1. ブログ マチベンの日々

ブログ マチベンの日々

京都の被災新成人に振り袖を

 
京都で暮らす東日本大震災の被災者に新成人用の振り袖を贈ろうと、京都市下京区のNPO法人「京都SEINEN団」が古い着物や小物など不用品の寄付を呼びかけていることを、ずいぶん前の京都新聞の記事で読み、切り抜いておいた。
 
以前ブログに書いたように、実家を処分し、亡き母が持っていた大量の着物を自宅に持って来ていたので、昨日、やっとそれらの整理に手をつけた。
当初は、京都のどこか古着屋に持って行こうと考えていたが、その新聞記事を読んでからは、この企画に寄付しようと決めていた。
そして、寄付の締め切りが11月30日なので、やっと整理に手を付けた。
 
「こんな古い着物が役にたつかなあ。ゴミになるだけかも」とは思いつつ、衣装ケース一杯の着物を運んだ。
12月22日に同NPOが避難者向けの成人式をゼスト御池で行うとのこと。
こんな古い着物でも、少しでも役に立てればなあ・・・・母もきっと喜ぶだろう。
 
※古い着物や小物などの提供希望者は、11月30日までに、地下鉄ゼスト御池にある「愛きもの館ゼスト店」に送るか、直接持ち込む。
 
 
 
 
 
 
 

 
(女性弁護士の法律コラム NO.151)
 
昨日は、京都弁護士会主催の第43回憲法と人権を考えるつどい「刑事裁判の現在(いま)」に参加しました(於 シルクホール)。
 
第1部は、「『それボク』」の世界は変わったか?」と題しての映画監督周防正行さんとの対談。
周防監督は、これまで「それでもボクはやってない」と「終の信託」という2本の映画の中で刑事司法を取り上げました。
自白偏重の刑事司法をわかりやすくかつ歯切れ良く批判されると共に、現在、法務省法制審議会のメンバーをつとめておられる上での苦労も感じられる発言でした。
 
第2部は、周防監督に加え、元裁判官の木谷明弁護士と冤罪事件である布川事件の元被告桜井昌司さんを交えたパネルディスカッションでした。
桜井さんが、コンビニですら監視カメラがついて一般市民が監視されているのだから、取り調べが監視されないのはおかしいと皮肉を込めて言われた発言が「そのとおり!」で印象的でした。
また、周防監督は、裁判員になったら、どんどん裁判官に質問して、裁判官の姿勢を変えていってほしいと言われました。
 
昨日までの間に何人かの知人や依頼者の方から「行くからね」と葉書や電話をいただいていました。
が、当日は、500名くらいの参加者があり、たまたま会場で、元依頼者のMさんと出会い、二人で一緒に聴くことができました。
 
弁護士が演じる寸劇もあり、とてもわかりやすい講演会だったと思います。
市民の皆さんと一緒に、少しずつでも刑事司法の重い扉を開けていかねばなりません。
 
 

市民ランナー快走~鴨川と高野川沿いの整備~

 
市民ランナーの身近なランニングコースとなっている鴨川と高野川沿いを、京都府がさらに走りやすく、歩きやすく整備を進めており、このほど整備が終わったルートの北部分には、ランナーが走った目安にできる500メートルごとの距離票が設置された(京都新聞2013年11月7日付け夕刊)。
 
昨日は、天気も良かったので、早速、RUNしてみた。
出発は、高野川の松ヶ崎人道橋の手前から。
 
 松ヶ崎人道橋近くにある最初の距離標。
「鴨川合流点から2.0㎞」とある。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
高野川と鴨川との合流点。
高野川と鴨川は、賀茂大橋付近で合流し、それ以南は、賀茂川となる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

賀茂大橋を過ぎると、距離標は「桂川合流点
から12.0㎞」となっていた。
桂川までは、まだRUNしたことがない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

三条大橋まで走ったが、距離標は、丸太町橋の手前までしか設置されていなかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
賀茂川沿いは、春は桜並木が見事だが、今は、桜や銀杏の木々が紅葉し、とても美しかった。
快適なランニングとなった。
 
 

秋の白倉岳とハウチワカエデ

 
11月3日午前は、白倉岳(950M)に登ってきた。
白倉岳は、比良山系と安曇川をはさんで西側に位置する山で、旧朽木村(滋賀県高島市)に位置する。
午後から雨予報だったので、午前6時に自宅を出発。
 
登山口はいくつかあるようだが、「村井登山口」から入った。
最初はなだらかだが、すぐに、まっすぐ上に伸びる急坂の登山道となる。
その後は、平行移動となり、山頂に近づくと、また急坂となった。
登山道はよく整備されている。
 
秋の紅葉を期待して登って来たが、ほとんど紅葉はなし。
全国的な猛暑で、今年の紅葉はやはりダメか・・・
 
白倉岳山頂は、小さな広場となっているが、木々に囲まれ、展望はあまりよくない。
早目の昼食は、今日もまた「山の料理」。
材料の野菜は兼用できるので、メニューは野菜炒めと焼きそば。
山で食べる料理は格別だ。
 

 
山頂からは、栃生(とちゅう)登山口に向かって下山する。
なんと下山路は、あちこちの木々が紅葉している!
色づきは今ひとつだが、所々に色鮮やかな紅葉も見られた。
とりわけ見事だったのは、1本の木なのに、下方の葉は緑、中程はオレンジ色、上方は真っ赤という紅葉があった。

 
下山の登山道は、まっすぐ下方に向かったかなりの急勾配の坂道で、しかも枯れ葉がたくさん落ちており、何度も滑った。
それでも、なんとか雨が降り出す前に下山することができた。
 
今日の山行きでは、誰一人、登山者と出会うことはなく、穴場の山だった。
 
ちなみに帰宅して調べたところ、見事な紅葉は、ハウチワカエデ(羽団扇楓)という名前の木であることがわかった。
 
 
 
 
 
 
 

 
ドリッパーひとつで、コーヒーの味がこんなに変わるとは思わなかった。
 
何で読んだのか、聴いたのか、覚えていないが、ハリオの円錐形ドリッパーで入れたコーヒーがおいしいという評判を知ったので、先日、デパートで買ってみた。
 
これまでは、ずっと、底に穴が3つ空いている扇形ドリッパーを使ってきた。
同じコーヒー豆で、早速、買ってきた円錐形ドリッパーを使って入れてみた。
「おいしい!」
そんなにコーヒーの味に通じているわけでもない私にも、昨日飲んだコーヒーと今飲んでいるコーヒーの味が違うことがはっきりわかった。
コーヒー豆の本来の味が出てる!
 
円錐形ドリッパーは、外観はこれまでの物と同じだが、底面には大きな穴が1個だけ空いており、内側がスパイラル状の形状になっている。
 
ハリオのホームページには「ここが違う!!」と次のような解説がある。
 
(その1)珈琲粉がしっかり膨らむからこそ、おいしい。
円錐形にしたことで、注がれたお湯が中心に向かって流れるため、珈琲粉に触れる時間が長くなることにより、珈琲の成分をより多く抽出することができる。
 
(その2)ネルドリップに近い抽出ができる。
大きな穴からペーパーの先端が出ることで、注がれたお湯がドリッパーからの制限をうけることなく、よりネルドリップに近い抽出ができる。
 
(その3)蒸らしの際に空気がしっかり抜ける
ドリッパー内部のリブ(凸部)を高く上部まで付けることにより、ペーパーとドリッァーの密着をふせぎ、空気の抜ける空間ができる。
 
お奨めです。
 

 
色は、赤色以外にも、透明、白、黒がありました。
 
※過去ブログの中の「私のお気に入り(その1)~(その7)」は、右の検索欄に「私のお気に入り」と入力して、ご覧ください。
 
 
 

落語で憲法学習会~「八法亭みややっこ」さん

 
弁護士には、多彩な才能の持ち主が少なくない。
東京・八王子合同法律事務所の飯田美弥子弁護士は、学生時代の落語研究会の経験を生かし、憲法の話を落語でわかりやすく講演していると評判が高い。
過日、思いがけず、彼女の講演の「さわり」を聴くことができた。
 
2013年10月20・21日の両日、私が所属している法律家団体の全国総会が岩手で開催された。
憲法改悪、秘密保護法案、労働法制の更なる改悪、事件活動など、現在、押し迫っている焦眉の多くの課題について、各地からたくさんの報告がなされた。
 
20日(1日目)の夜は、恒例の懇親会。
懇親会はだいたい午後8時過ぎには終了するが、その後も、有志参加のまじめな勉強会があったりする。
私は、たいてい同期の友人らと風呂に行ったり、部屋でしゃべったりして、企画にはあまり参加したことがなかった。
 
でも、今回は、懇親会もそこそこにして企画に参加した。
お目当ては、「みややっこの憲法学習会」。
懇親会で酒が入った弁護士相手に、落語での憲法学習会の一部をわざわざ披露してくれるという。
先着40人ということだったので、急いで会場に行き、1番前のかぶりつきの席を陣取った。
 
飯田弁護士の高座名は「八法亭みややっこ」。
「八法じゃなくて、六法にしたら良かったのに」と言ったら、「事務所が八王子合同だから、八なの」という答えが返ってきた。
 
着物を着て高座に上がった「みややっこ」さんは、時折「オチ」や「ヒネリ」を入れた、たくみな「噺」で自民党憲法草案をメッタ切りして聴衆を大いにわかせた。
 
難しい話を笑いも交えながらわかりやすく話す・・・・難しいことだが、私も「みややっこ」さんの爪のアカでも煎じて、勉強したい。
 

 
 
 
 
 

山の料理

 
これまで日帰り登山の時の昼食は、コンビニ弁当を持参するか、カップラーメンを持って行くかで、安直に済ませていた。
 
山仲間のA弁護士が、弁護士会のリクレーションの時などには、フライパンを持参しで焼き肉をし、私たちにもお裾分けしてくれたりするのを見て、私も山で料理がしたくなった。
 
山用のフライパンを購入し、早速、日帰り登山で実践してみた。
メニューは、焼き肉と焼きそば。
 
油は、肉を買った時に付いて来た牛脂とチューブ入りバターを使用。
焼き肉は前の晩からタレにつけこみ、ジッパー付きのビニール袋に入れる。
野菜は、朝、カットして、これもビニール袋に入れる。
まあ、山であろうと、自宅であろうと、下ごしらえとしてすることに変わりはない。
 
でも自然の中で自分で調理した物を食べるのは、格別である。
味気のないコンビニ弁当とは格段に異なる。
次は何を作ろうかなあという楽しみも増えた。
 
 

 
 
 

愚策!「1人1万円給付」

 
来年4月から、消費税が8%へ引き上げられる。
政府では、低所得者対策として、2015年10月に税率が10%に上がるまでの1年半の間、1人1万円を給付する案が検討されているらしい。
低所得者とは、主に住民税の非課税世帯。
 
この「1万円」の根拠は、低所得者が食費にかける費用が年間18万円という試算にもとづくものらしい。
年間18万円というと、1日約500円。
今どき、どんなに特売品を買いあさって頑張っても、1日500円の食費は無理な話。
10月から乳製品などが値上がりし、牛乳も1度に10円近く値上がった。
これが現実。
1日500円の食費で、「健康で文化的な最低限度の生活」ができると思ってるのか!
 
安倍首相は、2012年に総理になった時に、3500円のカツカレー食べたって!
イギリスの首相は、食パン1斤の値段を知らないんだって!
あげくの果てには、国会内の「吉野屋」の牛丼は1200円だって!
 
こんな政治家たちだから、大企業ばかり優遇する税制を作って、自分たちは1日何千円、何万円もかかる食事をしてるのに、国民には1日500円でやれって平気で言えるんだね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

弥山(宮島)に登りました

 
広島での日弁連人権シンポジュウムに出席したついでに、宮島にある弥山(533M)に登った。
「弥山(みせん)」という名前の山は、奈良県にもあり、その他、全国にいくつかあるようだ。
 
宮島を訪れるのは、3回目だったが、これまでの2回は厳島神社まで行っただけで、そもそも宮島に「弥山」という山があることすら知らなかった。
 
弥山には、山頂の直下までロープウェイに乗って行くことができるが、もちろん下から歩いて登った。
登山道は、複数あるが、登山家岩崎元郎の「新・日本百名山」で勧められているコースを登った。
最初は、なだらかな山道だが、途中からは、両脇にシダが生えた山道を歩く。でも、登山道は整備されている。
尾根に出ると、瀬戸内海が一望でき、景色も良い。
 
山頂直下のロープウェイ駅からは、観光客と合流し、整備された参道を頂上まで更に登る。
山頂は、展望台・休憩所が工事中で、どこが頂上かわからなかった。
でも、天気は快晴で、遠くまで展望できた。
下山は、森林の中の紅葉谷コースを下った。
 
下山後は、少し遅い昼食。
宮島名物の「あなごめし」を味わった(「ふじたや」で)。
 

 
 

「半沢直樹」の原作を読みました

 
毎回30%を超えるすごい視聴率をたたき出したTBSドラマ「半沢直樹」。
最終回は、関西ではなんと45.5%だったとか。
 
私も、大阪編の終わり頃から観始めた。
 
勧善懲悪のストーリーと聞いていたが、刑事告発しないことを昇進の取引材料としたり、
同僚の裏切りなんかもあって、結構、人間臭くて生々しい。
 
原作を読んでいなかったので、最終回のどんでん返しには驚いた。
ドラマのあの流れからすると、意外な結末で、納得できなかった。
 
そこで、最終回が終わってから、やおら原作を求めて書店に行った。
原作は、池井戸潤作の「オレたちバブル入行組」と「オレたち花のバブル組」の2冊。
 
原作を読んでみて、ドラマの流れは、原作にほとんど忠実だったと思った。
ただ、一番大きく異なるところは、ドラマでは、大和田常務への復習劇が大きな柱だったが、原作では、実は、半沢の父親は自殺しておらず、他の地方銀行が融資を行い助けたという設定になっている。
原作は、半沢が銀行という巨大組織の中で、いかに勝ち上がっていくかが中心なんだろうと思う。
また、頭取も「行内融和」を求める人物として描かれ、半沢が大和田の悪事を徹底して暴き立てたことが「行内融和」路線から外れ、「出向」という結末へも自然と流れ、得心した。
 
原作では、妻花の描き方も異なっていた。
ドラマでは、上戸彩演じる花は良妻賢母だったが、原作では、どこの家庭でもあるような、家庭を顧みない夫半沢にうるさく文句を言う妻で、企業戦士の半沢にとっては家庭も休まる場所ではないというところが現実的だった。
 
現実の企業社会には、半沢のような労働者はおらず、半沢が労働者のホンネを代弁してくれるから人気があると言われている。
それが日本の企業社会とは何とも悲しいことである。

サザンの「ピースとハイライト」

 
デビュー35周年を迎えたサザンオールスターズ。
ヒット曲を次々と出し、幅広い世代に人気がある。
 
サザンの曲は、もちろんいくつかは知っているが、歌謡曲世代の私には、テンポが早く、何を歌っているのか歌詞が聞き取りにくいこともあって、あまり好んで歌ったりしたことがなかった。
メンバー各人のソロ活動期間を経て5年ぶりに新曲「ピースとハイライト」が発表されたと報じられた時も、フ~ンという程度だった。
 
しばらくして、ネット上で、この曲が、日本と韓国・中国との問題などをテーマに歌っていることを知り、あらためて歌詞を検索してみた。
 
「教科書は現代史をやる前に時間切れ
そこが一番しりたいのに何でそうなっちゃうの?」
「歴史を照らしあわせて助け合えたらいいじゃない
硬い拳を振り上げても心開かない」
「色んな事情があるけどさ 知ろうよお互いイイところ!!」
「希望の苗を植えていこうよ 地上に愛を育てようよ」
 
沢田研二が、憲法9条や福島原発の歌を作った時も感激したが、サザンのこのメッセージにも感激した。
 
ネットでは、「政治色の強い曲は避けるのが賢明」などという意見もあるようだが、人間は社会の中で生きているのだから、その時感じた思いを発信するのは自然なことだし、欧米の音楽には社会的メッセージ性の高い歌も少なくない。
 
サザンのコンサートのチケットは入手困難なようだが、9月22日のwowwowでコンサートが中継されるようなので、是非、それは観たいと思っている。

台風の後・・・・

 
これまで台風が来ても、京都(とりわけ市内)は盆地のせいか、あまり風雨もひどくなく、さすが「千年の都」だと思っていた。
ところが、最近の異常気象の中で発生した、昨日の台風18号は違った。
桂川が増水し、市内でも多くの人が避難を強いられ、住宅に冠水した。
 
鴨川も大増水し、もう少し降り続いたら、あふれていたかもしれない勢いだった。
(遠方にお住まいの何人かの方から「大丈夫だった?」とご心配いただき、有り難うございました。)
 
昨日は、市外に出かける予定をしていたが、JRも地下鉄も私鉄も高速道路もすべて通行止めとなり、やむなく予定を変更した。
午後からは天気も快晴となったので、ごうごうと音をたてて流れる鴨川縁を、高野橋の北方から御池大橋までRUNしながら、撮影した。
 

高野橋から少し南に下がった所
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

府立大学病院の所
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

御池大橋以南の東岸は、通行止め
三条大橋から撮影。鴨川東岸。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

三条大橋から撮影。鴨川西岸。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

梨木神社にマンション!!

 
京都の梨木神社(なしのきじんじゃ)と聞いても、「それってどこの神社?」とあまりピンと来ない人も少なくないだろう。
京都御所の東側に隣接する神社で、1885年創建。
「萩の宮」とも呼ばれ、萩の名所として知られる。
そして、京都三名水の中で今も残る「染井の井戸」が残る神社としても有名だ。
多くの市民がその神社に水を汲みに来る。
 
その神社の境内にマンションの建設計画が進められていると、9月11日付け京都新聞は1面で報じた。
神社としては、本殿の改修費用を寄進でまかなおうとしたが、集まらず、60年間の期限付きで貸して、その借地料収入で確保すると説明している。
 
京都の歴史的景観がまた1つ壊れていく・・・・
今年は、梨木神社の萩を見に行こうかしら。
 

喫茶マドラグのタマゴサンド

 
弁護士も一定の経験を積むと、司法修習生の研修を担当することがある。
私も、過去、何人かの修習生の研修を担当したことがあった。
わずか3-4ヶ月事務所で行動を共にするだけなので、強く印象に残っている人とそうでない人がいる。
また、印象に残っていると言っても、その多くは、仕事上の知識や能力なんかではなく、それ以外の人柄や交わした雑談である。
 
前置きが長くなった。
現在は、東京で弁護士をしているAさん。
サッカー好きな、とてもキュートでチャーミングな女性だった。
今から10年余り前の話である。
彼女が修習中、しきりに「阪急百貨店(当時。今はない)の近くにあるコロナって店のタマゴサンドは絶品ですよ」と言っていたことが妙に記憶に残っていた。
京都に長年住んでいたが、その店のことは知らなかった。
彼女の話では、そのコロナという店は、老夫婦が営んでおり、夜しかやってない店だった。
1度行って食べてみたい!と思ったが、店が遠いことと「夕食にサンドイッチ?」という思いから、ずっと行きそびれていた。
 
数年前、そのコロナという店がなくなったが、コロナのタマゴサンドは「マドラグ」という喫茶店に受け継がれ、そこに行けば食べられることを知った。
しかも、「マドラグ」は事務所から自転車で行ける距離。
 
そして数年経った今日、やっと「マドラグ」へ行って来た。
「マドラグ」はレトロな雰囲気の喫茶店。
メニューには、コロナのタマゴサンドもあったが、同じタマゴサンドでもハムが入ったマドラグサンドを注文した(どちらも630円)。
運ばれてきたその量を見てビックリ。
一人では食べきれないほどの量だったが、柔らかな厚い卵焼きがパンからはみ出そうな勢いで、Aさんが「絶品」と言っていたことに得心した。
 
10年以上前のAさんとの会話を思い出しながら、少しゆっくりしたランチの時間を過ごした。
 

 
 
 
 
 
 

五輪招致に違和感

 
2020年開催の夏季オリンピックの開催地が、9月8日午前5時頃には決まるらしい。
マスコミは、秒読み段階に入ったとして盛り上がっているが、私自身としては、今、オリンピックを日本で開催することには大きな違和感を感じる。
 
政府には、オリンピック招致にあたり福島原発問題は障害となるというホンネがあり、これまであまり表に出して来なかったようだが、深刻な汚染水問題もあり、ここに来て、海外のメデイアからの鋭い追及を受け、「東京は福島から遠い」「影響はない」「安全だ」を声高に叫ばなければならない状況に追い込まれてきた。
 
原発問題の解決の見通しがつかない中で、本当に世界の人々を歓迎することができるのだろうか。
ハコモノを作るために莫大な金をかけるなら、もっと被災地の復興に力を注ぐべきではないだろうか。
 
日本のメディアももっとその辺を追及してほしい。
 
そんな思いで一杯である。
 

朝日岳・白馬岳へ

 
8月19日から21日まで、蓮華温泉から朝日岳(2417M)、白馬岳(2932M)を経て、再び蓮華温泉へ戻るというコースを歩いてきた。
 
天空の宿「蓮華温泉」は、1991年と昨年に続く3回目(2012年10月9日ブログ参照)。
今回も水着持参で、登山前日、野趣あふれる野天風呂につかった。
 
1991年の時は、白馬岳から朝日岳を経て蓮華温泉へ戻ったが、今回はその逆コースをたどる。
昨年のブログにも書いたが、1991年の時、朝日岳からの下山で、カモシカ坂という急坂を下り、沢からまた蓮華温泉まで登り返すという行程でヘトヘトとなった。
 
今回、沢まではマアマア順調。
でも、その後のカモシカ坂はやはり大変だった。
飯豊山から帰ってからの約2週間、休日も京都の猛暑に負け、ジムへも行かず、ダラダラと仕事の書面書きに追われ、体力が低下していた。
その上、快晴下の暑さも加わって、あえぎながらカモシカ坂を登った地点(この日の行程の半分程の地点)でヘトヘトとなり、草むらに倒れ込んだ。
近くに水場を見つけ、大量の冷たい沢水をガブ飲みし、やっと息を吹き返した。
その後の五輪高原や八兵衛平には、お盆も過ぎたというのに、まだ夏の花が咲乱れており、カモシカ坂の疲れも忘れ、登ることができた。
そして花の山とも呼ばれる朝日岳の山頂に近づくにつれ、ますます花は増えていった。
朝日岳は2000M級の山としては、北アルプスの最北に位置する。
白馬岳は、あまりにも有名で多くの人が登るが、その北方の朝日岳まで足をのばす登山者は少なく、その意味で、静かで自然が守られている山と言える。
残念ながら、山頂では、周囲の山々にガスがかかり、展望はなかった。
 
その日の小屋は、朝日小屋。
清水ゆかりさんという女性のオーナー。
小屋の至る所に気配りが感じられ、食事もおいしく、快適であった。
 
ずっと晴天続きのつもりでやって来たが、なんと、翌日からは雨。
前線が急に下りてきたとのこと。
翌日、風雨の中を白馬山荘まで行き、翌々日、小雨の中を蓮華温泉まで戻った。
 
今夏は、天候には恵まれないが、朝日岳の花を思う存分楽しめたことで「良し」としよう。

 
ヨーグルトが大好きで、毎日、食べている。
プレーンのものを買って来て、果物やジャムをトッピングして食べるのが好き。
 
最近の私のお気に入りのジャムは、京都紀翔(きしょう)の野菜ジャム。
京野菜を使ったジャムで、賀茂トマト、賀茂なす、金時人参、丹波栗などなど、種類も豊富で、買うときは迷ってしまう。
1瓶315円で少量のところもいい。
 
昨日(8月15日)付け京都新聞の朝刊に、京都紀翔の新しいジャム「青桃」のことが記事として掲載されていた。
「城陽市・青谷地域のモモ栽培では、1つの実を大きくするため周辺の実を間引く作業を夏の収穫までに3回行う。農家から間引きで廃棄するモモを譲り受け、5月に『青桃』と名付けたジャムを作った」
社長の小林さんは「野菜や果物の無駄をなく生かし、捨てる作物を買い取るなど農家の人にも利点がある仕組みを考えたい」と話している。
 
毎回3瓶ずつ購入するが、先日買った中に、この「青桃」も偶然入っていた。
まだ食べていないが、楽しみ!
 

 
タイ料理が好きだ。
自分でもココナッツミルクを入れたタイ風カレーを作るが、最近、こんな物を見つけた。
 
新聞の書籍の広告で「いなばのタイカレー缶レシピ」という本のタイトルが目に止まった。
「これ、何?」と思い、インターネットで検索してみると、タイカレーが缶詰となって販売されていることがわかった。それも、105円で!
 
ローソン100で販売されていることがわかり、早速、グリーンカレー缶を買ってみる。
 
量は、やや少な目だが、正にタイカレーの味!
具もそこそこ入っている。
お昼などの、あまり時間がない時などにはピッタリだ。
 
次は、レッドカレーとイエローカレーも食べてみよう。
 

 
 

あなたもブラック消費者になっていませんか?

 
8月8日、厚生労働省は、9月を「過重労働監督月間」に指定し、労働者を酷使して使い捨てにする、いわゆる「ブラック企業」と呼ばれる法令違反の疑いのある約4000社への立ち入り調査を予定しています(本日付け朝刊各紙)。
重大・悪質な違反が確認された企業は、送検し、会社名の公表も行うとのこと。
また、ブラック企業の実態を把握するため、9月1日には全国一斉の無料電話相談(午前9時~午後5時)も実施が予定されています(フリーダイヤル0120・794・713)。
 
折しも、7月31日、ブラック企業の被害者を支援しようと、全国各地の弁護士が参加する「ブラック企業被害対策弁護団」も結成されました。
 
そんな折り、こんなブログを見つけました。「あなたもブラック消費者になっていませんか?」
 
超安い衣類を売っている店で服を買ったり、超安い居酒屋で飲食したりしていませんか?(どこの会社かわかりますね)
 
私たちが、ブラック企業に対し、消費者としてできることは、ブラック企業の商品がたとえ安くても、買わないこと、利用しないこと。
 
次々と物が値上がりし、生活は楽ではありませんが、安い商品の裏側にある労働実態をよく見て、賢い消費者になりたいと思います。
 

ロバのパン

 
昨日の京都新聞夕刊1面は、「ロバのパン 愛され60年」という記事だった。
 
♪ロバのおじさんチンカラリン~♪というあの懐かしいメロディーの「ロバのパン」は、私にとっては昭和の風景の1つ。
子どもの頃、あのメロディーを鳴らしながら、ロバか馬かが馬車を引いてパンを売りに来ていた。
 
その発祥が、京都だったということは全く知らなかった。
創業者が馬車を使った移動販売を始めたのが1953年夏。
昭和30年代には一世を風靡したが、ピーク時には約160店あったチェーン店は、現在、岐阜市、三重県四日市市、高知市、徳島県阿波市の4店だけだとか。
 
京都に住み始めてからは、あまりお目にかかった記憶はないが、現在は、京都市の北白川や太秦あたりで車での移動販売が行われているらしい。
 
味も昔のままだろうか。
どこかで出会いたい。
 

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