京都府や京都市などでつくる「KYOTO地球環境の殿堂」運営協議会は、2016年10月5日、第8回殿堂入りに、「世界で最も質素な大統領」として知られるウルグアイの前大統領ホセ・ムヒカ氏ら3人を選んだと発表した(2016年10月6日付け京都新聞朝刊)。
「地球環境の殿堂」は、温暖化防止のための京都議定書が生まれた京都で、地球環境保全に貢献した人をたたえている。
2009年度に創設され、過去7回で国内外15人が殿堂入りしている。
もう亡くなられてしまったが、水俣病に取り組んでこられた熊本の医師原田正純先生も殿堂入りされている。
ムヒカさんは、以前このブログでも書いたが、今年4月に日本に来日した「世界で最も質素な大統領」。
2012年ブラジルで開かれた会議のスピーチで、グローバリズムや大量消費主義に警鐘を鳴らし、地球環境保全に向けた世界的な合意形成に力を尽くした。
また、2人目は、アフガニスタン支援を行うペシャワール現地代表の医師中村哲さん。
医療活動にとどまらず、戦禍や干ばつにあえぐ現地で、環境保全につながる井戸や水路の整備、農村の復興にも努めている。
3人目は、フランス国立社会科学高等研究院教授のオギュスタン・ベルクさん。
この人のことは、これまで知らなかった。
それにしても、ムヒカさんのことを思い出すたびに、その質素だが心豊かな生活ぶりと、最近の議員の政務活動費の不正流用との落差に腹が立つ。
ブログ マチベンの日々
ジュスカ・グランペールという男性デュオをご存知だろうか。
2007年にデビューした、ギターとバイオリンのアコースティック・インストゥルメンタル・デゥオ。
私は、たまたまラジオで彼らのことを知り、ギターとバイオリンの絶妙なハーモニーに惹かれた。
以来、1度、彼らの音楽を生で聴いてみたいと思っていたが、2016年10月1日(土)、それがやっと実現した。
2016ピースライブ。
ジュスカとは、フランス語で「~まで」、グランペールは「おじいさん」。
二人が共におじいさんになるまで一緒に音楽やろうって、なんて素敵なんだろう。
実は、彼らの楽曲は私たちの身近に流れている。
化粧品SK2のCM曲や月9テレビドラマの挿入曲など多数。
毎朝7時45分からのNHK総合テレビ「おはよう関西」の冒頭で流れるテーマ音楽が「いいなあ」と思っていたら、実は、彼らの楽曲だったこともこの日わかった。
ジプシースイングJazz、タンゴ、フラメンコ、ラテン、クラッシックそして和のエッセンスを取り込んだサウンドは、聴く者に、本当に音楽っていいなって思わせる。
久しぶりに、音楽を1時間たっぷり楽しんだ。
私が、初めて「ミニマリスト」という言葉を知ったのは、昨年9月の京都新聞の記事。
ちょうど1年が経過する。
以来、折りにふれ、「ミニマリスト」ブログをネットサーフィンしている。
しかし、私自身は、ミニマルライフに憧れながらも、日々、物を捨てられない生活の中で暮らしている。
昨日朝のNHKあさイチは「ミニマルライフ特集」。
ビデオを撮っていたので、昨夜ゆっくり観てみた。
「ミニマリスト」と言っても、生活の中で何をミニマル化しているかは人によって様々。
あさイチで初めて知った、稲垣えみ子さん。
稲垣さんは、元朝日新聞記者で、現在はジャーナリスト。
東日本大震災における原発事故を機に、電化製品をできるだけ使わない生活に。
掃除機なし、テレビなし、エアコンなし、冷蔵庫なし。
お風呂もなく銭湯へ。
電気代は、なんと月158円。
こんな人がいるんやなあ・・・
とてもマネはできないけど、物がなくても、自分で工夫すれば生活できることがわかった。
この1年で、私が実践した生活のミニマル化=やめたもの・捨てたものは、
①キッチン・洗面所・トイレのマット(これはスッキリ!して正解)
②バスタオル(入浴後は、スポーツタオルかフェイスタオルで身体を拭いてます)
③食器少々
また、ミニマリストの影響で始めたことは、
①余ったタオルを半分に切って、ウエスを作る
②キッチンのシンクを毎晩最後にウエスで拭く
まあ、1年でこれだけ。
でも、自分的には1歩前進です。
安保法制が昨年9月19日に成立してから1年が経過した。
憲法違反の状態は何ら解消されていないどころか、政府は、アフリカの南スーダンに国連PKOとして派遣されている陸上自衛隊に、今秋以降、駆け付け警護など新たな任務を負わせ、武器使用の拡大に足を踏み出そうとしている。
全国各地で様々なとりくみがなされているが、京都弁護士会は、2016年9月22日の祝日、昨年に引き続き、円山野外音楽堂で、「違憲なものは違憲!安保法制を廃止し、立憲主義の回復を求める京都大集会」を開催した。
あいにく、すぐにも雨が降ってきそうな天候ではあったが、約2100名の参加者があった。
まず、京都弁護士会の歴代会長が登壇し、その前で、現会長の浜垣弁護士が開会の挨拶。
メインの講演は、各地で紛争処理や武装解除に関わってこられた伊勢崎賢治東京外国語大学教授。
伊勢崎さんは、講演時間があまりないことから、南スーダンの問題だけに触れられた。
今の南スーダンは内戦状態で、PKO5原則が守られているような状態ではないこと、しかし、国連や国際人道主義との関係では自衛隊がもはや撤退できない状況にあることなどをわかりやすく説明された。
講演の頃から、雨が降ったり止んだりし始めた。
続いて、政党関係者や各界からのスピーチがあり、その後、集会アピール採択。
集会終了後は、京都市役所前までパレード。
この頃には、大雨となったが、頑張って歩いた。
とりわけ南スーダンの自衛隊員が一人も命を落とさないことを強く願って・・・
100歳以上の高齢者は毎年増加の一途をたどり、今年は6万5692人。
また65歳以上の女性は、女性全体の3割を占めるという。
古来、長寿はめでたいと言われてきたが、少子化と日本の貧困な福祉政策の中、老人にとって手放しで喜べない現状がある。
2016年9月17日付け朝日新聞朝刊の別刷「be」の「フロントランナー」のコーナーでは、NPO法人ほっとプラス代表理事の藤田孝典さんを取り上げていた。
昨年6月「下流老人」(朝日新書)という刺激的なタイトルで著書を出して大きな反響を呼び、本はベストセラーになった。
前々から読んでみたいと思っていたので、朝日新聞の藤田さんの記事を読み、すぐに本を買いに行った。
下流老人とは、「生活保護基準相当で暮らす高齢者、またはその恐れがある高齢者」と定義する。
現在、600~700万人と推測し、近い将来は高齢者の9割がそうなると警告する。
「今のままの社会だと『下流化』はだれにでも起こりうる」
それは、「本人がどれだけ努力しても、貧困に陥る社会構造がある」ということ。
この本を読んで、本当にだれにも起こ得ると確信した。
第1に、予期せぬ病気や介護あるいは交通事故などで、高額な医療費や介護費、療養費が必要になることがある。
当たり前だが、高齢期は想像以上に病気に冒されやすい。
「年金+就労収入」で暮らしていけるという生活設計は、あくまで「健康であること」を前提にして成り立つもの。
これらは、昔からあったことだが、昔は、家族や地域社会のセーフティーネットが機能していた。しかし、現代は、核家族化が信仰し、経済的困窮により子どもを頼れないケースが増えている。
第2に、高齢者介護施設に入居できない現実がある。
「特別養護老人ホーム」は入所までに3~5年待ちということはザラで、自立生活が困案になって入ろうと思っても、受け入れてくれる施設がないという状況も十分にあり得る。
金がなければ、まともな介護も受けられない。
第3に、子どもに親の介護が期待できないばかりか、子どもがワーキングプアや引きこもりで、成人以降も子どもを養わなければならない高齢者が増えている。
第4に、熟年離婚。
慰謝料や財産分与、未成年の子どもの養育費の支払い、年金分割などによって、これまでの生活レベルを下方修正せざるを得ない。
第5に、認知症でも周りに頼れる家族がいない。
そのため、オレオレ詐欺などの犯罪や消費者被害に巻き込まれて下流化してしまう。
NHKの「老後破産」は、これら下流老人の実態を浮き彫りにしていたが、今後の対策や展望というところの掘り下げは不十分で、不満が残った。
藤田さんは、現状を紹介するだけでなく、政府の政策の不備や、安らかな老後を迎えるための自己防衛策まで言及する。
自己防衛策の中で、とりわけ「幸せな人と不幸せな人との違いは明らかに『人間関係』にある」との指摘は、私の経験からもうなづけるところだ。
しかし、彼は、心の問題だけにせず、きちんと政策提言も行い、最後には、「人間が暮らす社会システムをつくるのはわたしたちである」として、私たちは、共に考え、想像し、行動していくことを、願いたいと結んでいる。
非常に勉強になった。
藤田さんは、最近、今度は、若者世代の貧困に焦点を当てた「貧困世代」という本を出版された。こちらも是非、読んでみたい。
2016年9月17日(土)から19日(月・祝)まで、ウイングス京都や京都文化博物館及びその周辺で、京都アートフリーマーケットが開かれている。
京都にゆかりのある若手作家や職人らが発信する作品に出会うことができる。
私が大好きな切り絵作家佐川綾野さんも出展されることをブログで知り、17日の夕方、チャリに乗って出かけてみた。
佐川さんのブースの場所は、京都文化博物館の表側にあった。
あらかじめインターネットで調べていたので、すぐにわかった。
佐川さんの切り絵教室には、昨年4回通ったが、今年は日が合わず、1度も行くことができていない。
それでも、佐川さんは、私と目が合うと、「いやあ、こんにちわ!」と覚えていてくださったので、感激した。
佐川さんのブースには、彼女の切り絵をデザインしたイヤリングやペンダント、絵はがきなど可愛らしい作品がたくさん並べてあった。
お客さんが何人もおられたので、少しだけおしゃべりして、他のブースを見に行った。
陶芸、組みひも、木工、竹工芸、金工、アクセサリーなどなど、手作りの可愛い作品がたくさん出展されていた。
それを作った作家や職人と直接交流もできるし、作品を買うこともできる。
このような企画は、きっと若手作家や職人への応援になっているだろう。
少し、ほっこり。
昨日と今日は、台風の影響で雨。今日が最終日。
外のブースの人は大変だろうなあ・・・。頑張って!
9月中旬になって、やっと少し涼しくなってきたが、秋の気配は、まだあまり感じられない。
このブログでも何度か書いているが、2011年3月に起こった東日本大震災をきっかけに知り合い、交流が続いている宮城県気仙沼市のYさん。
復興の状況が気がかりだ。
そのYさんから、今年も、サプライズで、突然、気仙沼産のサンマが送られてきた。
報道によると、昨年に続き、サンマは不漁とか。
原因は、海水温の上昇や、サンマが日本の沖合に来るまでに海外の国が公海で捕獲してしまうらしい。
そのためか、スーパーの店頭に並ぶサンマは、例年よりやや高く、小ぶりだ。
送られてきた気仙沼のサンマは、大きくて、脂がのっている。美味しい!
秋の味覚を存分に味わっている。感謝!
ペーパードライバーです。
8月が誕生日で、今年が更新時期でした。
これまでは、誕生日の少し前に手続きに行っていました。
京都市伏見区羽束師にある京都府運転免許試験場まで、京阪電車で中書島まで行き、そこからバスに乗り継いで・・・。遠い!
でも、今回は、9月1日に、京都駅前に新しく京都駅前免許更新センターがオープンしました。
七条警察の跡地です。
優良運転者は、ここで更新手続きを受けることができるので、当然、こちらへ。
地下鉄1本なので、ラクチン。
午前8時40分頃にセンターに着くと、既に、長蛇の列。
でも、日曜はもっとたくさんの人だったと係のオッチャンが言ってました。
手続きの流れは、いつもと同じ。
最近、メガネが少し合わないなあと視力検査が心配でしたが、無事クリア。
そして午前9時20分から9時50分まで講習。
新しい免許証をもらって終了。
私にとって、免許証は、専ら身分証明書の役割しかありません。
そろそろ返納も考えようと思います。
子ども達に無料や定額で食事を提供し、地域で居場所の役割を果たす「子ども食堂」。
6人に1人が相対的貧困状態と言われている「子どもの貧困」を背景に全国で取り組みが広がっている。
これまで新聞で、京都でも「子ども食堂」がいくつか出来ていることを知り、とても関心を持っていたが、そのような活動を支援するセカンドハーベスト京都という団体が、初めて京都で子ども食堂のシンポジウムを開くことを知り、9月4日(日)、参加した。
場所は、京大構内。京大を訪れるのは久しぶりだ。
会場に到着すると、既にたくさんの人が来られており、最終的には約120名の参加者となったようだ。
基調講演は、NPO法人山科醍醐こどものひろばの村井琢哉理事長。
「こどもたちとつくる貧困とひとりぼっちのないまち」。
「山科醍醐こどものひろば」は、36年も前から、地域で、社会環境や文化環境がより良くなることを目的として様々な活動を展開しているとのことで、山科に住んでいないせいか、全く知らないことだった。
村井さんの話の中で印象に残ったのは、子ども食堂というのは、子どもの貧困の「貧」ではなく、「困」に焦点をあてているということ。
「貧」を解決するには時間がかかる。でも、子どもらが貧しくても、「今」、困らないよう、「困」に向き合う。
また、貧困家庭において、絶対的貧困ではないのでとりあえずの衣食住は存在するが、それが不十分であり、外からは見えにくい。
しかし、その子ども達の「困」に気づけるのは、そこに住む町の人である。
村井さんの講演に続いて、京都や大阪の地域で子ども食堂を運営されている方々によるパネル討論。
食を通じて、地域の人達に寄り添おうとしている人達がこんなたくさんいることを知り、とても嬉しく思い、また感動した。
パネラーの一人、飲食業に携わっていた林さんが運営するのは、子どもでもおとなでも誰にでも開かれている「ファミごはん」(左京区浄土寺)。
彼女が食堂を始めたきっかけは、キャンプの調理班にボランティアとして参加するうちに、飲食業では得られない喜びを感じるようになったことと語った。
お金を介さない何らかの関係があり、皆で一緒に過ごしてご飯を作って食べ、次第に親しくなり、家庭とも店とも違った関係があり、生き甲斐とも言える充実感がそこにあったと言う。
とても勉強になったし、本当に参加して良かったと思えるシンポジウムだった。
京都にある、いくつか子ども食堂のことを知ることが出来たし、1度、食べに行ってみようと思う。
そして、何らかの形で、このような活動に関わることができれば、と思った。
先週、細見美術館で開催されている「生誕300年記念 伊藤若冲~京に生きた画家~」展に行って来た(9月4日で終了)。
京都に住んでもう40年以上になるが、ほんの数年前までは、伊藤若冲(じゃくちゅう)という京都出身の江戸時代の絵師のことなど全く知らなかった。
幼なじみのshocoさんが若冲の絵が大変好きで、彼女から、彼の絵が御所の北にある相国寺承天閣美術館に展示されていると聞いて、初めて見に出かけたのが2011年のことだった。
今年は、若冲の生誕300年ということで、NHKを始め、いくつかのテレビ番組で彼の絵の技法や観察力などが詳しく紹介され、あらためて彼のすごさに驚くとともに、また、彼の絵を見てみたいと思うようになった。
細見美術館は、岡崎にある割とこじんまりとした美術館で、訪れたのは初めて。
色のある絵は少なかったが、墨だけで描かれた絵でも、やはり圧巻だった。
水墨画にはほど遠いが、以前、少しだけ「墨絵」というものを習ったことがあった。
私は、もともと絵を描くことは好きだったので、「墨絵」も簡単に描けるものと思っていたが、これが大きな間違いだった。
「墨」1つで濃淡を出し、様々な線や面を描く。思い通りの絵が描けず、悪戦苦闘し、結局、「墨絵」は挫折した。
でも、墨絵を習ったおかげで、墨だけで絵を描くことの難しさが多少なりともわかるようになったことは間違いない。
若冲が数十羽の鶏を飼って何年も観察したことは有名であるが、彼の鶏の水墨画は、墨によって濃淡だけでなく、質感や量感、羽毛の柔らかさなどが見事に描かれていることがわかる。
また「筋目描き」という墨を重ねることによってその境に白い線が出る技法にも目をみはった。
相国寺承天閣美術館では、12月4日まで、「生誕300年記念 伊藤若冲展」が開催されている。
そちらの方にも是非、行ってみようと思う。
とてもショッキングな報道である。
米国の退役軍人省は、2016年8月3日、退役した米兵の自殺に関する報告書を発表し、2014年時点で、1日平均20人が自殺していることを明らかにした。
退役軍人省は、緊急電話相談窓口の設置や精神疾患を患う元米兵を治療する医師の増員などを行っている。
この報告書は、アメリカで同時多発テロが起きた2001年から2014年の動向をまとめもの。
アメリカがアフガニスタンやイラクを侵略し占領した時期である。
すべての州の、1979年から2014年にかけて退役した米兵5500万人以上の記録による。
報告書は、自殺の原因には明確に触れていないが、戦地での恐怖体験によるPTSDなどに苦しんで自殺に追い込まれる人が多いと言われている。
わが国でも、3月施行の安全保障関連法で可能になった自衛隊の「駆け付け警護」について、南スーダンでの任務付与が検討されている。
肉体のみならず、精神まで壊されていく危険性のある戦場に自衛隊を送ってはならない。
今朝(8月26日)の京都新聞朝刊の中の「みやこのアーツ&クラフツ」という欄に、京都在住の切り絵作家佐川綾野さんのことが紹介されていた。
佐川さんのことは、このブログでも何度も紹介し、私自身も彼女の切り絵教室に、過去4回参加させてもらった。
2015年にテレビ番組「LIFE~夢のカタチ~」で取り上げられてから、一躍、京都の有名人となった。
彼女の切り絵の魅力は、まるで、絵本や物語の1ページが描かれているようで、ほのぼのとした柔らかさがある。
また、和紙を使って色づけしていくところも、優しい風合いをかもしだしている。
京都や大阪以外でも切り絵教室を開催したり、展示会開催や、大垣書店での彼女の本の特設コーナー設置など、最近では、ますます活動の幅を広げられている。
日がなかなか合わず、最近は、切り絵教室には行けていないが、是非、また、行って、静かな時間を過ごしたいと思っている。
2ヶ月程前の京都新聞夕刊に、3回にわたり、「米国 取材現場から 死刑と向き合う」というタイトルの特集記事が掲載された。
(日本は絞首刑だが、)アメリカでの死刑方法が薬物注射によるものが多いこと、死刑の場には記者や弁護士・家族などの立ち会いが認められていることなど、これまで知らなかったことが書かれており、とても興味深く読んだ。
そんな折り、8月24日、京都弁護士会主催で、この記事を書いた共同通信社記者佐藤大介さんを招いての講演会が開かれるという案内をもらったので、昨日、参加した。
佐藤さんは、きさくな人柄の記者で、講演の内容も、とても具体的でわかりやすく、勉強になった(下の写真の右側が佐藤さん)。
アメリカは、州によって、死刑を廃止している所、存続している所と異なっているが、総じて、死刑は減少傾向にある。
その背景には、冤罪・死刑執行のトラブル・仮釈放のない終身刑の導入などがあり、また死刑判決自体も減少しているとのこと。
佐藤さんは、テキサス州である死刑囚と面会したことを第2回の記事に書いているが、収容施設にメールで面会を申込み、本人が了解したので、すぐに実現の運びとなった。
日本では、原則、死刑囚の面会は限られた人しか許されておらず、ましてマスコミの人間が面会することなどあり得ないが、アメリカでは、何のコネも使わず、いとも簡単に実現したとのこと。
また、死刑執行がされる時には、記者や弁護士、死刑囚の家族、被害者の家族らが立ち会うことが認められている。
佐藤さんは、400人近くの死刑執行に立ち会ってきたAP通信記者との面談も第1回の記事に書いているが、その記者から、日本では法務省からの発表だけで、「本当に死刑が執行されたのかは、どうやってチェックするのか」と問われたと言う。
アメリカでは、インターネットで、執行された死刑囚の情報は公開されており、誰でも観ることができる。
佐藤さんの話を聞いて、アメリカと比べて、日本が死刑について、いかに国民に情報を公開していないかがわかった。
国が一人の人間の命を抹殺するのに、どうして、その情報が主権者に公開されないのか・・・
死刑制度の是非については、人それぞれ意見が異なり、日本では、おそらく存続という意見が多数ではないかと推測する。
しかし、死刑について議論するには、まず、死刑執行などについての情報が開示されることが、議論する大前提であることを痛感した。
なお、佐藤さんの記事は、インターネットのサイト「よんななニュース」の検索欄に「死刑」と入れると、読むことができます。
「山の日」に合わせたわけではないが、作者とタイトルに惹かれ、久しぶりに小説を読んだ。
湊かなえの「山女日記」(やまおんなにっき)、幻冬舎文庫。
湊かなえのデビュー作「告白」はベストセラーになり、映画も観たし、原作本も読んだ。
湊作品は、人間の弱さ、不安、悩み、憎しみなどを織り込んで、ミステリー調に展開するものが多く、読み終わった後は暗くなったりすることもあるが、やはり面白い。
「山女日記」は、「妙高山」「槍ヶ岳」「白馬岳」・・・「トンガリロ」など、タイトルに山の名前を冠した短編集で、各作品の登場人物は、どこかでそれぞれつながっている。
決して山紀行の小説ではなく、悩みを抱えて山に向かう「女」たちの心理描写が湊作品らしく展開されているので、山に登らない読者でも十分楽しめる作品だ。
私自身は、山を登っている時、何を考えているだろうか。
ただ、何も考えず黙々と登っているのではなく、仕事のこと、日常生活のこと、そして人間関係のことなど様々な思いをめぐらせながら、足を前に進めている。
山に登ったからと言って、何かが変わるわけではないが、どんなにしんどい山でも、下山すれば、すっきりした気分になり、また登りたくなるから不思議だ。
また、今回の作品は、ミステリーではないので、ほのぼのとした気持ちで読み終えることもできた。
とりわけ、ニュージーランドのトンガリロ国立公園には、機会があれば、是非1度行ってみたいと思った。
以前、このブログでも書いたが、今年2月末、アクシデントにより左膝を捻挫した。
幸い、骨折しなかったので、これまで医者には1度も行かなかった。
日常的には痛みもなくなり、ランニングや登山もしている。
ただ、正坐の姿勢を取ると、まだ左膝に痛みがあるので、知人の医師から「MRIを撮ってみたら?」と勧められたので、診察を受けることにした。
MRIは、初体験だった。
横になった状態で、トンネル状の筒型の機械の中に下半身だけが入る。
機械が大きな音をたてて作動している間、そのまま、ジッとした姿勢でいること15~20分。
それで終わり。
結果は、軽傷の「半月板損傷」。
ついでに、骨密度も測定してもらった。
年齢的には、平均以上の骨密度だったが、今後、徐々に減少していくことは止められない。
登山で転倒することも多いと言うと、医師からは薬の服用を勧められた。
医者嫌い、薬嫌いだが、とりあえずしばらく服用してみることにした。
処方箋をもらい、病院近くの調剤薬局に行った。
すると、その薬局の受付の若い女性から「ジェネリック薬品って知ってますか?」「同じ成分の医薬品より安いのですが、使ってみませんか?」と尋ねられた。
ジェネリック医薬品については、色々問題点が指摘されていたなあと思ったので、「いえ、やめときます」と断った。
しかし、彼女は、なおも「なんでですか!」と詰問調で問いかけるので、私も「いえ、どうしても」と更に抵抗すると、彼女は「わかりました」と無愛想に答えた。
とても不愉快になった。
こんな言い方をされたら、大半の人は、ジェネリック薬品の方を購入するだろうなと思った。
あまりに不愉快だったので、帰宅後、インターネットで調べてみた。
まず、「ジェネリック」医薬品とは、特許期間が終了した新薬と同じ有効成分で作られた後発品のことを指す。
すでに公表された成分で商品を作るので、研究開発に金がかからず、安全性や有効性を確認するための臨床試験も省略できるので、先発品よりも割安な価格で販売されている。
日本では、2005年9月時点での使用割合は医薬品全体の16.8%にとどまっていた。
そこで、厚生労働省は、2007年10月「後発医薬品の安心使用促進アクションプログラム」を策定し、5年後には30%のシェアを目標に、診療報酬を変更したり広報活動を行ったりしてきた。
しかし、2011年9月時点でのシェアは22.8%。
そこで、国は、2012年の医療費(診療報酬)改定で、医療機関や調剤薬局がジェネリック医薬品を使うとこれまで以上に利益が出るようにした。
詳細は、割愛するが、調剤薬局に対しては、ジェネリックを積極的に取り入れている薬局には手厚い報酬を出すというしくみになっている。
そっか、強引に勧めるのは、こういう背景があったんだ・・・
ジェネリックの問題点は、インターネットサイトでの解説によると、「特許が切れた」というのは、「物質特許」だけで、「製剤特許」は切れておらず、そのため、同じ添加物や同じ剤形を取ることはできず、先発品と全く同じとは言い切れない。
また有効性は同じでも、安全性については、確認されない。
ジェネリック医薬品を使用するか否かは、自分で決めることだが、気軽に相談できる信頼できる薬剤師を見つけることが大切かもしれない。
山仲間から「京都市内の山で、一番、救助要請が多い山はどこかわかる?」と問われた。
私の最初の回答は「愛宕山?」。
標高は924Mもあるし、信仰の山として、たくさんの人が登る。表参道以外は結構山らしい登山道になっているし・・・「ブー」
では、次は、「比叡山?」・・・「ブー」。
「北山のどこか?」・・・「ブー」
「大文字山?」・・・「ブー」
もう、ないやん!・・・
まさか「稲荷山?」・・・・「ピンポン」
2016年8月17日付け京都新聞の記事によると、伏見稲荷大社の東側に広がる稲荷山(標高233M)で山岳事故が増加しているとのこと。
伏見稲荷大社に来た観光客がハイヒールやサンダルなどの軽装で登り、体調不良や転んで負傷するケースが続出しているためらしい。
京都市消防局によると、稲荷山の山岳救助は、2015年に28件で、前年比で2倍以上に増加。
同年の愛宕山は19件。北山は11件。
今年は7月末までで既に19件救助が発生しており、うち5件は外国人とのこと。
稲荷山は、たくさんの赤い鳥居が並ぶ道を登っていく。
階段は多いが、舗装されている。
山頂付近は、周遊できるようになっており、結構面白い。
また、稲荷山から東福寺などに下山することもできる。
でも、ハイヒールはダメだよね。
安易な登山は、控えてほしい。
元依頼者のUさん、79歳。
夫と別居し、現在は、一人暮らし。
数年前に依頼事件が終わってからは、1年に1度程、お目にかかる。
Uさんが事務所に来られる時は、必ず、手作りの食べ物を持って来てくださる。
以前いただいた梅肉がとても美味しかったので、「レシピを教えて」とお願いすると、「分量は味見しながら適当だから」とさすがベテラン主婦のお返事が返ってきた。
そして、Uさん自慢の手作り料理「三種の神器」とは・・・梅肉・生姜の甘酢漬け・ゆず味噌。
先日、それらを事務所に届けていただいたので、味わいながら食している。
●梅 肉
京都の夏の食材の1つにハモがある。ハモの湯引き、ハモしゃぶ、ハモ寿司・・・。
私も京都に来て初めてハモを食べた。
湯引きしたハモは、梅肉か酢みそをつけて食べるが、私は専ら梅肉派。
Uさんの梅肉で食べると、ハモも一層美味しく食べられる。
●生姜の甘酢漬け
生姜の甘酢漬けは、私が最近はまっている料理で、私自身も時々作ったりする。
ただ、調味料の微妙な加減で味が変わり、案外、難しい。
Uさんの甘酢漬けは、私の舌に合う。
食事時はもとより、小腹がすいた時も、おやつ代わりに食べている。
●ゆず味噌
Uさんからゆず味噌をいただいて、初めて賀茂ナス田楽の料理に挑戦してみた。
ナス田楽は、多くは、ナスを素揚げする方法が紹介されており、ナスが油をたくさん吸うので、ちょっとなあ、と作ることを躊躇していた。
でも、クックパッドのレシピで、賀茂ナスを横に半分に切り、上下の断面に包丁で切り込みを入れた上で、そこにオリーブオイルを塗って、電子レンジでチンする方法が紹介されており、この方法で作ると、短時間で、しかもあまり油っぽくないナスに仕上がった。
そのナスに、Uさんのゆず味噌を乗せて食べると、これまた美味。
京都は連日の酷暑であるが、私の食欲は、あいかわらず旺盛だ。
今年から8月11日が「山の日」として祝日になった。
28歳から始めた登山だが、もう、すっかり「中高年の登山」まっただ中になった。
晴れた日に頂上から見る360度の展望、木々の緑、夏山の花々、秋の紅葉、そして下山後の温泉・・・
登山を趣味の1つとすることができて、本当に良かったと思う。
友人たちからは「中高年の遭難が報道されるたびに、いづみさんじゃないかと心配するのよ」と有り難い(!?)お言葉を頂戴する。
警察庁によると、2015年の遭難者3043人のうち60歳以上が1565人と半数を超えている。
死亡・行方不明は、234人で、ほぼ70%を占める。
中高年の登山者の数は増え続けているのであるから、割合が大きくなるのは仕方がないが、それでも安易な登山から起こる事故が多いことも否めない。
中高年がたくさん登るからと言って、「山が危険」であることは、昔と何ら変わりない。だからこそ、準備・体力・細心の注意が必要となる。
遭難の状況は、道迷いが39.5%と最も多く、次いで滑落16.5%、転落15.3%。
疲れてくると、何でもない道ほど転倒しやすい。
80歳の三浦雄一郎さんがエベレストに登頂できたからと言って、誰もができるわけではないことは明らか。
日々のトレーニングと勉強と・・・登山には、絶対に欠かせない。
白山は、石川県と岐阜県にまたがる標高2702Mの山である。
日本百名山の1つで、また、花の百名山の1つでもある。
とりわけ、夏のこの時期は、たくさんの花々が咲き乱れ、本当に花の宝庫だ。
白山への登山ルートは、いくつもあるが、ポピュラーなルートとしては、石川県側の観光新道がある。
白山登山は3回目なので、今回は、岐阜県側の平瀬道登山口から登ることにした。
実は、この平瀬道ルートの登山は、過去にも登山口までは行ったものの、雨で撤退を余儀なくされていた。
前日、登山口の近くにある白水湖畔ロッジに泊まり、7月31日午前5時に出発。
3度目にして、やっと天候に恵まれた。
登山口の標高が1235Mだから、標高差1467M。
高い山でも、有名な山ほど登山道は整備されており、このルートも急坂には、丸太で階段が作られているなど、歩きやすかった。
また、ポピュラーな観光新道と違って、ツアー登山者がほとんどなく、比較的すいていた。
ただ、暑い!汗がタラタラと流れ落ちる。
2000M位まで登ると、遠くに、白山山頂である御前峰が見えてきた。(写真の左の山)。
また、避難小屋を過ぎた辺りからは、登山道脇に、たくさんの花を観ることができた。
最後の急坂の登りきると、平行歩きとなり、やっと室堂に到着した。
室堂では、あちこちから登ってきた登山者がたくさん休憩していた。
しばらく休憩し、山頂へ向かう。山頂までは、あと約250M登る。
カンカン照りの中のひたすら登る。
そして山頂の御前峰に到達。
山頂から見た室堂。
室堂の食堂で昼食を食べ、下山開始。
快調に下山していく。
午後2時45分、登山口着。
登山口に着く頃には、足がパンパンで痛い。
下山後は、平瀬温泉で汗を流し、ゆったり疲れを癒す。
久しぶりのハードな登山だった。