入した。
マインドル社は、ドイツの靴メーカー。
京都では、山の専門店のロッジや好日山荘にはなく、カンダハルという小さな店で購入した。
デザインは地味だが、私の足にはフィットしている気がする。
 

 
次に山に行くまでに、ためし歩きをしておかなければと思ったが、この暑さで、日中に歩くのはとても無理。
そこで、7月23日土曜朝、午前5時に起きて、新しい登山靴を履き、京都御所を歩くことにした。
涼しくて、すがすがしい。
既に、何人もの人達が、ウォーキングをしたり、ランニングしたりしている。
私は、砂利道や土道で凹凸のある所を選んで歩いた。
内周1周4キロを歩く。
 
靴は好調。夏山が楽しみ!
 

81歳の介護ヘルパー千福幸子さん

 
自分自身が年を重ねていく中で、これからどのような生き方をしていくのか、日々、思い悩むところである。
 
7月15日放映のNHK番組「かんさい熱視線」では、大阪府豊中市に住む81歳の介護ヘルパー千福幸子(せんぷくゆきこ)さんを取り上げていた。
 
千福さんは、2003年に夫を亡くした後、73歳で介護ヘルパーの資格を取り、76歳では介護福祉士、そして昨年80歳でケアマネージャーの資格を取った、現役の介護ヘルパーである。
 
シニアだからこそ、相手の気持ちがよくわかるという利点もあるが、そんな簡単なものではない。
千福さんは、本当に努力家で、相手が聴覚障害を持っていれば、コミュニケーションを取るために、自分も手話を習うというような努力もされている。
千福さんが目指しているのは「心のケア」。
 
ケアマネージャーの合格率は19.2%(2014年度)といわれる難関で、合格者の平均年齢は37歳。
それを千福さんは、1度で合格。
何事も年齢を言い訳にせず、決めたことはすばやく行動する・・・
 
また一人、人生の目標にできる人を見つけた。
 
 
 
 
 
 

 
7月18日、九州から東海まで、突然の梅雨明け宣言。
京都は祇園祭の山鉾巡行も行われ、絶妙なタイミング。
日中の気温は高いが、朝晩は、まだ涼しくて過ごしやすい。
でも、今夏は、史上最高の暑さになると言われており、戦々恐々の毎日である。
 
食べ過ぎのせいか、ここ数日、胃痛があって、食べる量を控えている。
体調を崩さないよう、気を付けなければ・・・・
 
少しでも夏の暑さを乗り切るための私のささやかな工夫。
それは、麻の服を着ること
昨年1枚、麻のブラウスを買い、気に入ったので、今年は色違いをもう1枚買った。
麻は涼しいと聞いてはいたが、実際に着てみると、本当に涼しい。
洗うと少しシワシワになるので、アイロンをかけなければならないが、きちんと干せば、多少のシワシワも麻らしい風合いで、いいかも。
 
外出する時は、日傘・手袋・サングラスが三種の神器。
これは、単なる日焼け予防のため。
 
 
 
 
 

料理で認知症予防

 
料理を作ることが好きだ。
決して得意ではないし上手でもない。手の込んだ物も作らない。
でも、せっせと料理番組を観、レシピの切り抜きを集め、料理本を読んでいる。
「これは、どうやって作るのかな?」と思ったメニューでも、最近は、ネットを探せば、すぐにレシピが見つかるから便利だし、面白い。
 
料理を作ることを通して認知症の改善や体力向上をめざすデイサービスが、全国でいくつかできていることを知った(2016年6月24日付け京都新聞夕刊)。
 
認知症予防には、栄養バランスのとれた食事や適度な運動など、生活習慣病予防が重要だとわかってきている。
また、創造的な趣味を持つ、新しいことにチャレンジする、などが有効。
料理中には人の脳の血流が増え、前頭前野が活性化することを明らかにしている研究もある。
さらに、料理教室などでは、人とのコミュニケーションの増加もメリット。多様な人と、ワイワイとおしゃべりすることによって脳が活性化する。
友人や家族に「作ってくれてありがとう」と感謝してもらうことによって自分が役立っていることを実感して、さらに料理のやる気がアップする。
日常的に料理を作ると健康への関心も高くなる。
 
いいことだらけ!
 
自分自身のためにも、できあいのオカズや弁当などはほどほどにして、ずっと料理を作っていきたい。
 
 

「子ども」と「子供」

 
「子ども」と「子供」・・・・・皆さんは、どう書きますか?
 
私は、弁護士になってしばらくして以降、ずっと「子ども」と書いています。
それは、先輩弁護士から、「子供」の「供」は従者の意味があり差別的な表現だからと教えられたからです。
その説明に納得できたので、以来、現在まで、私は「子ども」と書いてきました。
 
実は、文部科学省と文化庁は、2013年6月、「子供」と「子ども」が混在していた公文書の表記を、「子供」にするように決めたそうです。
(全く、知りませんでした。)
それは、その前月に、下村博文前文科相に対し、ある団体から要望書が手渡されたということが背景にあったようですが、要望書を出した団体名や個人名は明らかにされていません。
特定の団体が要望したからと言って、すぐに大臣が指示するのも、なぜかしら?と思ってしまいます。
 
「子どもの権利条約」「子ども手当」など「子ども」の方が一般的のように思うのですが・・・
ちなみに、京都弁護士会の委員会も、「子どもの権利委員会」という表記しています。
 
私自身は、これからも「子ども」と書いていきます。
 
 
 
 

 
2016年5月19日、最悪の結果が報じられた。
元米海兵隊員の軍属による女性暴行・殺人事件は、まさしく沖縄に米軍基地があるからこそ起こった事件であり、それを知った時、とてもやりきれない気持ちで一杯になった。
 
この事件を受けて、2016年6月19日、沖縄県では「被害者を追悼し、海兵隊の撤退を求める県民大会」が開催された。
私も、この日、沖縄に連帯するという意味も込めて、夕方、京都市役所前で開かれた集会にでかけた。
 
沖縄では、炎天下、主催者の予想を上回る約6万5000人が参加し、未来を奪われた20歳の女性を追悼し、日米両政府に改めて謝罪と完全補償を求め、そして米海兵隊の撤退を迫った。
その集会の中で、オール沖縄会議共同代表で名桜大4年の玉城愛さんが涙ながらに訴えた言葉が心に突き刺さった。
 
「被害者は私だったかもしれない」
そして、
「安倍晋三さん、本土にお住まいのみなさん、加害者はあなたたちです。しっかり沖縄に向き合ってください。」
 
これが、沖縄に生きる人たちの心からの怒りであり叫びだ。
私も加害者・・・・
 
以前にも、これと同じことを言った人がいた。
元外交官で政治学者の浅井基文さん。
その時もショックだったが、沖縄の人から言われると、余計にこたえる。
 
「かわいそう」「ひどい」「同情する」・・・それだけではダメ。
じゃあ、何ができる?
沖縄の叫びにどうこたえたらいいの?
 
沖縄から、そして日本から、米軍を撤退させるまで、できる限りのことをしていく・・・
今、こんなふうにしか書けない自分が情けない。
 
 

初めて、小豆を煮る

 
今朝、初めて、小豆を煮た。
恥ずかしながら、今まで、どんな種類でも、豆というものを、最初から煮たことがなかった。
 
実は、このブログでも何回か書いたが、白砂糖が害であることを知って以来、なるべく砂糖を積極的には摂らないようにしている。
もちろん、コース料理のデザートとしてスイーツが出されれば喜んで食べるし、料理を作る時にも砂糖を使う。だから「なるべく」。
無性に甘い物が欲しくなると、甘酒を飲んだり、蜂蜜をかけて食べたりしている。
 
そんな折り、書店で、料理研究家の有元葉子さんの著書「毎日すること。ときどきすること。」を立ち読みした。
有元さんの日常生活が綴ってある本。
その中で、有元さんは、冬は、おやつとして、砂糖なしで煮た小豆にメープルシロップなどをかけて食べると書かれていた。
 
ヘェ~、そんな食べ方があるんや・・・
小豆は栄養があるし、私も食べてみよう。
有元さんは、豆を最初から煮ているが、とりあえず小豆の缶詰でも買ってみよう。
 
ところが、スーパーで売られているのは、すべて砂糖入りで、無糖がない。
やっと、生協の共同購入で無糖小豆缶詰を見つけた。
メープルシロップをかけて食べてみる。おいしい!これはイイ。
でも、生協の共同購入では、無糖小豆が取り扱われるのは、次いつになるか、わからない。
 
そこで・・・初めて小豆を最初から煮てみることにした、というわけ。
 
有元さんの本には、有元さん流の炊き方まで書かれてあったので、それを参考にした。
①2~3日、水につけておく。水は毎日換える。
②火にかけて、アクをとるため、3回煮こぼす。
③弱火で40~50分煮る。
 
私は、最後の③を圧力鍋10分で炊いてみた。
 
やってみたら、簡単。
できあがり。
 

 
少し、柔らかく煮すぎた感じ。
次回からは、圧力時間をもう少し減らしてみよう。
 
これなら1度に大量に作って冷凍できるし、値段的にもお得。
 
食べるのが楽しみ!
 

 
2016年4月4日付けブログで書いたマクロビ料理教室「Angel Kitchen」。
私が大学時代に下宿していた所の元管理人さんの娘さんAちゃんが主宰している。
昨日、2回目の参加が実現した。
 
この日のテーマは、「玄米おしゃれランチレッスン」。
生徒さんは、私も含め4名。
 
まず、Aちゃん先生から、薬膳における「陰」と「陽」の講義。
なかなか奥が深そう。
 
では、実習開始。
 
●ひよこ豆とハーブの香り玄米
 
まず、圧力鍋で玄米を炊く方法を教わる。
隠し味は、塩!
今回は、ひよこ豆も加えて炊き込む。圧力鍋なら約30分でできあがり。
これが玄米?と思うほど、モチモチに。
 
●とんかつ麩ぅ~
 
今日のメイン料理。
肉を使わず、なんと車麩でトンカツを作る。
ベジタリアンのレストランに行くと、メニューにあるそう。
揚げるというよりは、多めの油で焼く。
ソースは豆味噌をベースに。
おいしい~!
 
●まめこめいっぱいサラダ
 
余った玄米ご飯と野菜、レンズ豆で作るライスサラダ。
豆と野菜をゆでた汁は、栄養たっぷりなので、別にみそ汁やスープにも使える。
 
 

 
●にんじんカプチーノスープ
 
「陰」「陽」を考えた、人参や玉ねぎの切り方を教わる。
 

カプチーノのような泡が乗っているところもポイント。
作り方は簡単。
泡が乗っているだけで、おしゃれ!
 
●そっくりビアゼリー
 
これってビール?

実は、ゼリーなんです(本物のビールも入ってるけど)。
 
オナカいっぱ~い!
食べ終わった後は、お母様も交えて、皆でおしゃべり。
 
「どんなつらいことでも、それが自分の人生の経験になる」
そう語るAちゃんがとてもまぶしく見えました。
 
 
 
 
 
 

バスタオルをやめました。

 
ミニマリストへの憧れを抱きつつ、実践できない私ですが・・・
でもミニマリストさんたちのブログには、日々、大いに刺激を受けています。
 
これまで、それこそ子どもの頃から、風呂上がりにはバスタオルで身体をふくものとずっと思ってきました。
でも、ミニマリストさんたちのブログを読んで、フェイスタオルでも、十分身体をふくことができると知りました。
足りない時には、フェイスタオルを2枚使えばいい・・・
 
なぜ、バスタオルを使わないのか?
フェイスタオルは気軽に洗濯でき、洗濯量も少なくてすむ
保管も簡単
という理由のよう。
 
実践してみて納得。
これなら私もできる。
 

「おとなの始末」落合恵子著(集英社新書)

 
落合恵子さんの著書「おとなの始末」を読んだ。
 
落合恵子さん・・・私たちの世代では「レモンちゃん」。
元文化放送のアナウンサーで、現在は作家。
そっか、レモンちゃんも、もう70歳になったんだ・・・・
 
そんな落合さんの「おとなの始末」は、「始末の仕方」のノウハウ本でない。
70代に入った落合さんが、いつか来る自分の「最期」を意識しながら、仕事や人間関係、社会、暮らしそして自分自身の「始末」についての思いをつづっている。
 
私自身も、遅かれ早かれ考えなければならない、いや、最近はいつも頭のどこか片隅で考えているテーマそのもの。
読みやすい文章なので、先日、久しぶりに福知山の裁判所に出かけた、その行き帰りの電車の中で一気に読んでしまった。
 
「おとなの始末」について、「仕事の始末」「人間関係の始末」「社会の始末」「暮らしの始末」「『わたし』の始末」の5つに分けて書かれてある。
「人間の手の大きさはひとそれぞれだが、なにかを得たら、以前得た他のなにかは指の間からこぼれ落ちていくものではないか」
「本当にかけがえのないものだけをしっかりと握りしめて、その他のものをいかに『始末』するかをこそ考えなければならない」
また、あちこちに、ジェンダーフリーを実践してきた落合さんの考えが読みとれる。
 
●仕事の始末
これまで仕事にうちこんできた人ほど、自分の仕事が減っていったり、消えることは受け入れがたい。
でも、「ずっと現役でいたい」は多くの人が望むことではあるが、現役でいる時のテンションの高さは、いわゆる「仕事」でしか実現できないとは限らない。
少し時間をかけて「わたしはいったい、なにをやりたいのか」を見つけよう。
 
●人間関係の始末
「始末」の中で最も難しいのが、人間関係の始末。
でも、人間関係の始末をしようと「決心」したのは「人生の最終章に差しかかって、これ以上我慢しているのは苦痛だ」と思えたから。
人間関係を断ち切るとなれば、相手にはもちろん、周囲からも「冷たいひとだ」と思われる場合があるが、すべての人にとっての「いいひと」でなくていい。
 
●社会の始末
原発、安保法制、改憲・・・いまという時代は、怒り心頭の声をはっせずにはいられないことばかりであるが、・・・それらの根っこを放置してきた責任は、わたしたちにある。
私の背中を押してくれるのは、私と同じように小さく弱い存在を押しつぶしていく社会に対する「怒り」。
「おかしいな」と思ったことに「おかしい」と言わなければ、将来の世代につけを回してしまう。未来に対する責任がある。
 
●暮らしの始末
年と共に「ほしい」と思う気持ちが薄まってきたことで、本来の自分の好きな「なにもない空間」をいま少しずつ取り戻しつつある。
ひとつひとつ整理していってまだ残るものがあるのなら、それはもう「しようがない」。
 
●「わたし」の始末
人生の終盤において、老いていく自分とどう向き合っていくかは避けられないテーマだ。
まずは自分の老いを「認め」て、「受け入れる」ことから、その対策は始まる。
 
●「おとなの始末」とは、・・・
カウントすることができない残された日々を充分に、充分に「生ききる約束」、自分との約束。
 
過去の自分にとらわれず、いまと未来を見つめ、カウントできない残された日々を、悔いなく生きる、そんな落合さんの思いそして言葉が、私には、とっても大きなエールのように聞こえた。
 
 
 
 
 
 
 
 

「羊さん」に会いに、竜ヶ岳へ

 
竜ヶ岳(1099M)は、三重県いなべ市と滋賀県東近江市の県境に位置する山で、鈴鹿山脈の1つである。
 
今年は、竜ヶ岳でたくさんの「羊」が見られそうという情報がネットで飛び交い、昨日は、好天に恵まれたので、登りに出かけた。
 
午前8時過ぎに、宇賀渓キャンプ場の駐車場に到着したが、その時間で既に満車状態。
たくさんの登山者が竜ヶ岳をめざそうとしていた。
やむなく車を離れた場所に停めて出発。
 
上りは、金山尾根から。樹林帯の急登が続く。
急坂に暑さも加わって、スクワットの成果なく快調には歩けない。
 
やっと樹林帯から抜け出すと、展望が広がり、まもなく竜ヶ岳も大きく見えてきた。
 

山頂は、かなり広いが、たくさんの登山者で満杯状態。
 

 
山頂では、偶然、山仲間のA弁護士と事務員のHさんに出会う。
A弁護士らは、なんと午前7時に宇賀渓に着いたとのこと。
その後、単独登山というK弁護士も登って来た。
 
さてさて、今年の「羊」さんは・・・
 

 
こんな感じ。
あと少し白が足りない!
「羊」もう少しいてほしいなあ!
 
「羊」というのは、実は、シロヤシオという花のこと。
 

 
シロヤシオが一斉に満開になると、本当に「羊」が放牧されているように見える。
初めて竜ヶ岳の写真を見た時は、本当に「羊」だと思った。
でも、シロヤシオが一斉に咲く年とあまり咲かない年とがあり、今年は、ずいぶん前からネットで確認していたのだが、あともう少し残念だった。
 
下山は、遠足尾根を下る。
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
遠足尾根は展望も良く、下山路としては最適だった。
 

 

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