1. ブログ マチベンの日々

ブログ マチベンの日々

 
昨晩のNHK「クローズアップ現代」は、ガンなどによる1年間の闘病生活を経て、再び「書くこと」を開始され、5月15日93歳を迎える瀬戸内寂聴さんが出演されていた。
お元気そうなお顔を拝見して、とても安心した。
 
苦しい闘病生活の中で、自分で「痛み」を経験してこそ他人の痛みがわかると語っておられた。
そう言えば、医師の早川一光先生も、これまで何人もの患者さんをみとってきたが、自分がガンになって初めて「死の恐怖」を感じたと言われていた。
 
そんな瀬戸内さんが、2015年5月10日付け京都新聞朝刊1面の「天眼」という欄に、次のような記事(談話?)を寄せておられた。
 
それは、50代の女性からの手紙による相談。
一人息子が大学卒業後、就職活動をことごとく失敗し、鬱状態に。
夫も自分も87歳の姑も息をひそめるような暗い日々を送っていた。
ところが、ある日から息子の様子が別人のように明るくなり、自衛隊に入隊したという。
しかし、誰よりも孫を愛していた姑は、「殺される!殺される!」と片手で畳を打ちつづけながら泣いた。
その後、姑は、孫は、やがて戦争にかり出され、戦死するだろうと、ノイローゼになり、寝たきりになってしまった。
 
格差社会の典型のようなアメリカでは、多くの貧困家庭の若者が兵隊となり、戦地に赴くと何かで読んだことがある。
格差が広がりつつある日本でも、就職できない、あるいは使い捨ての非正規でしか働けない若者が自衛隊に入隊していくのではないだろうか。
 
折しも、昨日、政府は安保法制を閣議決定した。
憲法の根幹を揺るがすような法案を、アメリカで安倍首相は7月までに成立させると宣言した。
 
祖母の危惧は現実化してきているのだ。
瀬戸内さんは「彼女の愛孫は、われわれ国民がもっと必死になって力を合わせ、9条を守り抜こうとしない限り、やがて戦争にかり出され、外国人を殺し、自分も外国人に殺されるはめになるであろう」と語る。
 
私たちが、もっともっと必死になって憲法9条を守らなければならない時が今、来ている。
 
 
 

お茶を美味しく飲む~水出し緑茶~

 
最近のニュースで、コーヒーや緑茶を1日3~4杯以上飲む人は、そうでない人より、脳や心臓疾患になる率が低いなどと報道していた。
 
それはともかく、最近、水出し緑茶にはまっている。
テレビで、お茶というものは、本当は水で時間をかけてじっくり出した方が美味しいんだということを知った。
そろそろ冷茶の季節になったので、早速、作ってみようと思った。
 
そこで、まず、水出し用のポットを購入した。
茶葉用を入れるための網があって、そこに茶葉を入れ、ポットにセットして水を入れておくと、網目から少しずつお茶が抽出されるというしくみ。
濃くなったらひっくり返して、茶葉が水につからないようにすればよい。
そして、茶葉は、有機栽培のものを使用。
 
何時間、抽出すると、一番美味しくなるかという実験はしていないが、確かに、お茶がとても甘くて美味しい!(私は15時間くらい、おいてます)。
 

 
夏のお茶は、これで決まり!
 
 
 
 
 
 
 

日本人の知らない日本語~ごくろうさま~

 
「バイト敬語」と並んで、日常的に気になっている言葉が「ごくろうさま」。
 
最も違和感を感じた場面は、親が亡くなり、葬儀の準備をしていた時、遅れてやって来た私の身内が、手伝ってくれていたご近所の方に対し、挨拶として「ごくろうさまです」と言った時だった。
 
「ごくろうさま」は、「お疲れ様」とともに、「ねぎらい」の言葉として使われているようだが、実は「ごくろうさま」は目上の者が目下の者に向かって使う言葉なのだ。
そのようなニュアンスがある言葉なので、たとえ年下の人に対してでも、あまり使いたくない。
 
「ありがとうございます」「どうもありがとう」でいいんじゃないかな・・・

日本人の知らない日本語~「バイト敬語」~

 
友人から「日本人の知らない日本語」(著者:蛇蔵&海野凪子)というコミックエッセイを借りて読んでいる。
数年前にはテレビドラマ化もされたらしいが、観ていなかった。
 
若者言葉がいつのまにか普通の日本語になっていくように、日本語もまた変化していくもの。
その是非はともかく、この漫画を読むと、私たちが、日常、いかに不正確な日本語を使っているかがわかるし、また日本語の起源みたいなものもわかる。
漫画とは言え、勉強になる。いやあ、実に面白い。
 
中でも「まちがいだらけのバイト敬語」では、私自身、いつも店員さんの言葉に「それ、おかしいんじゃないの!?」って心の中で突っ込んでいたのが、わかりやすく解説されていた。
 
例えば、
①「ご注文の方(ほう)、以上でよろしかったでしょうか」
②「こちらパスタになります」
③「お飲物は紅茶で大丈夫ですか」
④「お会計、千円からお預かりします」
 
よく聞きますよね~。
どこが、どう間違っているか、わかりますか?
 
①「~の方(ほう)」は、「比較」か「ぼかし」の時に使う。
よって、正解は、「ご注文は、以上でよろしいですか?」
②正解は、「パスタでございます」
③「大丈夫」は「問題があるかも知れないが平気か」という時に使う。
よって、正解は、「紅茶でよろしいですか」
④正解は「千円お預かりします」
 
わかりましたか?
 

 
長者ケ岳に登った後は、山梨県の下部温泉に移動。
 
このブログでも何度も紹介してきたが、「レース切り絵」作家の蒼山日菜さん。
以前に、彼女の「レース切り絵の世界~蒼山日菜と13人の仲間たち~」という企画展が4月4日から「富士川・切り絵の森美術館」で開催されるという案内をもらい、翌日、訪れた。
 
この「切り絵の森美術館」で常設展示されている蒼山さんの作品を初めて観たのは一昨年のことだった。
その時も初めて彼女の生の作品に触れ感動したが、今回の特別展には、彼女の作品が数多く展示され、1本のハサミでここまで繊細で美しい作品ができるのかとあらためて感動し、十分堪能できた。
また、蒼山さんを師と慕う13名の切り絵作家の作品も素晴らしかった。
 
蒼山さんの展示会は、6月28日まで。
 

GWの旅(その1)~長者ケ岳登山~

 
GWは、静岡県と山梨県の県境に位置する山、長者ケ岳(1335.8M)に登ってきた。
 
前日に佐野川温泉に泊まり、翌朝、田貫(たぬき)湖畔の休暇村の登山口から登り始める。
登山道はよく整備されており、子ども連れの登山者もたくさん登っている。
林の中のジグザグの登山道を登って行くと、1000Mを超えた辺りに富士山が見える絶景ビューポイントがあり、そこで休憩。
そこから山頂まではやや急坂となる。
今年になってまだ3度目の登山なので、頂上に近づくにつれ、足が重くなり、ストックを支えに身体を上へ押し上げる。
 
頂上には約20人ほどの登山者でにぎわっていた。
富士山を目の前にして、昼食。至福の時。
やはり富士山は登る山じゃなく、見る山だ。
 

富士山の雪ももうずいぶん溶けているよう。
 
下山は、長者ケ岳から約30~40分歩いたところにある天子ガ岳(1330M)を通って白糸の滝方面へ。
300Mくらい急坂を下ると、そこからはなだらかに下っていく。
 
白糸の滝は、観光客で一杯。
 

 
夕方、本栖湖畔でも富士山を撮影。
 

後からわかったのだが、この位置からの富士山は、千円札の富士山と同じ場所なんだそうだ。
 
 

「ちはやふる」の世界~競技かるた~

 
子どもの頃、百人一首のかるたは持っていたが、本来の「かるた」遊びはせず、専ら「坊主めくり」ばかりをしていた。
せっかくそこに、いにしえの「歌」が書かれてあったのに、今から思えば、もったいない話だ。
 
依頼者の方から、面白い漫画があると言われ、かるたクイーンをめざす女子高生を描いた漫画「ちはやふる」を貸してもらって読んだ。
漫画の方は、現在もまだ連載進行中のようだ。
 
「ちはやふる」を読んで初めて、「競技かるた」の世界が私の想像を超えたものすごいものであることを知った。
百人一首の普通の遊び方は、上の句を詠んで、それにつながる下の句が書かれた札をたくさん取った方が勝ちというゲームである。
 
競技かるたは、それとは全く違う。
選手は、25枚ずつ50枚の取り札を幅87㎝の競技線内に自由に並べ、15分間で50枚の位置を暗記する。
読み手は、100枚全部を詠むため、詠まれた札が場にない「空札」もある。
敵陣の札を取ったり相手がお手つきをしたりすれば、自陣から「送り札」ができる。
そして、たくさん取った方が勝ちではなく、自陣の札が早くなくなった方が勝ちという競技だ。
 
囲碁や将棋のように「集中力」や「精神力」が必要なのはもとより、相手より速く札を取る(というより、はじきとばす)ための「瞬発力」や「体力」も求められる。
その意味で、競技カルタはスポーツかもしれない。
 
そして、私が何よりも興味を持ったのは、漫画の中に描かれている、名人ともなると最初の一文字を聞いただけで札をはじきとばすことが出来るということである。
すなわち、例えば、読み手が「か~」と詠んだ場合、最初の「か」だけを聞いて、下の句がわかる。
「か」に続く字の音の違いから、同じ「か」でも別の音に聞こえるということらしい。
それを漫画の中では「音になる前の音がある」「音の一歩先がわかる」という表現が使われている。
競技かるたでは、こういう音を聞き分ける能力を「感じ」と言うらしい。
 
面白いなあと思った。
思えば、中国語でも、「ン」という発音でも「n」と表記されるものと「ng」と表記されるものがあるが、中国人には簡単に聞き分けられるものが、私のような万年中国語初心者にとっては、その違いを聞き取ることはとても困難だ。
そんなのに似ているのかなあ・・・
 
人間の力というのは、本当に不思議でもあり、偉大でもある。
 
 
 
 

宝塚歌劇

 
先週、大学時代の友人と宝塚歌劇を観に行って来た。
私が、最後に宝塚を観たのは、大学時代の「ベルサイユのバラ」以来だから、実にン十年振りの宝塚だった。
 
私は、関西の人間ではなかったが、西宮に叔母が住んでいたため、「ベルバラ」を観る時までにも小学生の時と高校生の時と2度観に行ったことがあった。
だから今回は4回目。
 

観たのは、花組の「カリスタの海に抱かれて」とレビュー「ファンタジア」。
トップは、男役が明日海りお、娘役は花乃まりあ。(全然知らん)。
大劇場の1階にはグッズを販売しているコーナーがあり、友人は娘のためと言って、せっせと、他の組のトップスターのグッズを買っていた。
 
客席はほぼ満席。大半が女性だが、男性もチラホラ。
 
歌劇の主な構成は、ン十年経っても、全く変わっていなかった。
ラブロマンス、そしてレビューはラインダンスあり、フィナーレは羽つけて・・・と
 

でも、その時間だけは、現実を忘れ、すっかり宝塚の夢の世界に入り込んでいた。
 
 
 
 
 
 
 

春の山へ

 
最近、天候不順が続いているが、暖かくなったので、週末、天気をみはからって午前中だけ近くの山を歩き始めた。
 
先週12日(日)は、西山へ。
阪急嵐山駅から、京都一周トレイルに入り、まず松尾山へ向かう。
途中、所々に竹藪があり、「竹やたけのこを取るな」という看板がかけてあるのは、まさに西山の雰囲気だ。
松尾山からは、嵐山の眺望が綺麗だった。
 

松尾山から苔寺方面に下り、途中から沓掛山(415M)へ向かう登山道に入った。
時々、ミツバツツジが鮮やかなピンク色の花を咲かせていた。
 

沓掛山の頂上で、昼食をとる。いつもの焼き肉と焼きそば。
その後、バスの時間に間に合わせるため、早足で老いの坂のバス停まで下山した。
 
そして、18日(土)は、大文字山へ。
登り始めると、なんとトレイルランの大会をやっており、上からランナーたちが次から次へと走り下りてくる。
なんとか火床の真ん中まで登ったが、のんびりと登ってられないので、帰ることにした。
鴨川の、わずかに咲き残っているしだれ桜の近くで焼きそばを作って食べる。
偶然、RUN中のF弁護士が通りかかる。昨年末からヘルニアらしいが、10キロは走るという。すごい!
 

健康格差

 
4月11日から13日は、4年に1度開かれる日本医学会総会が京都で開催された。
11日の開会式には皇太子が来たようで、会場の国際会議場に向かう主要道路のアチコチに警察官が立ち、ヘリコプターも長い時間飛んでいた。
 
4月14日付け京都新聞朝刊で、その総会の学術講演などで、所得や雇用形態によって生じる「健康格差」が大きな課題として取り上げられたことを知った。
データで、15歳時点の家庭の所得水準が低かったという人ほど、高齢期に自立した日常生活を送る能力が低くなりやすいことを説明。
収入の低さと病気の関わりが報告され、社会政策の充実や職場での対策を求める声が上がったとのこと。
 
現在の日本の所得格差が問題となり、それが日々の生活の格差だけでなく、子どもの教育格差までつながっていることは指摘されているが、実は、身近な健康の格差にもつながっている。
考えれば当たり前だ。
以前、所得が低い家庭の子どもは歯医者にも行けないので虫歯が多いと聞いたことがあるが、所得が低いとがん検診をはじめとする健康診断を受診する割合も少なく、「総じて所得や学歴が低いと健康水準が低い」。
 
色んな角度から日本社会の貧困格差問題を考えることはとても重要だ。
前もってテーマがわかっていたら参加したのに、残念だった。
 
 
 
 
 

友人の書道展へ

 
4月11日(土)は、午後から、滋賀県に住む友人の書道展に出かけた。
その友人が葉書に書いてくれた「書」を、時々、我が事務所の壁に飾っている。
 
私は?というと、絵を描くのは好きだが、筆で字を書くのは全く苦手。
子どもの頃、習字を習ったこともない。
だから、書道には全く興味がなかったが、数年前に、その友人の書道展に行き、まるでアートのような作品に触れ、興味を持つようになった。
 
目の前に琵琶湖が見えるオーガニックレストラン「マドカフェ」でランチした後、書道展が開かれている大津市歴史博物館へ。
 
篆書(てんしょ)やトンパ文字などで書かれている大きな作品が多数展示され、すごい技やなあと思う作品や、どうやって書いたんだろうと思う作品もいくつかあった。
もうアートそのものや!  とても面白い。
 
友人は2つの作品を出展していた。
友人自身としては、完成度がまだ納得していないということで、2つの作品のうち1つしか撮影許可が下りなかった。
まだ別のコンクールが控えているらしく、「頑張る」とはりきっていた。
 

 
私は、以前「墨絵」に挑戦して挫折しているので、そのことを友人に言うと、「いづみちゃんが墨絵を描いたら、私がそれに字を入れるから、もう1度、やってみたら?」と言ってくれた。
 
う~嬉しいお言葉・・・
 
 
 
 
 

京大の時計台

 
京大の正門をくぐると、真正面にそびえる時計台。
京大のシンボルの1つである。
 
昨夜9時からのNHKニュースで、この時計台の時計を40年間にわたって修理保全してきた杉谷さんという男性が高齢(84歳)のため、この仕事を辞めるということを特集で報道していた。
 
京大に在学していた頃、時計台の一番上の部屋などに入ったこともなく、杉谷さんが働いていたことも全く知らなかった。
杉谷さんは、要請があればすぐに駆けつけるべく常に待機し、たとえ旅行に行っても1泊で帰って来ていたとのこと。
おかげで時計台の時計は非常に正確に時を刻んでいたそうだ。
 
そんな時計台だが、私にはさして思い出はない。
 
私が京大に入学した頃、学生運動の激しさは下火になっていた。
でも、ヘルメットをかぶった学生が校内を闊歩し、教養部にいた頃は、時々、授業も妨害された。
そして、時計台の時計の真下には、どこからでも読める大きな白いペンキ文字で「竹本処分粉砕」と書かれ、私にとっては、それが時計そのものよりも強く印象に残っている。
ノホホ~ンと岐阜の田舎から京都に来た世間知らずの18歳の私にとって、それらが初めて見た現実社会のように思われた。
 
その学生運動の象徴でもあった「竹本処分粉砕」の文字が消されたのは、いつだったのか、私が在学中か卒業してからだったのか、はっきり覚えていない。
 
でも奇遇なことに、弁護士となってから知り合った元依頼者(当時はタクシー運転手)の男性が、自分が前に建築関係の仕事をしていた時、時計台の「竹本処分粉砕」の白ペンキ文字を消す仕事をしたと語ってくれた。
もう20年以上前に聞いた話だが、いつまでも頭に残っている。
 
今、時計台の下にはお洒落なレストランがあり、京大の建物もどんどん変わっていく。
杉谷さんは、時計台のてっぺんの小さな窓から、40年も変化を見続けて来られたんだなあ。
本当にご苦労様でした。
 
 
 

タイカレーの店「シャム」

 
何ヶ月か前に、京都弁護士会広報委員会から「京都のおいしいカレー屋さん」アンケートが届いた。
 
普通のカレーなら我が家のカレーが1番!と思っているのだが、タイカレーだけは、なかなかうまく作れない。
私が今一番気に入っているタイカレーの店は、円町近くにある「シャム」。
裁判所周辺からはやや遠いので、あまり知られていないだろうと思いつつ、「シャム」と書いてアンケート用紙を提出した。
 
先週、弁護士会から会報が届き、その中に「京都弁護士会会員投票による美味しいカレー屋特集」が掲載されていた。
なんと「シャム」は堂々の3位となっていた。
なんとなく嬉しい。
ちなみに、1位は京大病院の向かいにある「ビィヤント」、2位は中京郵便局の向かいにある「カマル」、そして3位は「シャム」と京都市役所西側にある「LAPONICA」。
 
「シャム」のタイカレーについては、訪れた広報委員が会報の中で絶妙なタッチで紹介してくれている。
 
「まず、スープのようなさらっとしたルーだけを頬張る。
『・・・!』口の中に入れた瞬間に来るピリッとしたスパイス。
それも日本のカレーとはまた違うピリッと感。
そしてその後にすぐに追いついてくるココナッツ独特の甘さと香り。
その後、細くパラパラとしたタイ米であろう米にかけてもう一度頬張る。
『美味しい!』私は感動した。」
 

(上の写真は、以前に私が食べに行った時のものです)
 
ちっちゃな店で、注意して歩かないと通り過ぎてしまいそうになるが、何度も行ってみたくなる店である。
 
 

今、流行のトマ・ピケ

 
今、「トマピケ」が世界的に大流行している。
 
フランス人経済学者のトマ・ピケティ氏は「21世紀の資本」の著者で、書店に行くと、それを解説した何種類もの本や雑誌が平積みされている。
今や世界的なスターだ。
 
中央公論2015年4月号も「トマピケ」の特集である。
原著は読んだことはないが、ピケティ氏の主張は、次のようなものらしい。
 
資本主義のもとでは、放っておけば富の格差は広がるばかりである。
今日社会は、労働所得において大きな格差が生じ、それに同時並行して、資産でも大きな格差が生じ得る。
少子化によって「世襲社会」が再来し、相続財産の重要性が高まってくる。
労働所得に起因する新たな格差は、本来であれば実力主義が大きいはずのところ、エリート階級の子どもたちは(教育にお金をかけられる分)最高の学校に進学しやすいから、それで新たな格差が生まれる。
しかし格差縮小と経済成長は両立可能である。
広がる格差への対処方法は、2通りしかない。
1つは、マルクスのように資本主義を否定すること。
もう1つは、資本主義の中で格差の広がりを抑える仕組みを考え出すこと。
そしてピケティ氏が解決方法として提案するのは、後者で、極端に財をなした富裕層に対して、効率の累進課税を課すというもの。億万長者には、所得税なら税率80%、不動産などの資産には毎年数%の税率を課す。
 
しかし、
現実の日本社会では、森永卓郎教授は「お金中毒の金持ちたちは、強い政治力を使って、こっそりそれを妨害する」と言う(2015年3月23日付け京都新聞夕刊)。
 
村井弁護士が2015年3月30日付け法律コラム「贈与税の非課税枠が拡大」で書いたように、相続税の基礎控除引き下げや最高税率引き上げの「裏側」で、実は、子や孫への贈与の非課税枠が拡大され、子や孫が4人いれば、2億2000万円もの資金が無税で世代移転されてしまうのが日本社会の現実だ。
 
これでは、日本社会の中の格差は拡大する一方だ。
 
「トマピケ」理論を現実社会に生かすには、それを読んだ私たち自身が「政治を変える力」になることしかないのである。
 
 

 
絵画鑑賞は好きだ。
幸い、京都という土地に住んでいるので、有名な作品が海外からも頻繁に美術館にやってくる。
でも、いざ展覧会を見に行っても、たくさんの観客に押され、絵の横の解説を斜め読みしながら、1つの絵を1分も見ていない自分がいる。
 
そんなアートを見る側に立って「どう見ていけばよいか」が書かれているのが、この本である。
新聞の書評でこの本のことを知り、早速読んでみた。
新書(集英社新書)なので手軽に読めた。
 
本のタイトルの副題となっている「7つの視点」は、本文で7つの章に分けて書かれてある。
また、本文では「アートを鑑賞を深めるためのヒント」として18項目が紹介されている。
 
①「ディスクリプション」をしてみる
②時間をかけて見る
③数多くの作品を見る
④「間違い」を気にしない
⑤「エア買いつけ」の視線で見る
⑥作品に必ず何かを「発見」するようにする
⑦感性的見方が劣ったものと考える必要はない
⑧できるだけ多くの”感性のタネ”にふれる
⑨「なぜ?」と作品に問いかけてみる
⑩「なぜ?」に対する答えを自分なりに見つけるようにする
⑪「個別の要素」に注目する
⑫「もし別の状態だったら」と仮定して考えてみる
⑬知識は「部下」と心得る
⑭知識を最初から求めすぎないようにする
⑮「事実関係についての情報」と「価値判断を含んだ情報」とを峻別して受け止める
⑯知識は疑い、検証しながら取り入れる
⑰アート作品は、肯定と批判の両方の視線で見てみる
⑱作品を批判的に見る場合は「難癖をつけるつもり」でクールに見る
 
以上の18項目について、時には、実際のアートについて読者に例題を出しながら、わかりやすく解説されている。
ここまでで、十分、目からウロコ。
これから絵画鑑賞は、じっくり見ることとし、とりあえず一人で行こうと思った。
 
そして、終章は「アートを見ること」。
ここまで読み進んで、この本が、単なる「アートの見方」の解説本ではなく、「アート鑑賞には単なる趣味を超えたポテンシャルが秘められています。主体的な見方を培い、批判精神を高め、合理的な思考力を磨くことができます」という人間としてのあり方をも語っているものであることがわかった。
 
私たちがテレビの宣伝を見て、人気の展覧会に行くのは、「みんなが並んでいるからおいしそう」という「ラーメン屋さんの行列」と同じ面があるという問題提起がなされている。
そして、あの原発事故も一人ひとりの主体性が十分でなかったからこそ起こったのではないか。
みんながバラエティに興じる陰で、秘密保護法が進められ、集団的自衛権がオーソライズされようとしている。
筆者は「主体性」「異論」が大切であり、アート鑑賞で培った批判精神が社会の健全さを保つ力となると言う。
 
最後は、とても考えさせられた。
 
 
 
 
 

Mさんを偲ぶ会

 
2014年10月23日付けの当ブログで書いた、大好きだった友達Mさんは、ガンのため、10月28日にかえらぬ人となった。
 
亡くなって約5ヶ月経った今日(3月24日)、Mさんを偲んで、Mさんのネットワークを作った仲間たち9人が集まることになった。
午後1時、指定のレストラン「ガストロパブ・タイグ」に集合。
まずは、ドリンクで献杯。
そして、食への好奇心が旺盛だったMさんの思い出などを語り合いながら、ワイワイと遅めのランチをとった。
こういう集まりがとても好きだったMさんが今ここにいないことが不思議な気がした。
 
その後、Mさんが眠る大谷本廟へ。
Mさんは明著堂という場所に眠っている。
 
Mさん、あちらの世界でも楽しくやってる?
 
私の両親のお骨も大谷本廟の中の「お墓のアパート」の中にあるので、Mさんのお参りの後、皆は、私の親のお参りもしてくれた。
両親にはとんとご無沙汰でした。ごめんなさい。
Mさんのおかげで、親のお参りもできた。
 
みんな、いい仲間!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

知恩寺の手づくり市

 
昨日は、午後久しぶりにRUN。
上高野辺りから走り始め、東大路通りをひたすら南行する。
 
百万遍に知恩寺という寺があるが、その寺の境内で「手づくり市」をやっていた。
「そっか、今日は15日だっけ」
知恩寺の手づくり市は、毎月15日朝から夕方まで開催されているが、これまで1度も行ったことがなかった。
寄ってみることにした。
 
時間は既に午後2時半頃になっており、片づけ始めているテントもあったが、日曜だからだろうか、人、人、人で一杯。
でも、時間もあったので、全部のテントを一通り見て歩くことにした。
布製の小物、アクセサリー、帽子、かばん、陶器、写真、絵葉書、木工品、皮製品、パン、クッキー、ジャム、コーヒーなどなど、手づくりの作品がたくさん並べられて販売されており、見ているだけでも、なんだか楽しくなってしまう。
 
「いちご&キウイ」ジャムが欲しかったが、既に売り切れてしまったとのこと。
 
1時間ほどブラブラして、知恩寺を出る。
やっぱ、こういうのは朝から来なくちゃね、と思った。
 
 

切り絵作家 佐川綾野さん

 
切り絵は、ここ数年、私自身のマイブームだ。
多趣味な私だが、手先が不器用なので、さすがに「切り絵」にまでは手を出していない(今のところ)。
でも、蒼山日菜さんやSouMaさんの切り絵を知って以来、「切り絵」と聞くと、心が騒ぐ(「切り絵」についての私のブログは、右検索蘭に「切り絵」と入力してご覧ください)。
 
そして、京都にも可愛い女性の切り絵作家が住んでいることを知った。
3月7日放送の「LIFE~夢のカタチ」では、京都在住の切り絵作家「佐川綾野」さんを取り上げていた。
 
佐川さんの切り絵は、蒼山さんのレースのような切り絵や、SouMaさんのような立体的な切り絵とも異なる、メルヘンのような切り絵だ。
そして様々な和紙を使って微妙な色合いを出している。
こんな近くに、こんな素敵な作品を作る女性がいるなんて、本当に嬉しくなってしまう。
 
佐川さんのtwitterを読むと、佐川さんの作品が置かれている京都や大阪の店は、たくさんの人が押し掛けているようだ。
さすがにテレビの力はすごい!
 
少し時間を置いて、是非、佐川さんの作品も見に行こうと思っている。
 
 
 
 

 
3月1日は日曜だったが、弁護士会主催のイオンモールKYOTOでの無料法律相談会に相談担当として出かけた。
この日は、朝から、あいにくの冷たい雨。
 
担当時間が午前10時半から午後1時までだったので、午前10時には、社員通用出入り口で登録してビルに入った。
相談場所のSakura館3階には、既に、法律相談センター所属の弁護士らが、設営や宣伝で忙しそうに走り回っていた。
 
私は3件の相談を受けたが、たまたまイオンに買い物に来て相談してみようと思った、と言う人もおり、気軽に相談できるところがこの無料法律相談会のメリットかなと思った。
 
私は午後1時過ぎに出たが、外はまだ雨が降っていた。
 
雨を避けて、京都駅の近鉄側の店舗の通りを歩いて、そこにあるスーパーマーケットに入った。
実は、昨年テレビで観たカネテツのカニカマ「ほぼカニ」を1度食べてみたくて、ずっと色んなスーパーを探していたが、どこにも置かれていない。
 
ふと、もしかしたらここにあるかもと思い、探したところ、なんと、ありました!
 

2個しかなかったので、2個とも購入。
 
帰宅後早速食べてみた。
カニではない。
でも、普通のカニカマよりは、ずっと美味しい!
ほんと「ほぼカニ」でした。
 

 
先日、立山山麓スキー場にスキーに行って来た。
 
立山に行ったら、是非行きたいレストランがあった。
「プモ・リ」
 
昨年6月に上映された木村大作監督の映画「春を背負って」は、立山を舞台にした映画だが、そのロケ地には使われなかったが、主役の松山ケンイチやスタッフらが頻繁に利用したのが、「プモ・リ」というカレー専門の店。
テレビの映画宣伝番組でこの店が紹介され、立山に行く機会があれば、是非、行ってみたいと思っていた。
 
場所は、らいちょうバレースキー場の近く。
お洒落な洋風建築の建物だ。
「プモ・リ」とは、ネパールとチベットの境界にある山の名前であることを初めて知った。
 
店の内部は広々としており、形の異なる大小のテーブルがいくつかと、ピアノも置いてあって、どこかアルプス風。
 
注文したのは、チキンと野菜と卵入りカレー(1350円)。

チキンは骨付きだが、肉はトロトロで、スプーンとフォークで難なく骨から外すことができた。
カレーはスープカレーと普通のカレーの中間くらい。
野菜はゴロゴロとたくさん入っている。
量は多いが、美味しくて完食。
 
食べていると、常連さんらしき人も来店されていた。
 
また立山に行く機会があれば、寄ってみたい。
 
 

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